
殺処分になる、その命も諦めたくない
みなさんもご存じかと思いますが、人が手を差し伸べなくては殺処分へと追い込まれてしまう犬猫たちは現実にいます。
この現状を改善していくには、なぜ殺処分に追い込まれてしまうのか、その理由を知り、対策を考えるべきだと思います。
殺処分まで追い込まれてしまう3つの理由
A:保護される犬・猫の数が多すぎる
B:病気や高齢で引き取り手が見つかりづらい
C:攻撃性が高く、人に危害を加えてしまう
ヴァリアスカラーズが目指していること
AやBの問題については、ただ里親さんを探すだけでなく、自宅で保護できるようにしていくことで改善していけると考えています。そのために、「どうやって犬や猫を保護すればいいのか」「何を知っておけばいいのか」「困ったときは誰に相談すればいいのか」など、当団体が窓口となり、保護体制を整えるサポートをします。
こうした活動を続ければ、犬や猫をペットショップで買うのではなく、保護犬・保護猫を家族に迎えようと思うよいきっかけになると考えています。
BやCの問題については、より専門的な知識を要します。病気や高齢、攻撃性のある犬や猫は、しっかりとした保護施設が必要ですし、専門のスタッフの知識や訓練もとても大事です。
特に攻撃的な犬は、きちんとしたトレーニングを受けて、落ち着いて人と暮らせるように育てる必要があります。もし間違った育て方をして、また人を傷つけてしまったら、残念ながら殺処分になってしまうかもしれません。
このように「殺処分ゼロ」や「保護活動」といっても、ただ犬や猫のお世話をすればいいという簡単な話ではありません。私たちはこうした難しい現実にも向き合いながら活動しています。

寄付金の使い道について
犬猫を保護することで、本来手にすることができる健康で当たり前の生活を与えていきたいと思っています。
人同様に食べること、寝ることはもちろん、運動~排泄まで管理の徹底が重要となり、それらを維持・運営するには資金が必要です。
- 保護中に必要となる最低限生活費(自宅保護・施設内保護)
ご飯、トイレ用品、シャンプーなどのケア用品、水道光熱費など - 保護中定期的にかかる医療費
ワクチン接種、不妊去勢手術、フィラリア予防など - 保護中突発的にかかる医療費
それぞれの病気やけがに対する治療費用 - TNR活動時にかかる不妊去勢
※TNRとは
野良猫を捕獲し、不妊・去勢手術を施し、元の場所に戻すことで、野良猫の増加を抑制し、地域における猫の問題の解決を目指す取り組みです。
それらを365日休むことなく行い続けるためには人件費などの団体運営のための諸費用も発生します。

活動内容の詳細、実績について
本ページ内でも随時更新していきますが、以下でも情報を発信しています。
ぜひご覧ください。
- インスタグラム
日々の活動や保護している犬猫の様子を紹介しています。
【保護犬猫】ヴァリアスカラーズ(浜松)|寄付・里親募集中! - YouTube
犬のトレーニングや保護施設について発信しています。
犬猫保護施設NPO法人VariousColors(ヴァリアスカラーズ) - 当団体活動情報
活動情報詳細につきましては内閣府NPOホームページをご覧ください。
NPO法人ポータルサイト
代表者メッセージ

Various Colorsの代表理事、渥美直幸です。
私は一般企業に数年間勤めた後、犬の訓練士になるための知識を学び、経験を積みました。
ペット専門学校にて講師を務めながら、家庭犬の問題行動や災害救助犬の育成など、20年以上犬の訓練に携ってきました。もちろん現在も訓練士として活動中です。
そこで出会った多くの犬達、飼い主の皆様、そしてペット業界に携わるスタッフたちとの出会いの中で、思い続けるものがありました。
訓練士として、そしてトリマーとして、業務をこなすことは当たり前。
しかしその一方で、恵まれることのなかった犬猫の保護施設をメインに、犬猫を取り巻く環境にもプロ目線で携わる必要があるのではないか?という想いです。
「犬が好きだから」「猫が好きだから」だけではなく、訓練士やトリマーとしての知識や技術は、もっと大きな活動の場へと発展すべきではないかと感じるようになりました。
Various Colorsは、想うだけではなく、行動して実現していく場になるよう、努力を重ねていきたいと思います。
常に冷静で広い視野を持ち、言うだけではなく行動し続けられる皆さまの協力を願っております。