特定非営利活動法人ぷらっとほーむ

生きづらさを抱える若者とその家族とともにあゆむ、NPOぷらっとほーむの活動を支えてください

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NPOぷらっとほーむは、愛知県刈谷市・安城市を拠点に、生きづらさを抱える若者とその家族とともにネットワークをつくっています。  不登校やひきこもりは、人との関わりを一時的、部分的にでも失ってしまうところに特徴があります。そこから変わろうとするとき、多くの場合、自分の思いを言葉にすることや、他人と関わりをもつことに対してのハードルが高くなっていて、なにをどうしたら解決に向かうのかを探すのに長い時間を要します。ですから、私たちの支援も、長い時間をかけて、何回も出会い直しをして、ゆっくり、じっくり、あきらめず、根気よく、その方のペースで進めていきます。この支援の場を継続するためには、私たちの活動の場を息長く支えてくださるサポーターのみなさんのお力が必要です。どうぞ、ぷらっとほーむの活動を支えることをとおして、若者たちが自分自身の未来を紡ぐとりくみを、支えてください。

ぷらっとほーむについて

 私たちぷらっとほーむは、生きにくさを抱えた方やそのご家族に向けて、一歩ずつ社会へとつながるネットワークを作っています。

 ぷらっとほーむの前身は、平成26年に誕生した「ぽかぽかかい」という親の会です。ある定時制高校に子どもが通っていた親たちが、子どもが中退したり卒業したりしても安心して話し合える場所がほしいと話し合い、月に1回集まることになりました。ここではどんな愚痴を言っても大丈夫、泣いても大丈夫、最後はなぜかみんなで笑って元気になって帰る、その日はなんだかわが子にも優しくできる。そんなふうにして、みんなで手を取り合って、トンネルの中を歩き続けてきました。
 同じように我が子も安心して行ける場所がほしい。そんな夢を語り合っていたら、いろいろな縁から、映画を観る会がはじまり、居場所になっていきました。名前はFilmStaytionみんなが安心してstayできるところ、という意味を込めました。

 そのころから、若者の居場所づくりというテーマで、刈谷市の生涯学習課と話し合う場をつくり、行政と共に歩み始めていました。市の動きはゆっくりではありましたが、時間をかけて問題を共有し、信頼関係を結んでいきました。

 ぽかぽかかいの仲間にはその当初から、教育相談を長年やっていた教員、障害福祉分野ではたらく親などがいました。そのメンバーを中心に、個別相談や居場所運営ができる団体の設立が話し合われ、活動に共感する新たな仲間も加え、2018年、NPOを立ち上げる決心をしました

NPOぷらっとほーむのとりくみ 

 〇 刈谷市子ども若者総合相談窓口での個別相談

 刈谷市から事業を受託し、週2回の個別相談窓口を運営しています。対話型の支援を特徴とし、複数名の多職種の相談員が対応しています。現在は、ひとつのケースについて月1回の相談しか行うことができませんが、できればもっと回数を増やしていきたいと考え、常設化を目指してはたらきかけを続けています。 

 〇 刈谷市子ども若者の居場所運営

刈谷市から受託し、月3回の居場所を運営しています。居場所では、スタッフと利用者がフラットな関係で語り合ったり遊んだりしていて、ぱっと見ても誰がスタッフかわかりません。同じように悩みを持つひとりの人間として、ともにあたたかい時間を過ごすことを心がけています。

 〇 ぷらもーる (ぷらっとほーむでの個別相談)

   安城市美園町のぷらっとほーむ事務所で、地域や年齢に関係なく、個別相談を行っています。人に家族や自分の「だめだと思っていること」を相談するというのはハードルが高いもので、ここに来られるまでには相当な勇気を振り絞って来てくださることが多いです。だからこそ、その出会いを大切に大切に、お話しを聞かせていただきます。口コミで来られることが多く、お住まいは広い範囲に渡っています。

 最近では、多くの市町で刈谷市と同様の「総合相談窓口」があります。けれども、その情報を探すことができなかったり、友人に相談したらぷらっとほーむを紹介されたりして、まずここに来られた、という方もおられます。活動をはじめたころは、公民館などを借りて行っていましたが、毎回部屋が変わってしまったり、相談に必要な物品の置き場が個人の自宅になってしまったりしていて、不便がありました。そのため、令和4年に思い切って事務所を借りることにしました。場所ができたので、助成金を活用して「箱庭」も設置しました。

 事務所の一室が相談室となったことで、最初につながった場所で、安定して専門職による相談が受けられるようになりました。これは、相談者の方の労力と時間を最小限に抑えて差し上げるためにも必要なことでした。

 〇 ぷらっとほーむの居場所

   水曜日と金曜日の週2回、事務所の一室で居場所を開いています。居場所では、ゆっくりとスタッフと話をしたり、漫画を読んだり、ときには一緒に料理をしたり、イベントを企画したりと、利用者とともにやりたいことを考えながら活動しています。居場所でのつぶやきから、別室での個別相談となることもあります。

