一般社団法人痴漢抑止活動センター

月1000円の支援で、子ども達を痴漢から守る

女性専用車両が100年前からあったというのをご存じですか? 電車内痴漢は、100年以上も解決されない社会課題なんです。 そんな中、一般社団法人 痴漢抑止活動センターは、2015年から「痴漢抑止バッジプロジェクト」を推進しています。この活動の目的は、「現在、電車内で痴漢被害にあっている子どもたちを守るとともに、社会全体の性暴力を根絶すること」です。 痴漢抑止バッジの無料配布は、マンスリーサポーター(月額継続寄付)の皆さんの温かいご支援によって実現しています。私たちの活動には、あなたのご支援が必要不可欠です。共に力を合わせ、安全で平等な社会の実現に向けて一歩踏み出しましょう。
2018-01-01 11:08
【創刊号】メビウスのリボン通信 2018年1月
・2018年新春のご挨拶と会報創刊のご案内 ・「メビウスのリボン 」に託す思い ・痴漢抑止バッジ販売店募集中!

2018年新春のご挨拶と会報創刊のご案内

新春のお慶びを申し上げます。一般社団法人痴漢抑止活動センターの松永弥生です。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

私たちは、2015年夏に「痴漢抑止バッジプロジェクト」を立ち上げました。クラウドファンディングで多くのご支援をいただいたのをきっかけに、2016年1月15日に法人化いたしました。こうして2年目を迎えることができたのも、これまで共感とご支援を下さった皆様のおかげです。

1人の女子高校生が考案した「痴漢抑止バッジ」は、コンテストでメッセージ性が高く、かつ女子が抵抗なく身につけられるデザインに生まれ変わり、2016年3月に商品化されました。

2017年春には南海電鉄系列のコンビニ「アンスリー」20店舗で、そして夏からは小田急電鉄や相模鉄道の駅売店で販売していただいています。クリスマス前には女子カルチャーの発信地である原宿・竹下通りの雑貨屋さんでもお取扱いが始まりました。

痴漢抑止バッジは、企業や流通業界の共感も得て社会に広がりつつあります。

とはいうものの、まだ活動がスタートしたばかり。痴漢被害に遭って苦しんでいても痴漢抑止バッジをご存じない方が圧倒的に多いのが現状です。

痴漢被害から身を守りたいと望む方が、いつでも必要な時にバッジを入手できるように、今後もより一層、企業や各団体との連携を強化していかなければなりません。そのために私達の理念と活動報告を定期的に皆様へお届けしようと考え、会報を発行することにいたしました。

私達の活動の主軸である「痴漢抑止バッチデザインコンテスト」は、2016年から学生を対象に開催しています。

2017年度は、コンテスト情報サイト「登竜門」を運営する株式会社JDN様の全面サポートを受け規模が拡大、257校(42都道府県、ニューヨーク、ソウル)から1338作品の応募がありました。12月に東京ミッドタウン・デザインハブで授賞式を行い、入賞した新デザイン5作品を発表いたしました。

私達は、これからも多くの方と一緒に、「性暴力のない社会」を目指していきます。今後もご支援ご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

「メビウスのリボン 」に託す思い

性暴力について語るとき、なぜか女性と男性が対立してしまう場面が見受けられます。匿名で発言されるネット上で、特に顕著な事象です。これはとてもおかしな話で、性暴力から被害者(その多くが子どもです)を守るためには、女性と男性がきちんと手を結び、一緒に活動していくのが本来の姿です。

痴漢抑止活動センターのロゴに使用している「メビウスのリボン」は、裏表でピンクと青の二色になっています。リボンを半回転させてピンクと青を繋いで輪にしたのが「メビウスのリボン」です。

メビウスのリボンは、広げると子どもたちを守る輪になり、伸ばせば数字の0になります。男女が手を取り合って子ども達を守り、痴漢犯罪がゼロになるように、そしてメビウスの輪のように無限に活動を継続していく願いと決意を表しています。

数ある犯罪の中でも、電車内痴漢は周囲に大勢の人がいるにも関わらず発生する異常な犯罪です。しかも、大人が子どもをターゲットとするケースが非常に多い。私は、自分自身が痴漢被害者にあった経験があるにも関わらず、そのことの意味を考えたことがありませんでした。

電車内痴漢犯罪は、大人が子どもに対して行う性的虐待です。「痴漢を許さない」という意志を社会全体が共有すれば、解決する日がくると私達は信じています。

電車内痴漢犯罪に対する社会の意識が変われば、性暴力全般に対する社会の意識も変わる。

そんな思いから、2016年1月15日に性犯罪防止や抑止活動を継続するために、一般社団法人 痴漢抑止活動センターを立ち上げました。自治体や警察、鉄道会社と協力して活動を社会へ広げていくためには、個人や任意団体ではなく法人格にしたほうがよいと考えたからです。

もちろん、私たちだけの力で実現するとは考えていません。これまで2年間活動できたのも、共感とご支援をくださった方々のおかげです。今後とも、皆様方のアドバイスとご支援をいただきたくお願いいたします。

一般社団法人 痴漢抑止活動センター 代表理事 松永弥生

団体情報
一般社団法人痴漢抑止活動センター
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