一般社団法人 日本フードリカバリー協会

食品ロスを食糧支援につなぐ仕組みをつくり、世界にやさしさを充満させる

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私たち一般社団法人日本フードリカバリー協会は、食品ロスを食糧支援につなぐ仕組みづくりをしています。 フードリカバリーとは、流通から外れた食品を流通に戻すという意味です。現在、農水省の発表によると、事業系廃棄ロスのうち、商品化されて、販売できる状態で、賞味期限に廃棄される食品が50万トンあるといわれています。50万トンの食品ロス=食品の金額4200億円と推計されます。(消費者庁発表を参考に計算) この食品ロスを食糧支援につなげるためには、受け取り側、食品提供側を、それぞれの都合に合わせて、うまくマッチングしなければいけません。 現在、食品ロスになるものから、食品寄付につながっている食品は1.3万トンといわれています。 1,3万トンを50万トンにするためには、3つの事業を成功させなければいけません。 ①食品企業とフードバンク団体をつなぐプラットフォームづくり ②公共冷蔵庫の普及 ③スーパーマーケット版公共冷蔵庫の普及 この活動は、取り組みに共感いただいた企業、個人の方からの資金提供で運営しています。 食品企業は、商品のロスをださないように扱うことに対しては、ぎりぎりまでロス削減のために取り組んでいます。それでもどうしても捨てざる負えない商品が、この50万トンです。これがすべて寄付に回れば、4200億円の食糧支援ができます。毎年、毎年4200億円寄付することができます。

活動の紹介

日本フードリカバリー協会では、草加商工会議所主催のコミュニティフリッジ草加の運営をしています。コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)とは、食品ロスになる前に、企業や、家庭から食品を寄付してもらい、児童扶養手当と、就学援助を受給している世帯へ寄付するための倉庫のことです。コミュニティフリッジ草加では、600世帯が登録し、初年度で19,000点の食品を寄付しました。この取り組みは、システムで、利用者、提供者、在庫、鍵の管理をすることで成り立っています。

私たちは、この取り組みを拡大するためには、無料で使える公共冷蔵庫システムが必要だと考えました。そもそもフードパントリーを行っている団体はボランティアの方がメインです。自治体や、企業から倉庫を提供してもらっているという話は聞きますが、運営資金が潤沢に集まっているという話はあまり聞きません。私たちは、ボランティアのフードパントリー団体が、公共冷蔵庫を運営できるようになることで、支援の頻度、量も増え、賞味期限切迫の食品も受け入れ可能になると考えています。

それを実現するためにペイフォワードパントリーシステム(無料公共冷蔵庫システム)を開発しました。

利用者の管理・提供者の管理・在庫の管理・鍵の管理ができ、電子ロックのナンバー鍵を、倉庫につけてもらえれば、公共冷蔵庫を始めることができるシステムです。このシステムは、ただ、食品を渡すための管理システムではなく、食品を提供した企業のやさしさを、食品を受け取った方に、そのやさしさを、他の誰かにまわしてもらうことをルールとしています。
食品ロスになるものを、食糧支援につなぐだけでなく、そのやさしさをつなげていくことで、地域にやさしさを広げていくことを意図しています。

公共冷蔵庫が増えることで、食品ロスが減り、子育て中の貧困世帯への食糧支援が増えます。

ペイフォワードパントリーシステムの利用条件は、基本的に児童扶養手当、就学援助受給者となります。公共冷蔵庫を、すべての市町村につくることができれば、多くの子供たちに、食品を届けることができます。

活動内容の詳細、実績について

現在、2022年6月より、草加商工会議所青年部主催のコミュニティフリッジ草加の運営を行っています。

メディアにもとりあげていただきました。

YouTube
テレ玉 (埼玉ビジネスウォッチ)
https://youtu.be/GD1MX8Vjo3I?s...
JCOM 草活ナビゲーター
https://youtu.be/OyPE_gkALbo?s...
テレ玉ニュース
https://youtu.be/AQVbFh0wIBc?s...

代表者メッセージ

私たち、一般社団法人日本フードリカバリー協会は、以下のメンバーで運営しています。

 代表理事の植田と申します。
 私は、大学卒業してから、スーパーマーケットに就職し、現在まで20年間食品流通業界に身を置いています。その中で、様々な理由で、食べられる食品を捨てる現場に立ち会いました。それは、食品を大切にする心を忘れているわけではなく、お客様を大切にする心が食品を捨てることを選択させていました。誰も捨てたくて、捨てているわけではなく、お客様にも満足して頂き、食品も捨てずに済む方法がないのです。
 なので、私たちは食品を捨てずに寄付する仕組みを全国に広げたいと考えています。このペイフォワードパントリーシステムは、その取り組みの一部ですが、とても重要なことです。そして、食糧支援がボランティア中心で動いている以上、無料であることが必須です。
 ただ、システムの維持費、メンテナンス料はかかります。
 私たちの活動は、公共冷蔵庫システムを全国で無料で使ってもらうことを、サポートしてくれる資金提供者が必要です。

下記が私たちのビジョンです。
食品ロスを食糧支援につなげる。
そして、公共冷蔵庫を通じて、やさしさの循環をつくり、世界にやさしさを充満させる。

寄付金の使い道について

・サーバー代
・システム保守費
・メンテナンス、改修費用
・日本フードリカバリー協会の活動費用
として、大切に使わせていただきます。

団体情報
一般社団法人 日本フードリカバリー協会
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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