一般社団法人ろんくま
一般社団法人

ろんくま宿泊体験・交流施設クラウドファンディング ~人と人、人と自然とのほどよい距離感を模索し、みんなが帰りたくなる居場所をつくる~

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支援総額
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目標金額 3,000,000
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残り
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2025年12月31日 00時00分 まで
わたしたちには、問いがあります。 大学進学や就職を機に若い人達は地元を離れ、人口減少に苦しむ地方。一方で、人口が集中し、ひとたび災害に見舞われれば一斉にスーパーやコンビニの棚から商品がたちまち消えてしまう都会。 今の社会は、みんなにとって本当に幸せな未来につながるのでしょうか。 日本全体に目を向ければ、人の数が減り、耕作放棄地は増え、食料自給率が低下。化石燃料を使って遠くのどこかから食べ物を輸入して、また地球は暑くなる。この土地には、こんなに豊かな自然があふれているのに。 わたしたちは伝えたい。 都会の電車の中でスマホばかり見てうつむいている都会の大人たちに伝えたい。 満員電車の中で押しつぶされそうになっているランドセルを背負った小学生に伝えたい。 日本には、こんなに美しい場所があるんだよ、ということを。 人口が減っていく中で、ここにある大切なものを、どうしたらつないでいけるのか。それは決して簡単なことではありません。でも、あきらめずに、一緒に考えていきたい。地域に住んでいる人達と、ここが好きだけれど離れざるを得なかった人達と、この地域を応援してくれる人達と、一緒に。 皆さまから応援頂いたお志は、宿泊体験・交流施設の整備費や運営資金に充てさせて頂き、この地域の未来のために、大切に使わせて頂きます。ご賛同頂ける皆さまにおかれましては、ぜひご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

活動・団体の紹介

はじめまして。一般社団法人ろんくまと申します。富山県氷見市の中山間地にある論田(ろんでん)と熊無(くまなし)という100世帯ほどの2つの地区をあわせて「ろんくま」と呼んで、移住促進など地域の活性化に取り組んでいます。

ろんくまはどんな場所かというと、のどかな山間部に点在する森と棚田と集落の織りなす景観を見て、外から訪れる人が「日本の原風景のようだ」「深呼吸したくなる景色ですね」とつぶやいていたのが、この地域の印象を言い現わすのにとても腑に落ちる表現だと思いました。

そんなろんくまに昔から地域に住んでいる人達と、外から移り住んできた人達、この地域に住んではいないけれどここが大好きで応援してくれる人達と一緒に、一人ひとりがやれることを楽しみながら。中山間地域の資源を活かした都市農山村交流等を通じて、人と人、人と自然との「ほどよい距離感」を模索し、誰もが幸せを実感できる社会を目指して活動しています。

事業内容

(1)自然体験等地域資源を活用した都市農山村交流の促進に関する事業
(2)地域活性化に関する人材の育成及び学びの場作りに関する事業
(3)宿泊体験事業
(4)交流施設の運営及び施設の貸付に関する事業
(5)その他当法人の目的を達成するために必要な一切の事業

活動の背景、社会課題について

移住促進に向けた宿泊体験・交流施設の整備に向け、立ち上げに向けた準備を進めようとしていたところで、令和6年能登半島地震が起こりました。氷見市では震度5強を観測し、自宅の壁や屋根が壊れたり、獅子舞の練習場所だった昔の公民館が使用できない状態になってしまうなど、この地域も大きな被害を受けました。ようやく形が見え始めていた宿泊体験・交流施設の準備はいったん休止し、1年間先送りすることとなります。

そして地震発生から半年が経ち、夏には昨年に引き続き農業インターンシップが開催されるなど、休止していた地域活動が少しずつ動き始めました。秋祭りの観客の中には、以前ろんくまのインターンシップに参加された方の姿もあって。獅子舞の太鼓や笛の音とともに「おかえり」「ただいま」が村のあちこちで聞こえてくるような気がして、なんだか嬉しくなりました。

また、震災後に新たにろんくまに移住された方がいれば、移住を検討されている方々もいて。これまでにろんくまの皆さんが蒔いてきた種が少しずつ芽を出し、この地域に多様な森が育ち始めているのではないかと思います。

活動内容の詳細、実績について

昔から地域に住んでいる住民と移住者が行政や大学等と連携し、令和3年に「ろんくま移住促進委員会」を立ち上げました。人口減少に対し、地域資源を活かしながら①住んでいる住民にとってさらに住み良い地域、②移住者など地域外から人が訪れる地域を目指し、様々な取組を展開しています。

実行委員会では全国の先進的な取組みを学び、地域外から訪れる学生等の視点から、地元特産の「草もち」や、国の重要無形文化財に指定された「藤箕」といった、人と自然が紡いできたこの地域の資源を見つめなおし、将来に向けて何を大切に、何をつないでいきたいかについて話し合いを重ね、ビジョンをつくりました。

ビジョンに基づきHPを立ち上げ、SNSも活用しながら地域の魅力を発信しています。また「集落の教科書」づくりに取り組むことを通して、地域外に向けた地域情報を整理しながら、今まで当たり前だったことの見直しを検討するといった取組みを行いました。そして今般、地震の影響で1年遅れとなりましたが、ろんくまへの玄関口となる宿泊体験・交流施設を整備するため、この春、実行委員会を母体に一般社団法人を立ち上げました。

※令和5年度全国過疎地域連盟会長賞受賞 https://www.soumu.go.jp/menu_n...

代表者メッセージ

この地域の魅力は?と聞かれると、地元の人達は「やっぱり人やね。」と答えます。

地域の外から来た人達は、ろんくまの人達と一緒に景色を眺めたり、汗を流したり、ごはんを食べたり、同じ時間を共有すればするほど、ろんくまの人達の優しさや、懐の深さを知っていくのだと思います。

今ここに住んでいる人達も、様々な事情があってここを離れた人達も、それでもこの地域が好きで、大切なものを守り、つないでいこうと、それぞれができることを一生懸命やって、生きています。

これまでと同じことを、同じように続けていくのは難しい。それはきっと、みんな分かっていて、でも、それでも、少しでも楽しく、お互い笑顔で生きていきたい。

人口減少であったり、災害であったり、先の見えない未来への不安は、きっと誰もが抱えながら生きていて、それでも、人にやさしく、前を向いて生きている。

ここには、そんな人達がたくさんいるのだと思います。

ここに暮らす人が、これからも笑顔で、幸せに生きていけますように。
ここではないどこかに暮らす人がろんくまと出会い、それがその人の人生にとっても、ろんくまの人達にとっても、よい出会いとなりますように。

寄付金の使い道について

令和8年春に開設予定の「ろんくま宿泊体験・交流施設」の整備、運営のために、大切に使わせていただきます。

自然の中を駆けまわった子どもの頃の記憶。みんなが集まって、収穫を喜び合った祭りの日。この地とともに、積み重ねた日々。大切なものを、これからの時代を生きる子ども達に、つないでいきたい。

わたしたちが目指す、ろんくまの未来。それは、人と自然の余白が残る、みんなが帰りたくなる「居場所」であることです。

わたしたちは、宿泊施設の整備や、ワークショップの開催を通して、心ある人とひとの関係構築と、安心安全な居場所づくりを目指していきます。活動へのご理解と、ご協力が支えになります。プロジェクトの想いに共感していただけましたら、是非とも、ご寄付いただけますと幸いです。

団体情報
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