世田谷のまちづくりは、「住民参加・住民主体のまちづくり」として、住民と行政とが協働して1970年代頃から活発に行われて今に至っています。当時、そうした活動を企画し、伝えるための資料や報告書などが盛んにつくられましたが、中心的に関わってきた方々が徐々に引退され、手持ちの資料や報告書などを処分されるケースが散見されるようになってきました。
そこで、このプロジェクトでは、これまでの世田谷のまちづくりの取り組みに関するこうした貴重な資料や報告書などを収集し、整理と公開を行います。並行して、資料や報告書を収集しながら、関係者からのヒアリングを行うなどして背景にある想いなどを記録したり、年表化するなどして事象の関係を整理したりすることなどを通じて、当時の取り組みや知見を次世代につなげていきます。