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エスカレーターの盗撮対策と広角鏡の設置について
こんにちは。今日は、京都府警が進めている盗撮防止のための「特殊鏡」の設置についてお話ししたいと思います。
京都府内では、駅構内での盗撮被害が特に多く、昨年検挙された盗撮事件の約3割が駅で発生しています。その多くはエスカレーターや階段の段差を悪用したものでした。
1. 京都府警他、各鉄道会社の新しい取り組み(ナッジ理論の活用)
そんな中、京都府警は駅のエスカレーター横に広角鏡を設置することで、盗撮の抑止を図っています。
🚨 取り組みのポイント
- 盗撮犯の供述から「後ろを向かれると盗撮しにくい」ことが判明。
- 京阪七条駅に試験的に鏡を設置したところ、その場所での被害申告がゼロに!
- その成功を受け、府内の10駅に広角鏡を追加設置。
- 鏡はカーブミラーのように広範囲を映し、背後の不審な動きを確認しやすい仕組み。
このように、視界を広げることで盗撮犯に「バレるかもしれない」というプレッシャーを与え、犯行を未然に防ぐ狙いがあります。
さらに、大阪府警曽根崎署と科学警察研究所(科警研)などの実証実験では、「鏡があるとつい見入ってしまう」人間心理を利用し、エスカレーター脇に鏡を設置したところ、背後を気にする女性の数が10倍に増えたという結果が出ています。
これは、行動を強制するのではなく、自然に適切な行動を促す「ナッジ理論」を活用した取り組みです。このような心理的アプローチも、盗撮防止の大きなカギになるでしょう。
大阪メトロでも同様の取り組みが進められており、エスカレーターの盗撮被害が多い駅に特殊な広角鏡を設置することで、利用者が背後の不審な動きを確認しやすくしています。
🔹 大阪メトロの取り組みのポイント
- エスカレーター付近の盗撮多発エリアに鏡を設置
- 利用者が背後の状況を確認しやすくすることで抑止力を強化
- 駅員や警備員と連携し、被害の減少を目指す
京都府警以外にも、前述の大阪メトロ、そしてJR東日本でも盗撮防止の対策が進められています。
🔹 JR東日本の取り組みのポイント
- 2023年からエスカレーター周辺の監視カメラを増設
- 「盗撮禁止」のステッカーを掲示し、視認性を高める
- 駅員による巡回強化で、利用者の安全を確保
JR東日本では、監視カメラの増設や警告表示を通じて、盗撮犯罪の抑止を目指しています。
🔹 名古屋市営地下鉄の取り組みのポイント
- 駅構内の盗撮防止対策として監視ミラーを設置
- 「盗撮防止エリア」として特定の場所を示し、犯罪抑止効果を強化
- 防犯カメラとの連携で、より安全な環境を整備
名古屋市営地下鉄でも、視認性を高めることで盗撮の防止を図る取り組みが進められています。これらの取り組みは、全国的に広げるべき重要な防犯策といえるでしょう。
2. 私たちが求めること
私は、この取り組みを 全国の駅や商業施設にも広げるべき だと考えています。なぜなら…
✅ 効果が実証済み!
京阪七条駅では設置後、盗撮の被害申告がなくなっています。実際に防犯効果があるなら、全国のエスカレーターにも広げるべきです。
✅ 低コストで導入可能!
特殊なカメラや人員増強よりも、設置コストが低く、メンテナンスも簡単 なのが強みです。
✅ 誰でも意識できる環境づくり!
鏡があることで、一般の利用者にはも大きな負担を強いることなく 「盗撮に気をつけよう」「不審者がいないか確認しよう」 という意識が高まります。
3. 盗撮を防ぐためにできること
🔹 エスカレーターでは、手すり側に背中を向け、斜め前方を向いて立つと良い
🔹 後方にも視界が広がるため、盗撮を防ぎやすくなる
🔹 スマホやイヤホンの利用を控え、周囲に注意を払う
🔹 不審な動きを見かけたら、駅員や警察に通報する
ですが、個人の対策だけでなく、社会全体で盗撮を許さない環境を作ることが重要だと私たちは考えています。
4. スペースの感想
スペースに参加してくださった方からは
「このニュースを知らなかったから、話を聞けてよかった」
「被害に遭いやすい人に、アクションを求めるものではないのがいい」
「加害者も鏡をみて、犯行をやめるのが期待できそう」
といった感想をいただきました。
5. まとめ:全国展開を求めます!
このようなシンプルな仕組みで 盗撮被害をゼロに近づけることができるなら、全国に設置すべきではないでしょうか?
🚆 全国の駅や商業施設に広角鏡の設置を!
🚆 社会全体で盗撮を許さない環境を作ろう!
こうした取り組みを広げていくために、私たちも発信を続けていきます。皆さんもぜひ、盗撮防止のための対策について考え、声を上げていきましょう!