ウータン・森と生活を考える会
任意団体

もう一度、森で生きる力を。 野生動物の「命をつなぐ島」をつくりたい!

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支援総額
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目標金額 3,000,000
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残り
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2025年12月31日 23時59分 まで
世界でも特に豊かな森が広がるボルネオ島。 ここにはオランウータン、テナガザル、マレーグマ、サイチョウなど、貴重な動物たちが暮らしています。 しかし違法取引や森林伐採により、毎年多くの動物が住処を失い、人間に襲われたり、違法ペットとして囚われることもあります。 現地の保護センターで救助された動物たちは、治療を受け、森で生きる術を学び直します。 けれども、保護だけでは不十分です。森に帰るための“練習の場”が必要であり、一方で森に戻れない仲間には安心できる“終の棲み家”も欠かせません。 そこで私たちは、檻ではなく水路で森を区切り、人工の「島」として動物たちが自由に暮らせる環境を整える「命をつなぐ島」プロジェクトを進めています。 皆さまのご支援で、この島を完成させ、野生動物に再び自由を届けたいのです。

ボルネオ島でいま起きていること

ボルネオ島の豊かな熱帯林は、オランウータンやテナガザル、マレーグマ、サイチョウなど、世界でも限られた地域にしかいない貴重な動物たちのふるさとです。

しかし、違法な取引や森林伐採によって、毎年多くの動物が行き場を失っています。
森を追われた動物は、人間に襲われたり罠にかかったり、親を失った子どもが違法にペットとして売られてしまうこともあります。

〈東カリマンタンで石炭開発のために彷徨うオランウータン〉

保護だけでは足りない

現地の保護団体が懸命に救助をしていますが、彼らは保護されても、必ずしも野生へ戻れるわけではありません。

違法にペットとして飼われていたテナガザルの救助の様子

例えば、母親を失った幼い動物たちは、巣を作る、餌を探す、敵を見分ける――といった「森で生きる力」を学ばなければなりません。
一方で、ケガや病気、人との接触により一生森へ帰れない仲間もいます。

親を失い保護され、ケアを受けるテナガザルの赤ちゃん

「命をつなぐ島」とは

そこで私たちが目指すのは、
・野生に帰るための練習の場(プレリリース・アイランド)

・森に帰れない仲間の居場所(サンクチュアリ)
この両方を実現する環境です。

保護センターで木登りの練習をするオランウータンの赤ちゃんたち

1. 野生に帰るための練習の場

人から離れ、檻のない森で暮らしながら「生き抜く力」を身につけます。
→これが「プレリリース・アイランド」です。

森で生きる術を練習するテナガザルの赤ちゃん

2. 森に帰れない仲間の居場所

ケガや病気、人に慣れすぎてしまい森に帰れない動物に、尊厳をもって暮らせる一生の家を。
→それが「サンクチュアリ」です。

羽に怪我を負い飛べないため野生に戻ることのできないサイチョウ

3. 檻に頼らず、安全に暮らすために

保護センターは人間の生活圏と隣り合わせにあるため、動物を放しっぱなしにはできません。
森を区切り、水路を掘って人工の島をつくることで、動物たちを安全に隔離できます。
→こうすることで、檻に閉じ込める必要がなくなり、自然に近い暮らしができるのです。

工事中の「命をつなぐ島」

動物たちの保護が必要な理由

東カリマンタンでは、豊かな熱帯林がアブラヤシ・プランテーション(パーム油生産のための農園)や石炭採掘地へと転換され、多くの動物が住処を失っています。

写真のように森林が切り開かれた土地では、もはや野生動物が生きることはできません。
野生動物が餌を求めて村の農地や民家へ入ってきて、人と衝突する例も後を立ちません。

パーム油は日本にも輸入され、インスタント麺やスナック菓子、洗剤や化粧品など、私たちの日常に溢れています。
つまり、ボルネオの森と日本の生活はつながっています。

この問題に消費者としてどう向き合うかが、未来の森と動物たちを守る鍵になります。

現地パートナー団体について

私たちウータン・森と生活を考える会は、地域との連携を大事に考えて現地団体CAN (Conservation Action Network)と一緒に活動を進めてきました。
CANには以下の実績があります。

