世界中の患者さんにセルフケアを届けたい
2019年に始まった新型コロナウイルス感染症は遷延する症状(コロナ後遺症)に苦しむ患者さんを膨大に生み出し、今なお拡大は続いています。(新型コロナに感染した方の少なくとも10%の方が後遺症になるという統計があります)
海外では「Long COVID」「post-COVID condition」などと呼ばれ、2024年の報告では、全世界で約4億人と推計されており、今後も増加していく事が予想されます。
コロナ後遺症に取り組む診療施設が不足しているため、医療にアクセスできない方(後遺症難民)が日本を含め世界中にたくさんいらっしゃいます。
そういったことから私たちは、コロナ後遺症の方が自分で自分を助ける方法、すなわち「セルフケア」が重要だと考え、「いつでも」「どこでも」「だれでも」できる後遺症の方のためのセルフケアを世界中の患者さんに届けるための活動をしております。
デジタルヘルスにより医療格差、経済格差を超える
私たちが「後遺症難民を救いたいプロジェクト」の活動をしてきた中で「治療にアクセスできない」「働けず経済的に困窮している」という大変に多くの方からの声を耳にしてきました。
最近では海外からも同じような声が届いています。
こういった困難を乗り超えるべく、デジタルヘルスという新しい領域で後遺症の方へ向けたアプリという新しいサービスの開発・研究をしております。アプリを使えば、国や地域による医療格差や経済格差を超えて、多くの方へセルフケアを届けることができます。
コロナ後遺症による世界への影響と私たちの目指すところ
コロナ禍の初期から4年が経過しましたが様々な調査や研究からコロナによる死亡という直接的な影響だけでなく、罹患後の後遺症で働けなくなる方が膨大に出現し、それにより莫大な経済損失に至ることが分かってきました。 (2024年の推計では全世界で1兆ドルと試算されています)
我々の研究の最終目標は現在地球上を席巻しているコロナ感染、罹患後の症状に対して、きめ細かなセルフケアをデジタルヘルスを介して提供する事にあります。
それは 「いつでも・どこでも・だれでも」その時の個人個人に最も必要とされるセルフケアを提供し、後遺症や類似疾患で健康な日常から遠ざかってしまった世界中の人々の希望となることを目指すものです。 例えば、コロナ急性期から遷延するコロナ後遺症に苦しむ人々の毎日から痛みを遠ざけ希望を与えることができます。
また、医療の手が届かない場所にいる人々や、働けずに生活が困窮している人々の毎日の体調管理や体調に合わせたセルフケアなどにも利用できる事と思います。
今後さらにコロナ感染やコロナ後遺症に苦しむ方々が増える事が見込まれる中、我々の「コロナ後遺症難民を救いたい」プロジェクトはますます必要性が高まるものと考えています。
今回の研究・開発着手はプロジェクトの第二のエンジンそのものであり、研究をさらに掘り下げると共に規模の拡大を目指します。
これまでの研究とご支援のお願い
2022年にコロナ後遺症へのセルフケアの研究チームを立ち上げ、数多くのミーティングやオンラインセッションなどを重ね、内容のブラッシュアップと共にパイロット研究、予備的研究とおこなってきました。
それぞれ学会発表などもおこない、論文作成など科学的根拠の取得にも注力しています。
これらの内容を元にさらにブラッシュアップを進め、さらに患者さんにとって大きな利益となるアプリ作成のための研究や開発を進めています。そのための器として株式会社Anapanaを設立しました。
今後は国内外の大学や研究機関などとの連携も視野に、シンプルかつクオリティの高さと利便性を追求する所存です。
つきましては、プロジェクトへのご支援をお願いしたく思います。
頂いたご支援はアプリ作成に関わる直接的な費用や研究・開発に充てさせて頂きます。
活動・運営にご理解とご賛同いただき、ご寄附・ご協賛を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
平畑光一 野崎真治
詳細な内容に関しては以下のリンク先からご覧ください。