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痴漢を電車・バスに乗車させないでください!
2024年7月、JR西日本が行き過ぎたクレームや不当な言いがかりに対する対応方針を公表し、必要に応じて乗車拒否を含めたサービス提供の中止を検討するとの発表がありました(毎日新聞 2024/7/15 大阪朝刊)。これは、カスタマーハラスメント(カスハラ)に対する毅然とした態度を示したもので、社会全体からの評価も高いものとなっています。
しかし、ここで考えたいのは、この乗車拒否という対応を、電車内で繰り返される痴漢行為にも適用できないかということです。痴漢は明らかに犯罪であり、社会から断固として排除すべき行為です。しかし、現実には多くの加害者が何度も同じ行為を繰り返し、被害者の数は減ることがありません。特に、10代から20代の若い女性たち、なかでも中高校生が多くの犠牲を強いられています。制服を着ているために狙われやすい彼女たちは、日々の通学さえも不安を感じながら過ごさざるを得ないのです。
女性たちは、痴漢行為に対して長い間声を上げ続けてきました。1995年に初めて「痴漢は犯罪です」というポスターが制作されましたが、それ以降も電車内での痴漢被害は根絶されていません。この問題に対する鉄道会社や社会全体の取り組みは進んでいるものの、加害者を電車に乗せ続ける限り、根本的な解決には至りません。
加害者に対して、電車内という「犯罪の場」を提供しないという選択肢を検討すべきです。これは、被害者の保護だけでなく、加害者の更生にもつながる可能性があります。犯罪行為を繰り返す場がなくなれば、加害者は自らの行為を見つめ直す機会を得るかもしれません。また、電車内での痴漢行為がどれほど許されないものであるかという社会的メッセージを、より強く発信することができるでしょう。
私たちが求めるのは、警察庁、国土交通省、そして全鉄道会社による前向きな対応です。カスハラに対する乗車拒否が可能であるならば、痴漢加害者に対しても同様の対応を検討してもらいたいと考えています。電車は、すべての乗客が安心して利用できる場所でなければなりません。そのためには、痴漢加害者をその場から排除するという強い意志が必要です。
「痴漢を電車に乗車させないでください!」このメッセージが実現する日が来ることを、心から願っています。社会全体でこの問題に立ち向かい、電車内での痴漢行為を根絶するための新たな一歩を踏み出す時だと私たちは考えています。
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ユーザーの声
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デザイナーの思い
【デザイナー:おもち/HAL大阪 CG・デザイン・アニメ4年制学科】
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猫の視線って怖いですよね。何かを捉えようとしている視線が。「僕はみているぞ」と言わんばかりの視線によって、痴漢する人も怯えてできなくなるのではないかと思い、目を光らせた鋭い眼光の威嚇した猫をモチーフにしました。また、「触るな、引っ掻くぞ」と思わせるように爪をたたせて、絶対近づきたくないと思わせるデザインにしました。
された側は一生において傷がつくものです。そして、そんな犯罪がある今、震えながら電車に乗っている方も少なくありません。ほんのちょっとの欲のために傷つく人が減るようになって欲しいです。今後の痴漢による被害や事件がなくなり、「痴漢」という言葉がニュースや街の中から消えることを祈っています。
【デザイナー:nanta/つくばみらい市立谷和原中学校】
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RPGをイメージし、RPGのモンスターを加害者に例え、電車内の女の子を、モンスターと戦う勇者にしました。勇者である女の子は、王冠と剣と盾を持ち、戦う強い意志を持っているところを、加害者に見せています。
痴漢は、誰であろうともしてはいけない犯罪です。そして誰でも痴漢をされる可能性があります。このバッジをつけて、被害者も目撃者も勇気を出せるようになって欲しいです。
【発行者コラム】
■3月半ばから体調を崩しており、友人の勧めで甲状腺クリニックに行きました。■バセドウ病の診断がおり、運動禁止・安静第一の日々を送っていました。■そのため、6月の会報が発行できました。申し訳ありません。■投薬治療を続け、少しずつ回復に向かっています。主治医から、軽い運動許可が出たのでワイドスクワットをしたら、3回目で尻餅をつきました💦 ■リハビリ頑張ります 松永弥生
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