GIVING for SDGsについて
このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。
「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額 NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透および NPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。
▼GIVING for SDGs特設サイト
https://congrant.com/jp/corp/sonybank/givingforsdgs.html
▼ソニー銀行のウェブサイト
https://moneykit.net/?cid=cf_gfs020_01
ソニー銀行様より、以下の応援メッセージをいただきました
このたびは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」へのご参加、誠にありがとうございます。
本プロジェクトは、多様な年齢や立場のスタッフが作るいろいろな体験を通じ、日頃の生活や置かれた環境などの影響により増加している子どもたちの体験格差の解消を目指すイベントを実施するもので、社会的意義のある取り組みであると考えています。
またソニー銀行では、本プロジェクトを通じて子どもたちに「生の文化体験」を提供する機会を設けるとともにSDGsの目標である「No3すべての人に健康と福祉を」「No10人や国の不平等をなくそう」「No11 住み続けられるまちづくりを」の実現に貢献できることを願っています。
活動・団体の紹介
私たちは、1986年の設立以来多摩市および多摩ニュータウン地域で子どもと文化、地域をつなぐ活動をしているNPO法人です。子どもの文化権を保障し、体験格差の解消をめざすとともに地域を文化でつなぎ声をかけあえる面識社会の実現、いろいろな人が自分らしく暮らせる街づくりをめざしています。
2006年からスタートしたPoco Poco Festa(ぽこぽこフェスタ)は、子ども達が身近な地域でアート体験に触れる機会を作る事業です。日常の中に非日常を。子ども達が歩いて行ける範囲でまる一日、さまざまなアート体験を通していろいろなアーティストに触れ、自分の「好き」を見つけること、たくさんのプログラムの中から「自分で選ぶ」ことを大切に、これまで20年間継続してきました。
<多摩子ども劇場の活動紹介>(2024年度リーフレット)
<Poco Poco Festaの紹介>(2023年度パンフレット)
なぜ「アート体験」なのか
子どもの体験格差が問題になっています。経済格差や保護者の認識の格差が子どもの体験格差を生み、子ども時代の格差はその後の人生に大きく影響を与えます。
小学生の頃に体験活動や異年齢との関わりがあった子どもは、大きくなったときに自尊感情、外向性、精神的な回復力について高い得点を持つという結果が文科省の調査で出ました。特に文化体験の機会は、多方面ですべての意識に良い傾向が見られることがわかりました。(文部科学省 令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告~21世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について~)
一方で、子どもの体験格差の実態も明らかになりました。公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンが全国の小学生保護者2,097人に実施した調査では、以下の結果が出されました。
結果①経済的に厳しい家庭の子どもの約3人に1人が、学校外の体験機会が何もない(=体験の貧困)
結果②物価高騰により、特に経済的困難を抱える家庭で子どもの体験機会が減少している
結果③現在の経済状況が厳しい保護者ほど自身が小学生だった頃の体験機会が少ない
体験の機会が子どもの育ちに良い影響があることははっきりしたものの、経済格差が体験格差を生んでいることは否めません。経済格差だけでなく、「保護者に時間がない」「地域に参加できるイベントがない」ことも要因ということがわかりました。
参考:公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン「全国の小学生保護者2097人に対する「子どもの『体験格差』実態調査」結果
私たちはその体験格差を解消するため、子どもが歩いて参加できる、子ども達にとって身近な地域で体験の機会を作ることを大切に地域の幼稚園、保育園、小学校、児童館などへのアウトリーチも含めたアート体験の場作りを実施してきました。
アート体験には、正解や間違いがありません。子ども達は、アート体験で自分を表現することを通して自分自身の知らなかった一面に気づいたり、「自分ってけっこうできるじゃん」と自己肯定感を高めたりします。また、プログラムで他の参加者と共に何かを作り上げる体験は、他者理解も育みます。
