活動・団体の紹介
ひとり親家庭の親と子が、本来持っている力を取り戻し、社会で活躍できるサポートをします。
2008年に、任意団体しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道を立ち上げ、今年で活動17年目になります。2024年12月に札幌市より認証を受け「特定非営利活動法人ひとり親とこどもふぉーらむ北海道」と名称を変更し、ひとり親家庭の親と子が将来に希望を持って暮らせせる社会をめざして活動をつづけています。

活動の背景、社会課題について
日本のこどもの相対的貧困率は11.5% ひとり親家庭の相対的貧困率は44.5%です。
毎年総務省はこどもの日を前に15歳未満のこどもの総数を発表します。
2025年は1,366万人 その11.5%ではおよそ157万人になります。
ここに16歳~18歳のこどもが加われば、更に多くのこども達が相対的貧困の状態にあります。
日本のひとり親の就労率は世界でも一番高く、8割以上が就労しているにもかかわらず約半分の世帯が相対的貧困の状態です。これはOECD(経済協力開発機構)の中でも最悪の状態です。
日本の社会構造が、男女の賃金格差、ジェンダー問題などが大きく影響しています。

物価高騰が及ぼす影響
コロナ禍からつづく減収や家計の負担増、それに追い打ちをかけた物価高騰により、
ひとり親家庭の暮らしは大きく影響されました。
春休みのひとり親応援パッケージ募集時のアンケートでは、
家計で買えなかった物はとの問いに
米65.7% 肉や魚30.4%、野菜41.5%、そしておやつは57.5%でした
7月の今はもっと増えているのではと思います。

そして、こどもの物で買えなかった物は
靴39.5% 衣料品36.5%と4割近いこどもが靴や服をがまんしています。
玩具と学用品の割合が少ないのは、学用品は学校で困らないように、なんとか揃え、玩具は買うことを諦めているのではないでしょうか。

アンケートの記述には、厳しい暮らしの状況が伝わります。


活動内容の詳細、実績について
しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道から、「NPO法人ひとり親とこどもふぉーらむ北海道」に団体名は変わりました。今までもひとり親家庭のこども達が笑顔になるように活動を続けて参りましたが、厳しい暮らしのひとり親家庭の親とこどもが安心して暮らせるように活動をしています。
交流の場、情報提供、ひとり親応援セミナー、こどもの日やクリスマスなど親子イベントの開催、各機関との連携事業として、学習支援、DV心のケア、食料支援などを実施しています。
2020年から2025年3月までの食料支援は、延べ9.468世帯、25,239名になります。

代表者メッセージ
特定非営利活動法人ひとり親とこどもふぉーらむ北海道 代表理事の平井です。
いつも、私共の活動にご理解とご支援を賜り、心よりお礼を申し上げます。
仕事、家事、育児をひとりで抱え込み、孤立しがちなひとり親の皆さんに
「ひとりじゃないよ!」と呼びかけ、多様な家族の形を認め合い、ひとり親が自分の人生に誇りを持ち、こどもが将来に希望を持って生きられる社会をめざし活動しています。
夏休み、こどもたちが笑顔で過ごせるように、お米とおやつをお届けします。
そのための資金が不足していますので、皆さまの応援をお願い申し上げます。
特定非営利活動法人ひとり親とこどもふぉーらむ北海道 代表理事 平井 照枝
寄付金の使い道について
◆まずは300世帯への発送を予定しています
・夏休みを親子で笑顔で過ごせるようにお米とおやつの購入費
・広い道内各地への宅配の送料
・段ボールなどの資材
・食材手配や発送名簿作成、アンケート集計などのボランティア謝金にも一部使わせていただきます。
