イラクの子どもたちも、未来に希望が持てるように ~IVY33周年記念 マンスリーサポーター募集キャンペーン2024~

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サポーター
2
6%
目標人数 33
paid
支援総額
2,000円/月
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残り
29
2024年12月20日 23時59分 まで
認定NPO法人IVY(アイビー)は、「世界中の誰もが人間らしく生きられる社会」を目指し、山形を拠点に、東北地方と世界4か国で活動している国際協力NGOです。 「足元から世界の片隅まで」を合言葉に、取り残されがちな場所や人への支援を特に大切にしています。  IVY創立33周年を記念して、33人を目標にマンスリーサポーターを募集しています。このページでは、IVYが10年以上支援を続けているイラクの子どもたちの教育課題を特集しました。
「薬剤師になりたい」という夢が生まれました。私の名前は、サマ・サイード・カシム。13歳、中学2年生です。  2014年、ISILの攻撃により故郷のニナワ県を追われ、家族と一緒にエルビルに避難してきました。  私は今、エルビルにIVYが建ててくれた学校で勉強しています。写真で背後に写っているのが、私の学校です。  旧校舎は窓ガラスが割れ、雨が降れば教室が水浸しになるなど、とてもひどい状態だったため、学業に身が入りませんでした。  でも、学校が新しくなり、状況は一変しました!新しい教室、清潔なトイレ、大きな窓、そして素敵な中庭・・・。勉強にも集中できるため成績が上がり、私にも将来の夢が生まれました。それは、薬剤師になること。自分の夢を叶えたい気持ちが、今どんどん強くなっています。  IVYの支援が広がり、私のように、より良い環境で学ぶことができる子どもが1人でも多くなることを、心から願っています。

イラク・クルド自治区の教育の現状

イラクの地図。クルド自治区の4県とイラク・ニナワ県の位置が表示されている。

 クルド自治区はイラク北部に位置し、エルビル、ドホーク、スレイマニヤ、ハラブジャから構成されます。

 自治区の総人口617万人のうち、55万人が国内避難民、25万人がシリア難民で、全人口の約14%を占めます(7人に1人の割合)。冒頭で学校を紹介してくれたサマ・サイード・カシムさんは、イラクの別の地域から避難してきた「国内避難民」になります。


学校に行くことができない子どもたち

自治区内には小・中学生の年齢層の子どもが約190万人います。そのうち学校に行っていない子どもの数は35万人で、5人に1人が学校に行っていないことになります。学校に通えない理由は、主に次の3つです。

「貧困、心理的ストレス」貧困による児童労働 保護者の教育への理解不足 避難生活・家庭内暴力等の心理的影響
「安心して通える学校がない」校舎の老朽化 劣悪な学校環境(衛生面・安全面・快適性) 教育行政の縦割り主義
「生徒数に対し教室が不足」人の移動により生徒数が増加 交代制で授業時間数が圧倒的に不足 すし詰め状態の劣悪な学習環境


学業が続けられない


 運よく学校に通えたとしても、学業を継続することが困難な状況もあります。高い留年率と中退率、学年が上がるにつれ進級率や進学率は下がっていき、高校を卒業できるのは100人のうち10人前後ととても少ないです。

 ましてや、避難した子どもたちにとって、学業の継続はとても難しいと言えます。

【グラフ】義務教育の中学校への進学率は60%ほどですが、途中でやめる子が多いため、卒業できるのは入学した時の人数の約半分にまで減り、高校へは約40%の子が進学しますが、卒業できるのは30%となっています。 つまり、小学生100人のうち高校を卒業できるのはわずか7~14人、10人に1人いるかいないかで、とても少ない状況です。

 学業が続けられない理由は、上で説明した学校に通えない理由と同じです。避難してきているため、保護者が安定した仕事につけず、子どもを学校に通わせるお金の余裕がない、保護者が教育に関心が薄い、校舎が老朽化で危険箇所が多かったりトイレが不衛生で使用できない等により、学校に通いたくなくなる等の理由で、学業を断念してしまうことになるのです。

