ぴおねろの森って何?どんな活動をしているの?
■どうしてぴおねろを立ち上げたの?
今から数年前、我が子の突然の不登校に動揺し、孤立感と将来への不安でどうしたらいいのかわからなくなりました。「子どもは学校に行くのが当たり前」という社会の風潮が、さらに、子どもを追いつめ、自分を否定し、家に閉じこもる我が子と過ごす中で、この国には、同じように苦しむ子どもや親がたくさんいることを知りました。多様な命を尊重し、その権利を守り、自己を肯定できる居場所を創りたい、そして、いつか多様な学び方を子どもが自ら選択でき、認め合える社会にしていきたいという思いから、2020年に団体を設立。不登校の子どもは「日本の教育の開拓者である」という思いを込めて、スペイン語で「開拓者」を意味する「ぴおねろ」と名付けました。
■どんな活動をしているの?
上記の理念のもと、学校が苦しい子ども達が、まず休み、安心できる居場所と温かいごはんを提供することで、人との繋がりを実感し、孤立感の軽減を最優先に取り組んできました。さらに、遊びや生活、様々な体験活動を通して、心を満たし、生きる喜びや希望を見い出せるように、そして、地域のまちの先生による「好きの伴走支援」も行い、不登校の子ども達の教育の機会確保にも力を入れてきました。親に対しては、不安に寄り添い、親の会や勉強会を開催、電話相談の他、登録に至らない親に対しても伴走支援を行い、孤立を防ぐ取り組みも実施しています。現在、先駆的な取り組みとして、当団体が子どもと協働し、独自開発した、在籍児童生徒の安否をリアルタイムに確認できる「安否確認共有システム」の拡充を進めており、学校とフリースクールが連携し、チームで子どもの安全・回復・成長を見守る仕組みづくりを推進しています。
■ぴおねろのこと、もっとくわしく教えて!
・利用対象者:小学1年生~18歳
・登録者数:68名
・平均通所数:30~40名
・出席認定数:25名
・居住エリア:印西市、八千代市、佐倉市、白井市、我孫子市、船橋市、松戸市、取手市…
・活動日:月・火・金(10:30~15:00)
・活動場所:代表理事の個人宅
・利用料金:一人800円/日(*昼食代込み・別途基本料:月800円)
・運営スタッフ:5名(+ボランティア10名)
資格者:元教員(教員免許有)・看護師・食品衛生責任者・アドラー心理学講師・適応指導教室指導員
・まちの先生(自分の好きを教えて下さる地域のボランティア)
IT・アートクラフト・音楽・料理・自然体験・語学・環境問題・性教育・学習支援…等
・過ごし方
カリキュラムはなく、自由に過ごします。様々な企画もありますが、自分の興味があるものに参加!
どんな課題があるの?
移転先ってどんな場所?
- 近隣の騒音や安全面で課題を抱える住宅密集地から、広々とした空間へ!
- 近隣住民が応援できるちょうど良い距離感!
- 自然からの恩恵を全身で受け、好奇心を育める場!
- 今通所している子ども達も通える場所!
この条件を満たす、2800平米の広大で素敵な土地を見つけることができました!ここにトレーラーハウスを設置して、活動を継続していきたいと考えています。(*トレーラーハウス設置・フリースクール運営については、市から許可確認済み)
移転して何を実現したいの?
1 . 安心して過ごせる・学べる!
現在の拠点から、わずか2kmという安心感の中で、環境の変化を最小限に抑えつつ、かつ静かで広々とした場所に移転することで、まず、子どもの安全・安心の欲求を満たし、自己を肯定できることを目指します。
2 . 自然の中で学ぶ・自然を教材に!
目の前に広がる森の自然からの恩恵を全身で受け、好奇心を入口にした学びの実践をします。日本の四季、そこの宿る生き物、食べ物などに触れ、よりオーガニックな学びの機会を育みます。
3 . 地域に愛されて育つ・地域の教育力を!
より地域に開かれた場への移転は、より多くの地域の方々との交流を可能にします。人と繋がる喜びを実感し、地域に愛されて育つ環境の確保を目指すとともに、地域の社会資源を最大限生かした教育力を子ども達に生かせる循環を生み出します。
4 . 理念に共感した人材登用!
移転プロジェクトを通じて、理念に共感して下さる仲間を探します。専門性に特化した人材確保、企業コラボによる学びの拡大、多様な人材登用による活性化、ワクワクする学びの機会確保を目指します。
5 . 多様な居場所の拡充・質の担保向上!
私たち、ぴおねろの森だけでは、居場所(フリースクール)は足りません。設立希望者の立ち上げ支援を行うことで、多様な居場所の拡充を図り、どこにも支援に繋がっていない子や親がゼロになることを目指します。また併せて、私たちのDXインフラの運営ノウハウを共有することで、居場所の質の担保、向上に役立てます。
6 . 地域コミュニティの再生!
移転先の過疎、高齢化を踏まえ、多世代が集う場を創出し、地域コミュニティの再生を実現します。
ご寄付の使い道は?
今回移転をする場所はインフラ整備が必要な土地であることと、市街化調整区域のため建物が建てられません。そのため車両であるトレーラーハウスを購入・設置し、この事業の目的を達成したいと思います。
・インフラ整備:430万円
上下水道の整備、電気の引き込み工事を行うことができます。
・トレーラーハウスの購入・設置費用:1370万円
利用者、スタッフ全員が安心して過ごせる広さ、50平米分〜のトレーラーハウスを設置することができます。
・寄付サイト手数料他
移転のスケジュールは?
2024年10月~11月
・子ども移転プロジェクトチームを立ち上げ
・市の所有地の貸付契約
2024年12月
・トレーラーハウスの発注
・電気、井戸/浄化槽発注
・森の開拓スタート
・移転先と現在の拠点の地域住民向けご報告とご説明
2025年1月~2月
・移転説明会開催
2025年3月
・トレーラーハウスの設置作業、設備整備、荷物搬入
2025年4月
・移転式典開催
2025年5月~
・新しい居場所で手作りのごはんを安定的に提供
・会員以外の子どもや親も利用できるイベントを開催
2025年8月
・夏休み明けの自死防止に向けて「#学校ムリでもここあるよキャンペーン」の発信と相談体制の強化
経済的ビジョンは?
最後に…
当団体の目標は、「すべての子どもに居場所があるまちにすること」です。この大移転計画の実現は、より多くの子ども達が安心して通える居場所を可能にし、いまだ苦しむ子どもや親の希望となるでしょう。さらには、多様な学び場の誘致事業を行い、団体として経済的自立を目指すことで、会費を安く設定し、すべての子どもに質の高い教育の機会が確保されるよう尽力します。「生きているだけで祝福される居場所」から、「生きていることがワクワクする居場所」へ!子どもたちの未来のために温かなご支援を!
ところで…新しい法律、知っている?
注意・税制優遇のご希望の方は、個別にご案内させて頂きます。
(代表)大河原:090-4133-8002