ゆずりは
社会福祉法人

ゆずりはの新拠点「ながれる」設立と運営にご支援をお願いいたします

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「ながれる」は、虐待や貧困など、さまざまな困難に直面する人々をサポートしてきた「社会福祉法人子供の家ゆずりは」が、これまでの福祉の枠組みにとらわれない場所を作りたいという想いから新たに生まれた、実験的な集いの場。 「ケアする・される」の直線的な関係性から自由になり、さまざまな人たちが行き交う開かれた場所と出会いのなかで、不安や怒りや恐れが少しずつゆるんでいく。 誰かの苦しみや痛みを 別の誰かが抱え込まず、自分の安心や心地よさを自分自身で見つけていく。そんな場所をさまざまな人たちの「好き」や「楽しい」に包まれながら実現したい。 そんな思いから生まれた場所です。 キッチンを備えたコミュニティスペースを中心に、帰る場所のない方が一時的に過ごせる宿泊スペースや、セルフケアのきっかけとなるヘッドスパルームなどを併設。福祉や支援の枠を越えて、誰もが自分のペースで心をほどき、“自分で自分を心地よくする”方法に出会える、あたたかな空間の創出に取り組みます。 現在、持続可能な運営をしていくために、年間で1,800万円の寄付が必要です。ぜひともご支援をお願いいたします。

街全体が居場所になるように

ゆずりはは、2011年、児童養護施設などの「社会的養護」を巣立った子ども・若者たちの相談所として運営をスタートしました。
相談者の多くは、深刻な虐待や貧困の中で傷を抱えて育ち、施設を巣立った後も、親や家族を頼ることができません。失敗することも立ち止まることもできない人生の中で、虐待のフラッシュバックが起きたり、生活資金を手に入れるために危険な環境に身を置いたりするケースも後を絶ちません。

ゆずりはでは、相談者の困りごとにひとつひとつ向き合い、行政手続きのサポートや通院同行、専門機関へのつなぎなどのサポートを届けてきました。

いまでは、年間6万件を超える相談が届くようになりました。
社会的養護経験者でなくても、性的虐待や教育虐待など、外から見えづらい苦しみの中で生きてきた若者ともたくさん出会いました。

同時に、私たちは、これまでの積み重ねのなかで、トラウマを抱えた相談者の苦しみを、支援者が自己犠牲的に抱え込み、解決しなければというアプローチに限界を感じてきました。それは、ときに相談者自身のなかにある「生きる力」の芽を摘んでしまったり、「被害者」というアイデンティティを手放しづらくさせることにもなりました。支援者と相談者のあいだに、閉じた支配関係が生じることも少なくありませんでした。

そんな閉ざされた福祉のあり方から、自由になろうとするのが「ながれる」の試みです。

この場を行き交う様々な人たちと、無関心でも過干渉でもないほどほどの距離感で、同じ空間で食べるご飯が美味しい。目に映る植物や花の存在、街を歩いて感じる生活の気配が嬉しい。安全のためにかくまわれるわけでなく、外の風がほど良く流れてくることで、ほっと安心する。

気持ちのよい空間で過ごす時間のなかで、自分へのいたわりやねぎらいがいつのまにか生まれているかもしれない。心身がほどかれ安心に包まれたら、その先の人生へと「ながれる」。自分を心地よくすることができるのは、実は自分なのだということを見つけられる。ながれるが、"自分で自分を心地よくする” を見つけられるきっかけとなったら最高に嬉しいです。

「ながれる」概要

「ながれる」は、キッチンを備えたコミュニティスペースを中心に、帰る場所のない方が一時的に過ごせる宿泊スペースや、セルフケアのきっかけとなるヘッドスパルームなどを併設。福祉や支援の枠を越えて、誰もが自分のペースで心をほどき、“自分で自分を心地よくする”方法に出会える、あたたかな空間の創出に取り組みます。

●施設名
 ながれる
●施設機能
 コミュニティスペース/一時宿泊スペース
●場所
 東京都江東区富岡1-12-2
 (東京メトロ東西線・門前仲町駅1番出口徒歩1分)
※2025年8月29日オープン予定

あなたのご支援をお願いいたします

ながれるには、植物でいっぱいの屋上や、やわらかな照明のもとで味わうナチュラルワインの角打ち、プロの手によるヘッドスパ、光がいっぱいに入るコンパクトで安心に眠れる空間など、ほっとして心地よく過ごせるものたちを集めます。避難してきたひとを閉じ込めてしまわず、街とつながりながら過ごすオープンな機能を持つことで、「安心できる社会」を体感してもらいたい。ゆずりはでの14年の積み重ねのなかで、たどり着いた思いです。

ながれるの試みは、これまでの福祉のあり方ではない事業であるからこそ、公金は(まだ)ついておらず、寄付や助成金を活用しながら、自ら稼いで運営していく必要があります。4Fの一時宿泊のスペースなど補助金が支弁されるスペースもありますが、全体運営費のごく一部となっています。
そのような状況の中、2000万円と想定していた建設費用は、資材高騰など様々なやむを得ぬ理由で上振れし、最終的には約3500万円となりました。建設費については、自己資金と寄付者の方のご協力で何とか工面することができましたが、これからは運営費をまかなう必要があります。

気持ちのよい空間づくり、楽しいイベントの開催、さまざまなひとたちが往き交える場所から生まれる安心・楽しい・幸せが、不安や怒り怖れをゆるめることにもつながっていくと信じています。ぜひ、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願いします。

  • 特に不足している費用
    • 施設の賃料
      • 各地域から電車でのアクセスがよく、利用する人にとって心地よい空間、そして地域とのつながりを生み出せる市街地の物件を選定した結果、賃料が高くなっています。
    • スタッフの人件費
      • 街に開かれたフリースペースを担うスタッフの他、一時宿泊受け入れ時の宿直を行うスタッフを配置するための人件費となります。
    • 水道光熱費・食材費、リネンなどの消耗品費
      • ベッドやソファー、洗濯機や調理器具など、一時避難する人が安心に過ごせる環境を整えます。宿泊者に利用料の負担が起きないよう、食事など全て無料で提供します。
    • イベント開催費・広報費
      • ながれるで、様々な人たちが交流する楽しいイベントが円滑に開催できるようご協力ください!

いただいたご寄付は、上記のような「ながれる」運営に関わる費用に広く活用させていただきます。

団体情報
このページは寄付・会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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