私たち一般社団法人日本フードリカバリー協会は、食品ロス削減のための仕組みづくりをするために設立しました。
フードリカバリーとは、流通から外れた食品を流通に戻すという意味です。販売するという商流しかない状況では、販売できなくなった時点で廃棄されてしまいます。そこに、寄付するという流通をつくることができれば、販売できないものも、捨てずに誰かに食べてもらうことができるのではないかと考えています。
日本には、523万トンの食品ロス(食べられる状態で捨てられる食品)があるといわれています。そのうちの食品流通の中の売れ残り、返品が21万トンと推計されています。
この、食べられる状態で捨てられている食品を寄付にまわすことができれば、スーパーの商品の平均単価が1g1円といわれているので、2100億円分の食糧支援が可能になります。
私たちは、食品ロスを寄付につなげる仕組みとして、公共冷蔵庫が有効であると考えてます。
私たちは、すべての自治体に公共冷蔵庫があり、食品ロスの地産地消、食品ロスになる前に、すぐに寄付につなげることができる世界をつくりたいと考えています。