  • 2019年に東カリマンタン州ムラサ村で設立、森林保全活動を開始
  • 2020年に野生動物レスキューセンターを設立
  • 以降、300頭以上を救助し約290頭を野生に帰すことに成功
  • 現在、オランウータンやテナガザル、マレーグマなど13頭をセンターで保護
保護したテナガザルを森に放す様子

CANのスタッフの多くは地元住民で、地域と協力しながら活動しています。
私たちも毎年現場に通い、活動の進捗や今後の計画について議論しています。
こうした実績と基盤をもとに、「命をつなぐ島」構想を進めています。

CAN代表リヌスさんの想い

レスキューセンターは、孤児となった動物やケアを必要とする動物たちのホームです。

オランウータンやテナガザルを森へ帰すには6〜7年という長い時間がかかりますが、これは私たちが森と自然に深くコミットしている証です。
しかし、最終的に変化をもたらすのは、救った動物の数ではなく、どれだけ多くの人が環境を気づかうようになるかです。

日本のみなさんの日常の選択が、この地球にゆっくりと、しかし確実に希望をもたらすのです。

外国からでも寄付や情報のシェアなどできることは多くあります。ぜひ、参加してください。

「命をつなぐ島」で目指すこと

  • 野生復帰に向けた「練習の場」をつくる
  • 森に帰れない仲間に「尊厳ある終の棲み家」を与える
  • 自然に近い環境で、動物たちの自由と安全を確保する

あなたの寄付でできること

ご寄付は1,000円から任意の金額でできます。

資金難により水路の工事を人力で行っています。ご寄付により重機での工事ができるようになります。

本プロジェクトはすでに開始していますが、完成まであと300万円が必要です!
内訳は以下の通りです。

  • 水路を掘り島をつくる工事費(残り4島分)
  • 24時間体制で動物たちを見守る監視カメラ30台
  •  餌を安定して届けるための給餌所の設置
  •  本システム使用料や海外送金手数料などの管理費

小さな寄付でも、確実に動物たちの未来につながります!

あなたの支援が未来を変える

小さな寄付が、大きな一歩になります。
あなたの思いが、野生動物たちに自由と安心を届ける力になります。
実際、これまでのクラウドファンディングでは、延べ500人以上の方から約300万円のご支援をいただき、レスキューセンターの存続診療所の建設が実現しました。
そのおかげで、今も多くの動物が命をつなぎ、野生へ戻る準備をしています。

違法ペットとして飼われ栄養失調だったテナガザルがCANの保護により回復し、毛並みがよくなってきた

次のステップは「野生に帰る準備の場=プレリリース・アイランド」と「終の棲み家=サンクチュアリ」です。
一緒に、「命をつなぐ島」を動物たちの希望の地に育てましょう。

ぜひご支援をお願いします!


過去の実績

ウータン・森と生活を考える会とCANのコラボにより、これまでボルネオ島の野生動物保護に対して企画したクラウドファンディングです。

詳細は画像をクリック

ボルネオ島の野生動物に未来を。一頭でも多くの命を救いたい。

期間:2023年11月〜2024年3月
支援者・金額:313人・200万円強

行き場を失ったり人間と衝突した動物を保護して森に返す取り組みをしている、CANの野生動物レスキューセンターが急な資金難で運営が難航。センター運営継続の呼びかけを行いました。

長期的なケアが必要であるテナガザルの赤ちゃんの餌代(3頭で約10万円/月)、獣医師と動物看護師の人件費(約7万円/月)1年分を集めることができました。

詳細は画像をクリック

一頭でも多くの命を救いたい。ボルネオ島の保護された野生動物に診療所を。

期間:2024年9月〜11月
支援者・金額:216人・100万円強

保護される動物たちの中には怪我や病気を患い治療が必要なケースも多くあります。
既存のレスキューセンターは山奥にありアクセスが悪く、電力も安定しないため十分な治療ができません。医療設備を充実させるため、新たに診療所を建設することになりました。

みなさまのご支援により、診療所の建設が完成しました!

ご協力くださったみなさま、ありがとうございました!

お問合せ先

団体名:ウータン・森と生活を考える会
住所:大阪府大阪市北区中崎西1丁目6-36-308
Websitehttps://hutangroup.org
※お問合せはできるだけ問合せフォームよりお願いいたします。お急ぎの際はお電話ください。

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