一般社団法人青少年養育支援センター陽氣会(以下、陽氣会)は、2013年の設立以来、子ども・子育て支援、とりわけ児童虐待の再発防止・発生予防に取り組んできました。これまでの活動で得た知見を活かしながら、より多くの若者へ生活の支援ができるように、2026年6月、愛知県名古屋市に「自立援助ホーム ラポート」を開設します。
今回のクラウドファンディングは、ここで暮らす若者や子どもたちが、「ここなら安心して眠れる」「ここから人生を立て直せる」そう思える生活環境を整えるための、家具・生活備品購入資金を募るものです。
これまでの陽氣会
陽氣会は設立以来、「児童虐待ゼロ」を目標に活動してきました。
その中で私たちがたどり着いたのは、暴力や叱責に頼らず、親子のコミュニケーションを大切にする子育てです。その実践として開発したのが、「SS式イライラしない子育て法®(通称:CPA)」です。CPAを通して、子育て中の保護者や支援者に向けて、子育てのコツを伝えることで、虐待予防につながる活動を行っています。
CPAは、子育て中の保護者だけでなく、保育士、教職員、児童相談所職員、里親、施設職員など、多くの支援者に向けた研修としても全国で活用されてきました。「現場ですぐ使える」「親子関係が良い方向へ変わった」と、各地で高い評価をいただいています。近年は、CPAを用いた保護者支援が全国各地に広がっており、児童虐待ゼロに向けて着実に進んでいます。
制作:社会貢献支援財団 「子どもを虐待したい親なんていないはず」
当会代表・杉江健二は、養育里親(現在はファミリーホーム)として、60名を超える子どもたちと共に暮らしてきました。様々な家庭の背景を持つ子どもたちを養育する中で、子どもの成長を実感し、喜びを感じるとともに、時には子どもへの関わりが難しく、数多くの失敗を体験してきました。それでも、工夫し、学び、向き合い続けた先に、元気に巣立ち、それぞれの人生を歩んでいる元里子たちがいます。
一般社団法人青少年養育支援センター陽氣会代表 杉江健二

しかし現実には、社会に出たあとにつまずき、仕事が続かず、頼れる家族もなく、「居場所」を失って、助けを求めて戻ってくる若者も少なくありません。
昨今の児童虐待の増加に伴い、虐待を受けた児童を里子として迎え入れるケースが年々増加しています。虐待によるトラウマや心の傷を抱えたまま、
「もう失敗できない」「誰にも頼れない」
そんな思いで、孤立してしまう若者たちが数多くいます。

こうした状況を踏まえて、18歳からでも頼ることができ、社会で生き抜くことができる力を養うための「受け皿」「居場所」が必要ではないかという思いから、自立援助ホーム設立に挑戦することとなりました。
こんな自立援助ホームにしたい
自立援助ホームとは、義務教育終了児童等で自立援助ホームでの支援・生活利用を希望する20歳未満の者および20歳以上でやむを得ない事情により自立援助ホームの実施が必要とされた者が、自立を目指す施設です。
自立援助ホームの役割は、ただ住む場所を提供することではありません。
安心して生活できる環境の中で、大人との信頼関係を築き、社会で生き抜く力を少しずつ身につけていくことにあります。
生き生きと生活できる「居場所」があること。失敗しても、受け止めてくれる大人がいること。そうした日々の積み重ねが、若者たちの経済的・精神的な自立につながっていきます。
自立援助ホームは、こういった機能を担っています。その中で、今回のラポート設立にあたり、以下のような施設を実現していきたいと考えています。
ラポートは、フランス語で「橋を架ける」という語源で、相手との間に築かれる「信頼関係」や心が通じ合う状態のことを意味します。これまで当会は、子どもとの良好なコミュニケーションを大切にした子育てを勧めてきました。その活動をもとに、自立支援ホームラポートでは、若者との信頼関係を大切にし、安心安全な生活を基盤として、自立を支えていきたいと考えています。
自立援助ホームラポート イメージ図

