Piece of Syriaは「シリアをまた行きたい国にする」ことを目標に、未来の平和と復興を担うシリアの子どもたちに、教育を届ける国際協力NGOです。
今年で設立9周年を迎え、今まで、5万人を超える子どもたちに教育を届けてきました。アサド政権が崩壊し、新しい局面にあるシリアで今、最も必要とされている支援の一つが「他国から帰ってきた子どもたちが、シリアの学校に戻るための母国語教育」です。
そこで、新学期が始まる9月から、避難先から帰ってきた子どもたち300名が、アラビア語を中心にした授業と心のケアを受け、学校に復帰するための補習校を開始します。
平和と復興の土台を築くため、継続的に教育を届けるための「パートナー会員(月1000円からの月額寄付会員)」様を19名、募集するキャンペーンにご協力をお願いします!
2025-08-10 08:12
シリア・アレッポに帰る子どもたちに、未来を作る母国語の教室を!

シリア・アレッポで、300人の小学生が新しい一歩を踏み出します。
それは、ただ教室に座ることではなく、「学びを取り戻す」ための一歩です。
戦争や避難で止まってしまった子どもたちの時間を、もう一度動かす。
その力になれるのは、支えてくださるみなさんです。
1日33円から、未来へとつながる学びを一緒に届けてください!
(身近な方にもぜひ、シェアしてお伝えいただけたら幸いです)
シリア・アレッポに、避難先から家に戻ってきた家族が、少しずつ街に増えてきました。
しかし、子どもたちにとって帰還は終わりではなく、新しい挑戦の始まりです。
何年も違う場所で暮らし、学校のカリキュラムも環境も変わった子どもたち。
文字の書き方や教科書の進め方が異なるため、すぐに同級生に追いつくのは簡単ではありません。
兄弟が多く、全員を学校に通わせる余裕がない家庭もあります。
私たちは、そんな家庭の子どもを優先して受け入れています。
宗教や民族に関係なく、6〜12歳の子どもたちに学びの場を開きます。
補習校では、年齢ではなくアラビア語の力でクラスを分けます。
同じ6年生でも、読み書きが得意な子もいれば、基礎から学ぶ必要がある子もいます。
それぞれに合ったスタートラインから授業を始め、
できるだけ早く公立学校のクラスメートと同じレベルになれるよう支えます。
授業は1日45分のアラビア語レッスンに加え、週2回の心のケア(PSS)の時間。
絵を描き、パペット劇をし、仲間とゲームをしながら、新しい環境に安心してなじめるようにしています。
私たちの目標は、
学年相応の読み書きができること
語彙や文法テストで8割以上の正答率を達成すること
文章を読み、意味を説明できること
そして、
友だちや先生と前向きに関われるようになることです。
お預かりしたご寄付は、教師の給与や教材、テスト、心のケアのアクティビティに活用されます。
「帰ってきてよかった」——そう思える未来のために。
この教室から、子どもたちの新しい学校生活が始まります。
単発のご支援も大歓迎です。
できることで、平和のための一歩にお力を貸してください!