ゆずりはは、2024年12月に東京都江東区に新拠点「ながれる」を設立する予定です。
「ながれる」は、国分寺の拠点にはなかった宿泊(シェルター)の機能を備え、「今日、帰る場所がない」という緊急度の高いSOSに応えます。また、従来の多くのシェルターのように、安全のために相談者と社会を完全に断絶するのではなく、地域の方々と安心してつながれるコミュニティを生み出す、“半開き”のシェルターを目指しています。
これまで、年間のべ6万件を超える相談に耳を傾ける中で、傷を抱えた人が健やかに生きていくためには、「自立」を迫るよりも、ここにいてもいいんだという「安心」を育むことが大切だということを痛感してきました。
また、その「安心」は、相談者を支援と被支援の関係に閉じ込め、一方的に支援者から提供するのではなく、やがて相談者が巣立っていく社会とさまざまな接点を持つなかで、少しずつ共に生み出していけるものだと信じています。
流れ着いた人が、傷を癒し、体を温め、また人生の船を漕ぎだしていけるように。
「ながれる」は、福祉の新しい形に挑戦します。
現在、公的な補助金によるサポートの見通しが立っておらず、立ち上げ期にかかる費用約3,000万円が不足している状況です。ぜひともご支援をお願いいたします。