女性専用車両が100年前からあったというのをご存じですか?
電車内痴漢は、100年以上も解決されない社会課題なんです。
そんな中、一般社団法人 痴漢抑止活動センターは、2015年から「痴漢抑止バッジプロジェクト」を推進しています。この活動の目的は、「現在、電車内で痴漢被害にあっている子どもたちを守るとともに、社会全体の性暴力を根絶すること」です。
痴漢抑止バッジの無料配布は、マンスリーサポーター(月額継続寄付)の皆さんの温かいご支援によって実現しています。私たちの活動には、あなたのご支援が必要不可欠です。共に力を合わせ、安全で平等な社会の実現に向けて一歩踏み出しましょう。
2025-02-13 16:29
#私が退職した本当の理由 ー 職場のセクハラと痴漢の共通点について考える
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最近、X(旧Twitter)で #私が退職した本当の理由 というハッシュタグが広がっています。職場でセクハラや性被害を受けた方々が、自分の経験を発信して、大きな話題になっています。
こうした投稿を見ていると、やっぱり職場のセクハラも痴漢も、根本的には同じ問題だと感じます。どちらも女性の人権が軽んじられているという点で共通しています。今日はこの問題について、一緒に考えていきたいと思います。
最近、X(旧Twitter)で #私が退職した本当の理由 というハッシュタグが広がっています。職場でセクハラや性被害を受けた方々が、自分の経験を発信して、大きな話題になっています。
こうした投稿を見ていると、やっぱり職場のセクハラも痴漢も、根本的には同じ問題だと感じます。どちらも女性の人権が軽んじられているという点で共通しています。今日はこの問題について、一緒に考えていきたいと思います。
1. 職場のセクハラと痴漢の共通点
職場のセクハラも痴漢も、加害者が優位な立場を利用して行うという点が共通しています。
① 加害者の支配構造
- 職場のセクハラ では、上司や先輩など立場の強い人が、権力を使って被害者を支配しようとします。
- 痴漢 も、電車やバスなどで、女性が抵抗しづらい状況を狙って行われることが多いです。
② 女性の意志を無視する
- 「嫌だ」と言っても無視される。
- 「本気で嫌がってない」と勝手に解釈される。
- 加害者の欲望が被害者の意志よりも優先されてしまう。
③ 被害者の心理的負担
- 恐怖、無力感、自己否定、フラッシュバック など、長期間にわたる精神的な影響。
- 「自分が悪かったのでは?」と責任を感じてしまう。
④ 周囲の対応の問題
- 職場のセクハラ では「見て見ぬふり」されたり、「被害者が辞めるべき」という考え方がある。
- 痴漢 でも「女性が気をつけるべき」といった声が多い。
- 結果として、被害者が泣き寝入りしやすい環境になってしまう。
2. 職場の飲み会や会食でのセクハラ問題
最近の投稿では、会社の飲み会や会食でのセクハラ被害も多く報告されています。
- 強制的に飲み会に参加させられるケース。
- 「華がほしい」という理由で、全く関係のない部署の飲み会に女性が呼ばれる。
- 上司からの飲酒の強要や、女性を泥酔させようとする行為。
- 酔った勢いでの身体接触や、個人的な関係を強要されるケース。
取引先との会食でも、女性が「営業ツール」のように扱われることがあり、性被害のリスクが高まる状況があります。これは、単なる職場の問題ではなく、企業のコンプライアンス全体に関わる重大な問題です。
3. 企業の対応の甘さと被害者の負担
- 取引先のセクハラを上司に報告しても、「大変だったね」と流されるだけ。
- セクハラ加害者よりも、被害者の方が職場にいづらくなる。
- 「上司に気に入られないと出世できない」という企業文化。
- セクハラを拒むことで、仕事を教えてもらえなくなったり、無視されるケース。
被害を受けた女性が退職に追い込まれる一方で、加害者が何の処分も受けないケースが多く、問題の根本的な解決には至っていません。
4. どうすればこの問題を変えられるのか?
まず、職場のセクハラや痴漢は「個人の問題」ではなく、社会全体の問題だと認識することが大事です。
① 企業の対策強化
- 相談窓口の整備と適切な対応を義務化
- 加害者を厳正に処分(異動で済ませない)
② 被害者の声を可視化
- SNSやメディアを活用し、問題を社会全体で共有。
- #私が退職した本当の理由 のようなハッシュタグ運動を広め、被害者の声を届ける。
③ 教育による意識改革
- 学校や職場での研修 を通じて、性犯罪やセクハラの重大性を学ぶ。
- 加害者が言い訳できない環境を作る。
④ 法制度の見直し
- 性犯罪やセクハラの厳罰化
- 企業がセクハラを放置した場合の責任強化
5. まとめ
Xで広がる #私が退職した本当の理由 というハッシュタグを通じて、多くの人が職場の性被害について声を上げています。
職場のセクハラも痴漢も、女性の人権が軽視されているという根本的な問題があります。加害者の支配構造や社会の意識が変わらない限り、この問題はなくなりません。
私たちは、被害者の声を社会に広め、加害者が言い逃れできない環境を作るために活動を続けていきます。この問題を「個人の問題」ではなく、社会全体の課題として捉え、一緒に解決への道を探していきましょう。