NPO法人POSSE

過労死やハラスメント自死をなくすための取り組みに、ご支援をお願いします。

NPO法人POSSEは2006年の発足以降、年間数千件の労働相談に対応してきました。その中には、「ブラック企業で働いていた子どもを亡くした」、「ハラスメントを受けていた夫が自死した」といった、過労死・ハラスメント自死に関する相談も多く寄せられています。 国に過労死対策を義務付けた「過労死防止対策推進法」が制定されて10年が経過しましたが、過労死はなくならないどころか、長時間労働やハラスメントで病気になったり、命を落としている人はますます増えています。 毎年国が労災と認めるだけでも200人近い人が過労死していますが、実際には「会社が嘘の証言をして、証拠が集まらず労災申請できない」といったケースや、「会社がタイムカードなどを破棄して職場でも箝口令を敷いたため、長時間労働を証明できずに労災が不認定となった」と意図的に証拠隠滅を行って権利を行使できない状況に多くの過労死遺族が追いやられています。 企業や国によるうわべだけの「過労死対策」ではなく、長時間労働やハラスメントがなくなるような実効的な過労死対策を求めていくためにも、過労死遺族へのサポートが必要です。過労死をなくしていくための取り組みに、ご支援よろしくお願いします。
2025-02-24 19:00
3月22日イベント「過労死・過労自死に直面した際にできること」を開催します!
日本では国に認められているだけでも、長時間労働やハラスメントを理由に毎年150人から200人が過労死しています。しかしこの数字はあくまで氷山の一角で、その背後には「労災申請をしても認定されなかった」、「過労死だと思うが、どうすればいいかわからない」といった遺族が何万人もいます。 今回のイベントでは、数多くの困難な過労死事件に取り組んできた指宿昭一弁護士と、百件以上の過労死遺族へのヒアリングや相談対応から見えてきた過労死や企業の責任回避の実態について告発してきたPOSSEの今野晴貴から、労災請求や事業主への責任追及の方法、支援団体による支援とはどういうものかについて、お話をさせていただきます。 ご関心のある方は、ぜひお申し込みのうえ、ご参加ください。

日本では国に認められているだけでも、長時間労働やハラスメントを理由に毎年150人から200人が過労死しています。しかしこの数字はあくまで氷山の一角で、その背後には「労災申請をしても認定されなかった」、「過労死だと思うが、どうすればいいかわからない」といった遺族が何万人もいます。

POSSEには年間数十件の過労死相談が寄せられていますが、企業側が証拠隠滅を行ったことで証拠を集めに苦労したり、他の弁護士に断られたりして、過労死の可能性があると思っていても支援団体に繋がれていないケースが少なくありません。

そこで今回のイベントでは、数多くの困難な過労死事件に取り組んできた指宿昭一弁護士と、百件以上の過労死遺族へのヒアリングや相談対応から見えてきた過労死や企業の責任回避の実態について告発してきたPOSSEの今野晴貴から、労災請求や事業主への責任追及の方法、支援団体による支援とはどういうものかについて、お話をさせていただきます。

また実際に自身の父親を過労死でなくした後に、約10年間かけて会社に対して責任を追求した過労死ご遺族の方からも、自身の経験をお話いただきます。

ご関心のある方は、ぜひご参加ください。こちらの応募フォームからお申し込みください:https://forms.gle/3UazyVg1aoxQ...

またイベント終了後は、事前にご予約いただいた方向けに無料相談会を実施いたします。
こちらも合わせてお申し込みいただけると幸いです。

プログラム

13時30分 開場
14時00分 開演 講演1:指宿昭一弁護士(日本労働弁護団常任幹事)
14時45分 講演2:今野晴貴(NPO法人POSSE)
15時30分 事案の紹介 父を過労死で亡くしたご遺族Aさん
15時45分 質疑応答
16時00分 講演会終了。相談会(事前予約制)開始
16時45分 相談会終了
※イベント終了後、対面およびオンライン(zoom)で、16時45分まで個別相談を受け付けます。
ご希望の方は参加申し込みフォームにその旨をご記載ください。
※なお、時間の都合上、その日に対応することが困難な場合がございますが、その場合は後日改めて日程を調整のうえ、電話やメール、POSSE事務所での対面相談などで対応させていただきます。


場所:
対面/オンライン(ZOOM)併用
世田谷産業プラザ 3階 大会議室(東京都世田谷区太子堂2丁目16−7
田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」下車3分

参加費:
無料

応募フォーム:
https://forms.gle/3UazyVg1aoxQ...

講演者:

指宿昭一さん(日本労働弁護団常任幹事)

弁護士(暁法律事務所 所長)。日本労働弁護団常任幹事・東京支部事務局元事務局長。外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表、外国人労働者弁護団代表。過労死を含めた労働事件・外国人事件に専門化した弁護士業務を行う。長時間労働の結果、過労死した家事労働者の労災認定訴訟や、従業員が過労死した際の役員の個人責任を認めた裁判など、多数の過労死事件の代理人を務める。近年は外国人労働問題にとどまらず入管や難民の問題についても活動している。単著に『使い捨て外国人一人権なき移民国家、日本』(朝陽会、2020年)。

今野晴貴さん(NPO法人POSSE)

2006年にNPO法人POSSEを立ち上げ、年間5000件余りの労働・生活相談を実施し法的解決を支援。相談事例から日本の労働問題について調査・研究、政策提言を行っている。2013年に「ブラック企業」を社会問題化し、政府の法改正に寄与。流行語大賞トップ10、大佛次郎論壇賞などを受賞した。また、数十件の過労死遺族へのインタビュー取材を元に、ヤフーや文春オンラインなどで過労死対策に関する問題提起や情報発信を行い、昨年は厚生労働省主催「過労死等防止対策推進シンポジウム」の宮城、香川、佐賀会場などで講師を務めた。著書に『賃労働の系譜学 フォーディズムからデジタル封建制へ 』(青土社)、『ストライキ2.0』(集英社新書)、『ブラック企業』(文春新書)、『ブラックバイト』(岩波新書)など多数。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門社会調査士。

過労死ご遺族Aさん

1995年生まれ。15歳の時、父親の過労死を経験する。自分自身も職場でのパワハラや賃金不払いを経験し、悲惨な労働環境を変えたいと思い始める。22歳の時、原告として父が働いていた会社を提訴。父の過労死から10年経った2021年、高裁で会社と取締役1人の責任が認められた。現在は過労死遺族の支援に取り組んでいる。労働問題雑誌『POSSE』で「父の過労死 会社と闘ってきた10年間」(https://note.com/posse_mag/n/n...)を連載中。

主催:NPO法人POSSE(www.npoposse.jp)
共催:労災ユニオン(https://rousai-u.jp/)、過労死防止学会権利とエンパワーメント(法社会学)部会

お問い合わせ:NPO法人POSSE(events@npoposse.jp)

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