NPO法人Social Change Agencyでは、400以上の社会保障制度があるにも関わらず、困難の早期に制度にアクセスできないことで、生活や生命が脅かされてしまうという社会課題に対して、福祉・教育・テクノロジーによるアプローチで取り組んでいます。
現在、主に以下の2つの事業を行っています。
①制度へのアクセス改善事業:
制度を自動案内するAIチャットボットの開発運営(現在は60制度)と共に、オンライン相談や自治体への知見提供も行っています
②社会保障教育事業:
2024年10月より架空のキャラクターに起きるピンチを通して社会保障制度について学ぶ「社会保障ゲーム」の試作版を開発し、33箇所560名の方に体験いただきました。その後、クラウドファンディングで支援いただいた資金をもとに正式版を開発。2025年6月から各地で出前授業を実施しています
2025-12-10 12:43
”編み手”として制作したSCA10周年記念品
SCA10周年記念イベントでは、「社会保障を名実ともにセーフティネットにする」というビジョンのもと、多くの方々と歩んできた軌跡をストリングアートで表現しました。参加者が糸を掛け合わせて完成した作品は、多様な関わりによってSCAの活動が紡がれてきたことの象徴です。完成品は現在オフィスに展示し、これからの歩みに向けた原点として大切にしています。
私たちは、「社会保障を名実ともにセーフティネットにする」というビジョンのもと、セーフティネットの”編み手”として活動をしてきました。
そして、その歩みの中で、多くの方々がさまざまな形でSCAの活動に携わり、ともに網を紡いでくださいました。
“共にセーフティネットを編んでいく”このプロセスを、10周年という節目のイベントにお越しいただいた皆様と一緒に、記念品として表現したものがストリングアートです。
糸が交差し、やがて細やかな網目がつくり上げられるその過程は、まさにSCAの活動そのもの。

当日は、糸を自由に掛けていただく形式とし、これまでSCAに関わってくださったすべての方々の「多様な関わり」が一つの作品になる様子を、参加者の皆様とともに体験しました。

完成した記念品は、現在オフィスに飾っています。目にするたび、決してSCAメンバーだけでは編むことのできないものであり、関わってくださったすべての方々の想いやお力添えによって形づくられたものだと、あらためて感じます。
「社会保障を名実ともにセーフティネットにする」
このビジョンを、いつか懐かしく語ることのできる日が来ることを願いながら、SCAはこれからも歩みを進めてまいります。


