本校が「トビタテ松蔭プロジェクト」を立ち上げた背景には、地域から国際社会で活躍できる人材を育てるという強い想いがあります。鳥取県は全国的に見ても若年層の流出が多く、地元に留まる若者が少ない傾向にあります。しかし、逆に見れば地域の将来を担う若者を育てることが、地域社会に新たな風をもたらす重要な一歩になると考えました。特に、海外での経験を通じて異文化理解や国際的な視野を持つことが、グローバルな課題解決力を養い、将来の鳥取に貢献するリーダーを育む礎となると信じています。そこで、学費や滞在費など留学に必要な経済的負担を軽減し、生徒たちに海外での学びの機会を提供するため、この奨学金制度を創設しました。地域の支援を受け、次世代のグローバルリーダーを育てるこのプロジェクトにより、鳥取と世界をつなぐ架け橋を目指しています。