地球と共にある「おいしい」を守り・育て・繋げる
スローフード®とは、私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動です。郷土に根付いた農産物や文化を失うことを始め、ファストライフ・ファストフードの台頭、食への関心の薄れを憂い、1989 年にイタリアで始まり、現在では160カ国10万人の会員が活動する国際的なネットワークでもあります。
「おいしい、きれい、ただしい(Good, Clean, Fair)食べ物をすべての人が享受できるように」という理念のもと、地球環境に配慮しながら農業や漁業に取り組む生産者や料理人、食の研究者や活動家から、食べることが大好きな人まで、多彩な人々が「食の未来の担い手」として、地域に根差したプロジェクトを展開しています。
Slow Food Nipponは、Slow Food®国際本部から正式な承認受け、2016年3月に発足しました。全国各地にSlow Food認定活動団体があり、地域の生産者や企業・自治体等と連携しながら、様々なイベントや講座、研究や教育普及活動などを行っています。
Slow Food ®の”おいしく・たのしい” プロジェクト
今、急激な気候変動の影響により、地球上では毎日100種類以上の生物が絶滅しているといわれています。わたしたちが普段何気なく食べているおいしい野菜や料理を、孫やその子供たちの世代が口にできる保証はどこにもありません。Slow Food Nipponでは、①生物多様性の保護、②消費者と生産者のつながりを作る、③深刻な食の問題に対する認知度を上げる、という3つの重要なテーマに対し、世界中の子どもから大人までが、”おいしく・わかりやすく・たのしく” 取り組むことができるよう、様々なアプローチの研究・実践に取り組んでいます。
・地球環境を大切にする生産者の支援
・絶滅の危機にある食材の保存:「味の箱舟」
・フードロスの削減:「ディスコスープ」
・先住民族のエンパワメント:「先住民族テッラマードレ」
・食育活動:「スローフード・アカデミー」
食と地球の未来のためのプラットフォーム「かたつむりの会」
「かたつむりの会」は、食と地球の未来をテーマに、さまざまな情報交換やネットワークを広げ、繋がっていくためのプラットフォーム/コミュニティです。全国でスローフードの草の根活動をしている人たちや、地球にやさしい農業や漁業に取り組む生産者さんたち、希少な食材を扱いながら食文化を守る料理人や研究者たち、世界の先住民族やスローフーダーたちの取り組みなど、最先端の活動やアクションなど、世界最大の食の草の根ネットワーク・スローフードならではの情報をいち早くお届け。アイディアを持ち寄ったり、あたらしい味に出会ったり・・食を真ん中に世界の人々と繋がりながら、地球の未来についてを語り合ってみませんか?
こんな人におすすめです
・食べることが大好き!スローフードについてもっと知りたい・学んでみたい人
・地球にやさしい食についてを探求してみたい人
・世界の食文化や伝統食に興味を持っている人
・希少な食材や種の保存について関心を持っている人
•気候変動や生物多様性の課題に、食の視点から取り組んでみたい人
・食育や食を通じたコミュニティづくりに関心のある人
※「かたつむりの会」は一般社団法人スローフード日本の「賛助会員」(継続寄付を通しての活動支援会員)という位置付けになります。頂いた寄付は上記プロジェクトの運営費や、新事業のための研究費とさせていただきます。
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