
活動紹介
私たち関西中高まなびプロジェクトは、「開かれた教室で、拓かれた学びを」をコンセプトに、生徒同士が心を通わせ、共に学び合える場作りを目指しています。主な活動内容は、大学生が主体となった中高生向けの授業や自己分析などをテーマにしたワークショップの開催です。私たちは、五教科や受験のための学習だけでなく、一人ひとりの好奇心を大切に「自分だけの答え」を探究していく時間を重視しています。
出張授業では、多様な個性や背景を持つ一人ひとりに向き合うことを意識しています。対象となる生徒さんたちに合わせて、毎回どのようなテーマをどのように届けられるかを考え、授業を作っています。授業を行うのは、生徒と年齢の近い大学生です。先生や親とは異なる「ナナメの関係」であり、親近感のある大学生がファシリテーターとなることで、中高生が安心して発言し、深く考えることができる対話型の授業や、自己分析をテーマにしたワークショップを企画・開催しています。ただ「教える」のではなく、対話やグループワークを積極的に取り入れ、普段一人では深く考えないようなテーマについて「楽しく共に学ぶ」ということを大切にしています。

最近の活動
6月から7月にかけては、京都市内の通信制高校2校で出張授業を行いました。
「失敗は本当に失敗なのか?」という授業では、失敗を成長の糧と捉え直すワークを実施。「自己分析をしてみよう!」という授業では、人生曲線を用いて過去の経験を振り返り、自分の強みや価値観を探究しました。
アンケートでは「今まで知らなかった自分を知ることができた」「対話をするのが楽しかった」との声をいただき、多くの生徒が自分自身や他者と向き合うことの楽しさを実感できたのではないかと思います。

学生リーダーより
変化が激しく、将来の予測が困難な時代において、知識やスキルを身につけることと同じくらい「自分とは何か」「どう生きたいか」を問い続けることは重要です。そのために、普段の学校の授業とは少し違う角度から、仲間との対話を通して自らと向き合う機会は非常に意義があると考えております。
今後も、生徒たちの声に真摯に耳を傾けながら、一人でも多くの中高生が自らの可能性に気づき、未来へ一歩踏み出すきっかけを届けてまいりたいと思っております。しかし、この活動を継続し、さらに必要としている生徒たちへ届けるためには、安定した財源の確保が不可欠です。特に、遠方の学校で授業を行うためには高額な交通費がかかり、大きな負担となっております。
どうか、未来を担う生徒たちの学びの機会を支えるため、皆様の温かいご寄付を賜りますようお願い申し上げます。
