「ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず」。いま紙幣を飾る渋沢栄一のよく知られたことば(夢七訓)です。誰しも夢あればこそ幸せをつかむことができる、ということでしょう。未来に活きる多くの若者は、およそ夢ある明日をどのように描いているのでしょうか。学びぶたい、働きたい、趣味を広めたい、旅行したいなど、誰しも「ふつうのくらし」のなかに、ほんとうの幸せを求めているのかもしれません。
ある篤志家の寄付を契機に2023年秋 、TIP-OFF奨学金が立ち上がりました。障がいのある若者たちが、高等教育への進学をかなえるための制度です。
毎年5名が給付型(月5万円、返済不要)の奨学金を得て、大学等に進学します。でも、現状では障がいのある人の進学率は ほんの数%に過ぎません。学ぶ能力があっても、働く意欲があっても、障がいゆえに大学等の進学ははるか遠くの可能性でしかありません。
TIP-OFF奨学金は、静岡から全国へと大学等の進学を志す若者たちに、ささやかな〈夢〉をプレゼントする取り組みを続けています。〈夢〉は開かれてこそ人生の目標となり、生きる力となります。
ご一緒に〈夢〉みてくださる方、ご支援をいただける方を募っています。ひとりでも多くのご賛同(寄付)をたまわりますように心からお願いを申し上げます。