自立援助ホームラポート 建設の様子


ある若者の物語

私たちは、同じように居場所を必要とする若者のために、新たな自立援助ホームを立ち上げようとしています。
支援は、特別な成功者を生むためではありません。
失敗しても、やり直せる環境を残すためのものです。
どうか、次の若者につなぐ一歩に、力を貸してください。
今回のご支援でできること
自立援助ホーム「ラポート」の設立には、建設費だけで約8,000万円という大きな費用がかかります。
補助金や金融機関からの融資、法人の自己資金を活用しながら建物の整備を進めていく予定ですが、どうしても建設費に多くの資金を割かざるを得ない状況です。
その結果、建物は完成しても、そこで暮らすための家具や生活用品を十分に揃えられないという課題が生まれています。
そこで今回のクラウドファンディングでは、施設で暮らす子どもや若者たちが安心・安全に生活を始めるための環境づくりを目的に、200万円を目標金額として、皆さまからのご支援をお願いしています。
皆さまからいただいたご支援は、主に以下のような物品の購入に使わせていただきます。
〇ベッド・机・椅子などの家具
〇冷蔵庫・洗濯機などの家電製品
〇食器や調理器具など、日常生活に必要な備品

※実際の自立援助ホーム内の写真ではありません
自立援助ホームを利用する若者にとって、落ち着いて眠れる場所、安心して帰れる部屋があることは、自立に向けた一歩を踏み出すための大切な土台です。
だからこそ、「ここは安全だ」「ここにいて大丈夫だ」そう感じられる生活環境を整えることが、何よりも重要です。
あなたの支援が、若者たちの「日常」になります。自立援助ホームは、建物があれば終わりではありません。
若者たちが毎日使うベッド、机、椅子、カーテン、家電――当たり前の生活を支える環境があって、はじめて「安心して暮らせる場所」になります。
あなたのご支援は、不安を抱えた若者が、「ここで大丈夫」と感じられる最初の一歩になります。どうか、この挑戦に力を貸してください。若者たちの未来を、共につくっていただけたら幸いです。
代表メッセージ
はじめまして、今6月より仲間とともに自立援助ホーム“ラポート”の運営を始める小野と申します。
このたびのクラウドファンディングプロジェクトへの思いを伝えさせていただければ幸いです。
私たちの法人は、児童相談所の目の前にあります。その繋がりもあり、児童相談所の依頼により家族だけでは乗り越えられない家庭内の課題を持つ親さんへ直接関わりながら、また、親元で暮らせない子どもをお預かりしながら、児童虐待のない、すべての親子が笑顔で暮らせる社会の実現を目指しています。
様々な理由により家庭で養育を受けられていない子どもが、日本にはたくさんいます(2023年度統計数:42,000人)。すべての子どもは、どんな境遇に生まれ育ったとしても、人として大切にされ、社会の一員として重んじられながら、今と未来を創っていく存在だと思います。しかしながら、「大切にされる体験」を奪われたり、「安心感」や 「自信」を獲得することが叶わず育っている子どもが、年々増えている現状があります。そこで、社会で養護を進める一つの場所として、子どもの生の声を聴き、生活を支えながら、大人として立っていこうとする一人ひとりに向き合う場所、自立援助ホームの開所・運営を進めることになりました。失敗を許される経験、やり直しがきく経験を子どもと一緒に重ねながら、子どもが自分を認め、やがて自分と他者を大切にする人に育っていく姿を描いています。
これは、私たちだけの力では、決して実現できません。ソフト面とともに、ハード面におきましても先輩方やすでにつながってくださっている皆様、地域の皆様、思いを持たれ関心を寄せてくださる新たな皆様の応援がなければ成り立ちません。私たちのお仲間として、一緒に創っていただけることを深く熱く願うばかりです。
小野智子
応援メッセージ


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