核家族化が進みコロナ禍もあり、人とのふれあいが希薄になる中で、いろいろなジャンルのアーティストや地域で活動するアーティスト、スタッフ参加している地域の大人との交流を通してさまざまな生き方に触れられることは、子ども達の視野や可能性を広げることにもつながります。
参加者の感想
・申込制のワークショップや、当日自由に体験できるコーナーが混在していて、そのバランスも良いと思いました。普段では見たりおしえてもらったりできないようなパフォーマーの方から、直接教えてもらったり、体験できたことは、子どもにとって印象深い記憶になると思います。「来年もある?(ぽこフェス)」と、気の早い娘からのリクエストです。
・友達と一緒に作りあげ、楽しむこと、なかなか家では思いっきりすることはむずかしいですね。思いっきりさせていただいた!!そんなフェスティバルでした。
・1年生の子どもが丸1日やってみたい事初めてのこと、たくさん経験できてよかったです。また来年もお願いします。「どれをやるか」「どれを今回はあきらめるか」子ども自身で考えて判断して楽しむ、いい機会でした。ありがとうございました。
・「からだであそぼう」がすっごく楽しくて167時間ぐらいやりたかったです。 (小学2年生)
・(楽しかったのは)演劇。いろんな想像力をはたらかせられておもしろい考えができたから。また来たいです。今度はうんと、プログラムを増やしてください。 (小学3年生)
・またきたい。モンちゃんはマジックも人柄もすばらしい人。(4歳の保護者)
・「ザッツ殺陣アクション」が楽しかった。いろいろな技ができるようになった。 (小学4年生)
・おもしろかったよ。さいしょはどきどきしてたけどやったらたのしかっよ。
・おもしろかったのはパントマイムです。はじめてやったけどうまくできてうれしかったからです。来年もしたいです。(小学2年生)
これまでのPoco Poco Festa
オープニングの様子
アーティストと参加者が一堂に会し一日がスタートします。全ての講師がプログラムを紹介し、参加した子ども達はその中から「自分で」参加したいプログラムを決めます。保護者でなく自分の「好き」を自分で決めること。この事業でとても大事にしていることです。
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体験するプログラムは、出入り自由のものも多いです。その場で出会った参加者同士が協力して、体験の場を楽しみます。思わぬ作品ができあがることも。
『影絵体験』 劇団かかし座様
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地域の大学生や大人にも協力をしていただいて体験の場を作ります。核家族化が進み、大きなお姉さんやお兄さんと一緒に思いっきり遊ぶ体験も今の子ども達にとってふだん出会うことの少ない体験です。
『新聞紙プール』
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神出鬼没パフォーマンスは、館内のどこかで始まるパフォーマンスです。参加者も通りかかった方も、大人も子どもも見て聴いて参加して楽しみます。会場がワクワクの空間に変わります。
『歌う楽器のお兄さん』
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何かを作る体験はとても楽しいものです。たくさんある材料の中から自分で選んで、想像して自由な発想で作っています。画像は自分だけのすてきな「帽子」です。
『ぼうしや』 あそぶあーと様
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からだがほぐれると心もほぐれます。子ども達の自由な想像力は、一緒に参加する子ども達同士でさらに広がります。ワークショップの講師であるアーティストは、子ども達の心を開放するスペシャリストです。
『からだであそぼう』 to R mansion様
体験ワークショップ プログラム
ワークショッププログラムは、プロのアーティストや地域で活動するアーティストの多様なプログラムがあります。体験方法も、じっくり取り組むものや出入り自由に楽しむもの、さまざまです。
ステージ体験 | ブラスバンド楽器 | 音であそぼう | 演劇で遊ぼう |
ドラムサークル | えほんの読み聞かせコーナー | からだで遊ぼう | ぼうしや |
忍者アクション | ダンスの挑戦 | フェイスペイント | ハッピーブローチ |
雅楽 | 狂言 | 世界の積み木 | ミュージカル |
おもしろ楽器 | 世界のボードゲーム | ダンスで遊ぼう | 笑うたますだれ |
絵本カバーバッグ | ガムラン | バックステージツアー | 紙芝居 |
マジック | ザッツ殺陣アクション | コネキャン | パントマイム |
バルーンアート | ふわふわ空気 | 人形げき音あそび | バンブーオーケストラ |
