よみたん自然学校のこれまでの歩み
よみたん自然学校は2004年に夫婦2人で開いた小さな学校でした。
初期のころは、自然との関わり人との関わりを通して子どもも大人も共に学び合い、育ち合う場をつくろうと「自然育児クラブ」「たき火de Café」などの自然体験活動を取り入れた子育て支援プログラムや、子どもたちを対象にキャンプ事業を行なってきました。
次第に、子ども達がもっと日常的に自然に触れ合いながら学びの場をつくれないかと、2007年 に3年保育「幼児の学校」事業、2010年にフリースクール「小学部」事業を始めました。いずれも、子どもの主体性と心を育むために、子ども自身が自分の興味のあることを選び、その日の活動を決めるという教育スタイルをとりました。
約20年と長い教育活動を通して、子どもに必要な環境、子どもや親との関わり、現場にたつスタッフのありようを私たちは学びました。教育とは、社会や関係性の中で生きる一人の私として、自分らしく幸せに生きていくための「学び方」が大切であることを、深く感じています。
5,6名から始めた両事業も、現在は常に20名の定員を超える状態が続いています。年々問い合わせが増え、一時は30名ほどの人が、欠員待ちとして待機をしていた時もありました。 それは、子ども自身が、自然体験を通して、自分の興味のわく学びの方法を求めたり、公立校ではなく、我が子にあう教育を探し求める保護者のニーズの現れであろうと感じています。
日常的に自然と遊び、自然を恐れ、自然を大事にするようになった子どもたちは、自分らしく生きること、周りの環境との折り合いをつける力も身につけて、卒業後もイキイキと過ごしているようです。既に社会人になった人もいて、大好きな動物や農業に関わる仕事に就いている人もいます。



よみたん自然学校が、大切にしていること。
〜 4つの理念「みとめる つながる 学ぶ つくる」〜
「自分で考え行動する」人に
気持ちを伝え、受けとめあう関係性
身近なものを生かして暮らす
人と自然、人と人のつながりを大切に
よみたん自然学校では、子どもたち自身で活動を決めることを大切にしています。自らの好奇心から始まる活動は、集中力と継続する力を育み、うまくいかなかった時に思考錯誤をし、工夫する力を育みます。自然の多様性の中でさまざまな遊びをするだけでなく、季節の移ろいとともに日々変化し違った顔を見せる自然から、失敗することや折り合いをつけることも学びます。
また、気持ちを伝え受け止め合うことを大事にしています。多様な個性をもった子ども同士に、ぶつかり合いが起こった際には、スタッフがサポートしながらお互いの気持ちを話し、相手の気持ちを受け止め、どう解決するかを自分たちで考えます。そのことが本当の意味での「思いやり」を育みつつ、折り合いをつけることも学んでいきます。
ここで育まれるこれらのことは、これからの複雑な社会で生きていく上でとても重要な力であると私たちは考えています。そして、この学びのスタイルを望み「こんな学校あったらいいのに」と待ち望む子どもや保護者に「学びの場」を提供したいと考えるようになりました。

今後の展開
現在、フリースクール「小学部」には、全国からたくさんの入学希望や問い合わせをいただいていますが、残念ながら、日常的に行う自然体験活動を安全に行うためのリスクマネジメント、 気持ちを伝え合う子ども同士の心のサポート、そして遊びを学びに変えていく教育の質を確保するためには、受け入れ人数に限界があり、入学希望者全員が入学することはできない状態が続いています。
そこで、私たちと同じような理念で活動したいという人を育てていくとともに、同じような理念で活動したいという団体に我々の培ったノウハウを提供することを行い、将来的に「よみたん自然学校」のような小さな学校を全国各地に作っていきたいと考えています。より多くの子どもたちや保護者が、自ら望む教育環境と出会えるようになるために!
そのために、次の3つのことを同時並行で進めていきたいと考えています。
① たくさんの人に知ってもらう
よみたん自然学校のような学校の存在は、一般的にまだまだ認知度が低いので、まずは、存在を知ってもらい、共感の輪を作ることが必要です。ここでの子どもたちの学びや成長を伝え、その価値を多くの人に知ってもらうために、本の出版や講演会の開催をしていきます。
② 担い手を育成する
私たちの活動は誰でもできるわけではありません。子どもたちの気持ちに寄り添い、また、自分自身の気持ちを見つめ、子どもと向き合う人が必要です。そして、子どもの学びをサポートできるように、企画やリスクマネジメントもできなくてはなりません。そのために、担い手を育てることを進めていきます。フリースクールキャンプ、ボランティア育成、インターンシップ、長期現 場実習などの事業を展開して、担い手の育成を行います。
③ 一緒に作る
育成した担い手で事業として進めていきたい人、あるいはすでに事業を行なっているがさらなる展開を考えている人や団体などと一緒に学校づくりに取り組みます。よみたん自然学校からスタッフを派遣し、現地でともに考え、学校づくりのサポートを行なっていきます。
これらの3つは先行投資のような活動です。新しく作っていく学校がそれぞれ安定的に事業展開 していけるようになるまでの財源が必要であり、多くの方からの支援が必要です。



