団体の紹介
2010年9月27日一般社団法人奈良親子レスパイトハウスとして発足。
2016年6月13日社会福祉法人東大寺福祉事業団に編入。
奈良・東大寺の境内で家族と人々の縁を結ぶレスパイト施設~奈良県奈良市「奈良親子レ スパイトハウス」~ long ver
活動の概要
「奈良親子レスパイトハウス」は東大寺境内にあります。週末を利用して日帰りまたは一泊していただき、豊かな自然・歴史・宗教的環境の中で難病や障害のある子供とその家族にいつもとは違った人との出会い、動植物との触れ合いを通じて、今、共に生きていることの意味や喜びを知る時間を提供します。
介護のサポートから食事の準備まですべての活動はボランティアスタッフが支援します。スタッフの中には医療や福祉の分野で働いている方もいらっしゃいますが、「奈良親子レスパイトハウス」は医療サービスや福祉サービスを保証するものではありません。よって、難病や重度の障害を持つお子さんとそのご家族に親子レスパイトハウスをご利用いただく際は、主治医などの関係者の方々のご協力を前提に参加、利用していただいています。
親子レスパイトハウスの活動はすべてボランティアが担い、運営資金は会費、寄附、民間財団の支援によります。東大寺はもちろん、地元企業・商店からも様々なご支援を頂いています。家族に付き添って下さる医療職の方々、当日あるいは準備のためのボランティアを入れると膨大な数の人々が参加していることになります。そして、本人、ご家族、ボランティア、支援者すべてが、それぞれの使命に気付き、喜びを感じてもらっていると確信します。
奈良親子レスパイトハウス 3つのできること
①奈良に味わう・・奈良ゆかりの茶粥や奈良県産の食材を活かし、ボランティアスタッフが手作りします。②寧楽(なら)に遊ぶ・・歴史と自然が豊かな東大寺境内の散策や若草山へのハイキングを楽しんでいただきます。大仏池のほとりで鹿と遊び、二月堂からの景色を楽しみます。一泊していただいた次の朝は、清々しい空気の中を大仏さまのお参りに行きます。③善き友に会う・・介護する人とされる人、お手伝いする人とされる人ではなく、その日出会えたことに感謝して共に同じ時間を過ごします。
各種プロジェクトの紹介
【庭プロジェクト】 奈良親子レスパイトハウスの庭にある畑や薬草園の手入れを行うプロジェクトです。野菜はゲストのご家族に食べていただき、薬草は匂いや味などを楽しんでいただきます。
【食事プロジェクト】 ゲストのご家族にお出しするお料理のメニュー作り、試作、当日の食事の準備も行います。例えばゲストが4人家族であったとしても、付き添いの医師や看護師の分、当日参加するボランティアスタッフの食事の分も合わせると20食~30食のお料理を作ります。地元の大学生もこのプロジェクトに参加してくれています。
【きたまちレスパイトタウンプロジェクト】 「奈良親子レスパイトハウスからタウンへ!」というキャッチフレーズのもと、ゲストのご家族に楽しんでいただくエリアを「タウン=町の中」にまで広げるプロジェクトです。具体的には奈良親子レスパイトハウスが位置する、地元・奈良きたまちエリアのお寺や商店などのご協力を得て、ご家族と共にお出かけを行います。
【この子の心の声を聞くプロジェクト】 小児在宅医療でご家族が直面している困りごとの解決や重症児者が快適(快食・快眠・快便)に暮らしていくための方法をテクノロジーを利用して開発するプロジェクトです。
寄附金の使い道
奈良親子レスパイトハウスの維持・運営の資金、並びに上記各種プロジェクトの推進に係る費用として活用いたします。