再び津波が押し寄せたとき、自分と、大切な人の命を守れるように――。
桜ライン311は、東日本大震災の津波の最大到達地点に桜を植えることで、その教訓を未来へ伝える活動を行っているNPO法人です。
私たちが活動する岩手県陸前高田市の津波の最大到達地点を線でつなぐとおよそ170km。そこに10m間隔で桜を植樹すると17,000本の桜並木をつくることができます。
この植樹活動を通し、東日本大震災の教訓を後世に伝え残していきます。
津波は目に見えず、時間が経つとその痕跡も消えていきます。けれども、桜の並木があれば、その場所に津波が到着したことを“形”として伝え続けることができます。震災を知らない世代にも、震災の記憶を手渡していくために、植樹会や防災学習、講演活動などにも力を入れています。
私たちは、自然災害によって人命が失われる悲しみを、二度と繰り返さない未来を目指して、一本一本の桜に願いを込めて、皆さまとともに、命を守るラインを描き続けます。