代表理事 オグからのメッセージ
皆さまからのご寄付は、このような「学び場」づくりの支援活動に必要な、広報活動(本の出版/講演会等)、担い手の育成費用(人材育成講座の開催等)、新しい学校づくり(スタッフ派遣費用等)のために使わせていただきます。今後、私たちの活動を継続的に行なっていくためには、たくさんの方に支えられた組織へと発展させていく必要があります。そのためには多くの方からの支援が必要になっています。
この場をお借りして、賛助会員として継続的に支援してくださる方を募集します。 どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人よみたん自然学校
代表理事 小倉宏樹


支援金の使い道
いただいた会費とご寄付は、広報活動費や人材育成の為のスタッフの人件費・交通費、日々の「よみたん自然学校」の運営に充当させていただきます。
賛助会員について
よみたん自然学校全体の運営を支えていただく会員制度です。
賛助会員(年に一度の継続決済)※クレジットカード決済のみ
賛助会員は、よみたん自然学校を金銭面から支える存在です。自然学校を支えるたくさんの人・団体・法人の、1つのチカラとなります。

※旧会費プラン(個人年会費3,000円/一口、団体・法人(年会費5,000円/一口)はそのまま継続していただけます。
※継続契約の2回目以降の決済は、申込・初回決済日の365日後に実施されます。
賛助会員(マンスリー応援)もございます。→こちらよりお申し込みください。
※クレジットカード決済以外に、ゆうちょ銀行の口座振替(自動引き落とし)もご利用いただけます。
- 詳しくはこちらからお問合せください。→contact@yomitan-ns.org

会費以外の方法で支援する
■1回きりのご寄付はこちら(銀行振込みも可能)
■大学生ボランティアとしてキャンプ事業を支援・参加してみる(※社会人でボランティア希望の方もご相談ください)
■クラウドファンディングにて支援をお願いすることもあります。HPのおしらせ欄でご案内いたします。(https://yomitan-ns.org/news/)
■物品寄贈(企業の製品または社内での不用品)のご提案もお受けしています。
お問い合せ→contact@yomitan-ns.org



キャンセルポリシー・その他
〈キャンセル方法のご案内〉
決済関連メール内に継続決済の停止を申し込める「解約フォーム」が記載されています。
必要事項をご記入の上、「解約フォーム」を送信していただき、解約完了となります。
※ご寄付の決済完了後の返金はいたしかねます。ご了承ください。






※会計報告・情報公開はこちら
よみたん自然学校の賛助会員の会費は「税制上の優遇措置」が受けられます
認定NPO法人への寄付による寄付控除は、ふるさと納税の限度額に影響を与えません。
また、賛助会員の会費を含めた「認定NPO法人よみたん自然学校」への寄付が、一年間に複数ある方は、年間総額の寄附証明書を発行いたします。確定申告により寄附金控除を受ける際にご活用ください。
※法人の皆さまは、特定公益増進法人などに対する寄付金と合わせ、 一般の寄付金にかかる損金算入限度額と別枠で損金算入できます。
領収書発行時期のお知らせ
お寄せいただきましたご寄付の領収書(寄付受領証明証)につきましては、個人の方には1月1日〜12月31日の1年分をまとめた金額で翌年1月下旬〜2月上旬に郵送いたします。法人の皆さまには、都度発行してお送りしております。
何卒ご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。