松山さかのうえ日本語学校は、毎週水曜日の夕方に松山市で国際子ども食堂を開催しております。
昨年末に開催して以来、国籍問わず近所の小学生が子どもたちだけで「温かいごはんをおなかいっぱい食べられる場所」として、留学生や高校生・大学生スタッフが中心となり運営しております。
国際子ども食堂運営の継続のために、ご支援をお願いいたします。
松山さかのうえ日本語学校は、松山市で外国人支援や日本語教育、そして国際子ども食堂を運営する任意団体です。来てくれる子どもたちは国籍問わず、スタッフは留学生や市内の高校生や大学生が主体となって運営しています。コロナ禍で苦労したのは日本人だけでなく、留学生も同じです。
「国へ帰れず家族と会えず、大学はオンライン授業。でも、ここに来れば新しい家族がいる。」
そう話してくれたのは、毎週来てくれるインドからの留学生です。子ども食堂は確かに子どものための食堂ですが、それ以上に留学生にとっての居場所、高校生・大学生スタッフにとっての成長ステージとして私達は捉えています。
対外的には「国際子ども食堂」と説明をしていますが、内部では「子どもパーティー」といつのまにかみんなが呼んでくれるようになりました。
子どもたちが大きくなったときにやっと「そうかあれは、子どもパーティーではなくて、子ども食堂だったのか」と、今ではなくいつか気づいてくれるような環境づくりに励んでいます。
留学生が母国に帰り、思い出す日本は毎週の子どもパーティーのように、楽しく笑顔であふれる記憶となるように、この活動を続けていきたいと思います。
コロナ禍なのに…と言われることもありますが、私達はコロナ禍だからこそ、この活動が必要だと思い続けています。コロナ禍で仕事を失った親御さんを持つ児童、1人で夕食を食べる児童が増えたという話も聞いています。だからこそ、子ども食堂がこれからも尚より一層必要とされている事業だと考えています。
松山市の中でも、給食費の回収率が低く、給食の残飯料が少ないエリアとして知られているこの地区で、私達ができることをこれからも全力で取り組んでまいります。
入管法が改正され、コロナが落ち着けば愛媛県内にもどっと外国人労働者の方々増えることが予想されます。ただ、松山市に住んでいるみなさんのお声を聞くと、「外国の人と話したことが無い」「お友達になりたいけど、機会がない」「ちょっと怖いイメージ」という回答が多いです。
近い未来、この状況で外国人が増えるとどうなるでしょうか。何かを考える前に、何かを始めたくてオープンしたのがこの国際子ども食堂です。
コロナ禍だからこそ、必要なこと、絶対に譲れないもの、大切にしていかないといけないことがたくさんあります。子どもにとってももちろんですが、留学生・松山にお住まいの外国人のみなさんにとっても安心できる場所は必要です。
貧困だけではなく、孤食の児童も来てくれています。みんなで温かいごはんをおなかいっぱい食べ、宿題を教えてもらい、帰り道は留学生や大学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちと手をつないで帰宅。
そんな環境をこれからも継続して作り続けたいと思います。どうかみなさん、この活動に力を貸してください。
松山さかのうえ日本語学校
代表 山瀬麻里絵
国際子ども食堂は、皆さまからのご支援で成り立っています。これまで食材や備品はすべて地域の方々からの持ち寄りで賄っていましたが、子どもたちの人数も増え、すべてを賄うことが難しくなってきました。また、継続的に活動を続けていくためにも、ボランティアとして来てくれている留学生や学生さんに交通費だけでも支払いたいと思っています。
皆さまからのご寄付は、主に食材の購入費とボランティアの交通費として使用させて頂きます。
3,000円のご寄付を10名の方からいただければ、1回の子ども食堂を運営でき、30人の子どもたちが夜までの時間を楽しく過ごすことができます。
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。