敵の襲来を監視し攻撃を加える防衛陣地としての建造物トーチカ。第二次世界大戦末期に建てられたトーチカが今も北海道東沿岸部に点在しています。写真家の守屋友樹は、これらのトーチカの窓から見える景色を、ピンホールカメラの原理によって写真にする「トーチカプロジェクト」を行います。かつてトーチカの窓は、侵攻するアメリカ軍に対し攻防を目的に建てられたものでした。現在、その窓から見えるのは、攻撃対象のない風景です。このプロジェクトでは、建物の中にいた人を想像するための「待つ時間」の視覚化を試みます。撮影された作品は、3月に京都のギャラリーで発表をします。このプロジェクトの実現に向けてみなさまからのご支援を心よりお待ち申し上げております。ご支援よろしくお願いいたします。