青年海外協力隊山口県OB会では、2021年3月から山口市において、外国にルーツを持つ子どものための日本語教室を開催しています。
子どもたちが日本語で夢をあきらめないために、この教室を続けていくことが必要となっています。
たくさんの方に、一緒に子どもたちを見守って頂きながら、この教室を続けていくために、毎年の寄付によって応援してくださる「年間サポーター100人」を募りたいと思います。皆さまの応援をお願いします。
2022-12-27 00:04
必要な時期に必要なサポートを受けられるように
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【サポーター100人プロジェクト残り5日/現在90人】こどものための日本語教室で関わる子ども達のことをお伝えします。
こどものための日本語教室では、これまで日本語の支援が必要な外国にルーツをもつ子ども達50人くらいに関わってきています。
国籍や年齢、背景などは様々です。
小学校高学年や中学生の年齢で初めて日本に来た子ども達は、日常生活で使う日本語と共に、学年相応の学校で使う日本語も習得していく必要があります。
それは日常生活で使う言葉よりとても難しく、覚えなければいけない漢字もたくさんあります。
算数や数学など、知識を積み重ねていかないと理解できない教科もあります。
来日直後は、先生が何を話しているかも分からず、クラスの中で席に座っていても、ただ時間が過ぎていってしまったりもします。
中学2年生の年齢で来日したあるお子さんは、母国と日本で数学のやり方が違い、また日本語での授業もほとんど理解できず、時間だけが過ぎ、中学3年生になりました。
私たちの「こどものための日本語教室」では、空白期間や母国との違いで理解できていなかった分数の計算や、かっこのある式の解き方、正の数・負の数の計算などの復習から取り組み始めました。
今、ようやく中学3年の計算問題に挑戦できるようになってきています。
高校入試に向けたタイムリミットがある中頑張っており、 私たちもできる限りの応援をしたいと思っています。
今の山口県の学校現場では、日本に来て直後の日本語のサポートは、十分に整っていません。
必要な時期に必要なサポートを受けられるよう、私たちにできることを頑張っていきたいと思っています。