 不定期に行っている「ぷらこもりカフェ」というイベント企画型の居場所では、令和5年11月に、「修学旅行」を企画しました。「青春をやり直したい」というつぶやきからはじまった企画、どうやったら実現するかをみんなで話し合って、しおりを作ったり買い物をしたり、楽しく活動することができました。夜のキャンプファイヤーを囲んでの語り合いは、一生の思い出です。詳しくはコングラントのクラウドファンディングのページを見てください。

 〇 学びあいの会

  月1回、家族、支援者が対等の立場で学びあう会を開いています。私たちぷらっとほーむは、”支援者”と”家族””当事者”は対等な関係だと考えています。支援者はその専門スキルを使って支援を行いますが、人生を生きていく主人公はそれぞれの人であり、人としてともに学び、助け合い、同じ社会を生きていく仲間と考えます。ですから、学びあうことを大切にしています。ひきこもりや不登校、発達障害など、「問題」と言われることについて家族や当事者が適切に学ぶことで、主体的に課題にとりくんでいけることも目指しています。

代表者メッセージ

 不登校、引きこもりが普通に聞かれる言葉となってずいぶん経つようになりました。現場に立ちながら、いつまで経ってもご家族や当事者の苦しみは変わることがないのか、と思うことがあります。それどころか、SNSの発展、コロナ禍、虐待、ヤングケアラー、薬物の多量摂取などなど、子ども、若者をめぐる困難な環境はますます複雑になっています。

 私たちぷらっとほーむは様々な困難を抱える子ども、若者と向きあいながら、ともに泣き、ともに悩みながら、いつか必ずともに笑いあえる日が来ることを信じて日々格闘しています。若者支援は未来を創ることです。どうか一人でも多くの方が若者たちの現状に興味を持っていただけるとともに、応援をしていただけるとありがたいです。

代表 木下規江

会費・ご寄付をお願いするわけ

 今、なぜ寄付をお願いするのか、正直にお話しします。私たちは立ち上げメンバー(現事務局メンバー)が全員正規の仕事を持っており、それぞれの仕事の中でこの活動が必要だと感じて、休みの日を利用してボランティアで居場所を運営する活動を行うところからスタートしました。その中で個別に相談が必要となれば、休みをやりくりして本職でのスキルを生かした面談を行い、必要とあらば相談者と一緒に他機関へ出向いたり、自宅まで訪問したりしていました。しかしながら、スタッフ一同、情熱を持って活動をする一方で、組織の経営については苦手とするところでした。どのように活動資金を捻出したら良いか、自転車操業の運営でした。

 しかし、自分たちの活動が必要とされていることに確信をもち、行政にはたらきかけを行い、制度からこぼれ落ちるところを団体でひろう、ということを続けるうち、お金がなくては活動を継続することができない、ということをひしひしと感じるようになりました。そして私たちの目の前に現れる方たちは、信頼関係を結ぶのに長い時間がかかり、そこから一歩を踏み出すまでにまた長い時間を要することが多いのです。年単位で、支え続けていく必要があります。やっとの思いで手を差し出した人たちに責任を持って応えていくためには、十分な活動資金が不可欠なのです。

 私たちが支援の対象とする若者はまだ働いていないことも多く、その方たちから活動に必要なお金をいただくことは困難です。どうしても、彼らを応援してくださるお気持ちのある、別の方たちにお願いする必要があります。

 それで、2024年は、マンスリーサポーターや正会員、賛助会員、維持会員の形で、継続してご寄付いただける方を増やす、という目標をもつことにしました。

 ここまで読んでくださってありがとうございます。どうか、もう少しお読みいただき、私たちの活動を支えてください。

会費・ご寄付について

  1. 正会員(年会費3000円 総会での議決権あり)
  2. 賛助会員(年会費 一口1000円から)
  3. 維持会員(年会費 10000円)
  4. マンスリーサポーターkizuna(月々500円寄付)
  5. マンスリーサポーターhome(月々1000円寄付)

 いただいた会費、ご寄付は、事務所の運営費・個別相談の相談員謝金・居場所運営費・来所者用駐車場代に使わせていただきます。

 30人の方が毎月500円のマンスリーサポーターkizunaになってくださると、居場所を月2回開くことができます。

 30人の方が毎月1000円のマンスリーサポーターhomeになってくださると、居場所を毎週1日開くことができます。

 48人の方が年3000円の正会員として支えてくださると、毎月1日、相談員を常駐させることができます。

 60人の方が年10000円の維持会員になってくださると、事務所を維持できます。

 正会員の方には、ぷらっとほーむの一員として総会での議論に参加していただき、活動の方向付けを一緒にしていただけます。 メールでの活動報告のほか、会報を定期的にお送りします。

 賛助会員、維持会員、マンスリーサポーターの方には、メールでの活動報告のほか、年1回の活動報告書をお送りします。

 私たちとともに、いま生きづらさを抱えながらもがいている若者たちを、支えてください。よろしくご支援をお願いいたします。

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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