
活動紹介
つぼみプロジェクトは、東日本大震災で地震・津波・原発の被害が大きかった福島県南相馬市を対象に、「福島の未来を考える復興支援」というテーマでキャリア教育イベントや学習支援を行っています。
東日本大震災から14年が過ぎましたが、被災地では人口減少や高齢化により、「子どもたちが働く大人の姿をみる機会が減少し、自分の将来の選択肢や働くことへの意義が見出しにくい」という課題が残っています。そのため私たちは、「南相馬市の子どもたちが多様な人・職・学びと出会い、視野や将来の選択肢の広げ方を知ることができる環境をつくる」「交流の輪を広げ、寄り添い合い、子どもたちにとって学校とは違う安心できる居場所を作る」を理念に掲げ、子どもたちが自分の将来を考える企画や南相馬市の小中学校でのボランティア、学習支援などを行っています。
2025年度は『ふるさときずな維持再生支援事業』の一環で、毎月相双地域の子どもたちと交流するイベント『つぼみっこ』を実施します。様々な活動を通して、これまで以上に長期的な関係性を築き、子どもたちにとって身近な存在として交流を深めていきたいです。

最近の活動
8月に南相馬市の小学生を対象に「つぼみ夏祭り〜大学生と自由研究をしよう」を開催しました。ワークシートを用いて指紋検出の実験や空気に関する実験などを行い、低学年から高学年まで幅広い学年が楽しめるように工夫しました。実験に対する真剣な眼差しやキラキラした笑顔など、子どもたちの色々な表情をみることができて、楽しみながら学ぶ場を提供できたのではないかと思っています。

学生リーダーより
日本は災害大国で、地震をはじめとする多くの災害が私たちの身近にあります。災害を防ぐことはなによりも大事ですが、起きてしまってからの「復興」もその土地に生きる人々にとって非常に重要です。
私たちは被災地を訪れて、災害から長い年月がたっても、復興に終わりはないと身を持って感じました。だからこそ、これからも教育支援を通して被災地の復興に尽力していきたいと思います。
何卒、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