フィジカルコメディ | こま | トイレットペーパーの森 | ゴスペル |
影絵 | 笑いの学校 | 木のおもちゃ・作ってあそぼう |
Poco Poco Festaを継続したい
これまで20年近くに渡って1万人の子ども達、27か所40回のアウトリーチで子ども達にアート体験の場を届けてきました。これからも地域の子ども達にアートとの出会い、多様な大人との出会い、学区を越えた子ども達同士の出会いを作り続けていきたいと思っています。地域の講師の中には、中学生から大学生まで若い世代の参加も多く、講師が活躍する場を保障することは未来のアーティストを応援することにもつながります。継続することで、若いアーティストが増え、まちが元気になることにもつながります。
応援メッセージ
劇団かかし座様
こまのたけちゃん様
毎年お世話になっております。こまのたけちゃんです。ぽこぽこフェスタはとにかく体験する事の大切さを教えてくれます。今ネットには無料で楽しめるコンテンツが溢れています。体験にはコストはかかってしまうけれど、一芸を極めた講師と直接会うことで、今その子に必要なアドバイスをもらえたり、一緒に参加しているお友達からの刺激があったり、成長や楽しみがたくさん詰まっています。素敵な体験ができるように講師も頑張ります。
ぽこフェスが長く続けていけるよう、みなさんのご協力よろしくお願いいたします。
多摩市内児童館 元館長 三枝弘士様
ぽこぽこフェスタには、こまのたけちゃんのプログラムに多摩市の児童館有志のみんなとボランティアとしてスタッフ参加し、関わってきました。毎年ぽこフェス後の振り返りのときに話していますが、こまのコーナーで体験し、感じた楽しさや面白さ、この気持ちや覚えた技、ぽこフェス終わったらどうする…?? 明日からはお近くの児童館にお任せください! こまもけん玉も皿回しも何でもOK! ぽこフェスは、子どもたちの日常あそびとしっかりつながっています!
(写真左は小学校1年生からかかさず参加して現在他市の学童クラブ職員 写真中央が三枝様 写真右は現多摩市児童館館長)
恵泉女学園大学 客員教授 恵泉女学園大学平和紙芝居研究会KPKA顧問
岩佐玲子様(レイチェルいわさ様)
ぽこぽこフェスタは、こどもたちに「自分で決める」楽しさを提供するユニークなイベントです。20年前から「こどもまんなか」を具現化してきたこのイベントは、こどもたちの笑顔を生きる喜びとする人々の、「愛」と「情熱」によって成り立っています。
私たち恵泉女学園大学平和紙芝居研究会KPKA(クプカ)は、2023年に「大人も子どもも楽しめるわくわく紙芝居シアター」の講師として参加させていただきました。そして、こどもの「今」を大切にする大人たちの思いやりが、こどもとこども、こどもと大人、大人と大人をつなぎ、笑顔の花咲く街が生れることを実感しています。
こどもたちの「今」を輝かせるために、大人同士がつながる。その温かいつながりが、こどもたちの心を育み、本当の「豊かな社会」を創ると信じます。ポコポコフェスタ開催へのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
代表者メッセージ
多摩子ども劇場は、子どもと文化、地域をつなぐ活動をしている法人です。子どもの生活圏でキャンプやカーニバルといった体験活動を作ったり、身近な地域で親子で参加できる舞台鑑賞の場作り、誰もが気軽に参加できるあそび場の定期開催、学校や幼稚園保育園へのコーディネート事業、公民館と協働して行う子育てひろば事業などを行っています。
その中で、Poco Poco Festaは20年にわたって地域の子ども達にさまざまな文化体験の場を届けてきました。「ぽこぽこと気持ちが湧きあがるような体験を」との思いからつけられたこの事業は、本来であれば各所で日常的に行われていることが理想です。
今の子ども達は、日々、何か「せねばならないこと」に追われ、常に「評価」をされています。また、人と人がふれあって信頼関係を築きながらコミュニケーションを取ることが極端に制限されたコロナ禍を経て、自分自身を表現し誰かとつながることに苦手意識を持つ子どもが増えました。正解や間違いのないアート体験が、今こそ必要とされています。
これまで継続してきたPoco Poco Festaですが、単独主催事業として今後も続けていくには財政的に大変厳しい状況です。子ども達に体験の出会いを保障し続けるため、この度、クラウドファンディングに挑戦することにしました。みなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。(理事長 春田祐子)
寄付金の使い道について
Poco Poco Festaの継続にご支援いただきありがとうございます。事業継続のため、いただいたご寄付はアーティストへの謝礼、運営費として大切に使わせていただきます。
以下に充てさせていただきます。
- 講師謝金
- スタッフ交通費
- 広報・印刷費
- 備品消耗品費
- 記録写真撮影料等