イラク・クルド自治区におけるIVYの教育支援

IVYのイラクの活動年表

 IVYは、「世界中の誰もが人間らしく生きられる社会」を目指し、1991年に山形で設立された国際協力NGOです。イラクでは、「シリア難民の子どもたちを学校へ」を合言葉に、2014年にイラク・クルド自治区に逃れたシリア難民の子どもたちへの教育支援を開始。その後、対象をイラクの国内避難民の子どもたち、帰還した子どもたちへと拡大し、以下の活動を実施しています。

【プレハブ校舎建設と旧校舎補修で安心・安全な学校づくり】(学校環境整備) プレハブ校舎の建設や、使えなかった校舎の補修により、教室不足が解消し、授業時間数が増えてカリキュラム通りの授業が受けられるようになりました。  清潔で安全な校舎で、児童生徒や保護者も安心です。
【教職員と生徒自身の手で 通い続けたくなる快適な学校へ】(衛生教育・校舎維持管理)学校を清潔に維持するための衛生指導教育、学校の維持管理体制に関する研修を、教職員に実施しました。研修後、教員が児童生徒に指導し、学校一体となって校舎をきれいに保つ意識が高まりました。
【様々な教員研修で 子どもたちの学びをバックアップ】(教員研修)紛争の影響を受けた子どもたちとどのように接するべきかを学び、子どもたちの自己肯定感を高める関わり方ができるように。研修で教員の能力が高まったことで、学校に満足している、と答える生徒数の増加にもつながりました。

 安心して通える安全な学校環境を整備し、教室数の不足を解消。すし詰めだった教室は適正な人数で運用できるようになり、授業時間数も増えて、カリキュラム通りの学習時間が確保できています。教員の指導力強化の研修も実施し、子どもたちの学びを総合的にバックアップすることで、児童生徒の学力向上やモチベーション向上につながっています。

IVYが建替・補修した学校84校
IVYの支援を受けた 子ども・若者39,000人
IVYの研修を受けた教職員 約1200人

 10年にわたる活動を通して、IVYの支援はクルド自治区の学校教育に、少なからぬインパクトを与えています。

IVYと一緒に難民や国内避難民の子どもたちの「夢」を応援しませんか?

 冒頭のサマ・サイード・カシムさんは、新しく建設された学校で学んでいるうちに勉強への関心が高まり、「薬剤師になりたい」という将来の夢を持つことができました。

 イラクやシリアの子どもたちも、日本の子どもたちも、教育を通して、その先にある夢の実現に向かって歩んでほしい。私たちと一緒に子どもたちの「未来」を応援しませんか?

IVYマンスリーサポーターとして、私たちの仲間になってください!

例えば、1年間のマンスリーサポーターのご寄付で、このような支援を届けることができます。

月々1000円の寄付を 1年間継続していただくと、クルド自治区の子どもが学校で使用する 新しい勉強机と椅子を2セット購入することができます
月々3000円の寄付を 1年間継続していただくと、クルド自治区の学校教員12人が 教育をより良いものにするための 研修に参加できます

 皆さまからお預かりしたご寄付は、イラクをはじめ世界4か国と日本国内で実施しているIVYの活動や運営全般に活用させていただきます。

IVYについて

IVYの活動実績

 これまでに世界9か国と日本で、「地球規模で考え、足元から行動する」をモットーに、地球市民の一員としてさまざまな活動を実施してきました。現在は、国外ではイラク・シリア・ウクライナ・バングラデシュ、日本では東北地方で主に活動しています。

【紛争で学ぶ機会を奪われた 若者たちへの初等教育・就労支援】(シリア)13年以上も内戦状態が続くシリアで、人道危機の影響を受けた若者たちに初等教育(アラビア語・英語の読み書き、算数)の提供と、職業技術訓練を実施しています。
【戦争の影響を受けた人々の 健康を守りたい】(ウクライナ)戦禍を逃れウクライナ国内で避難した人々や、移動が困難で医療サービスが受けられない人々に、移動診療サービスを提供。医療関係者やボランティアへの研修も実施。
【農業収入の増加で 貧困から脱出】(バングラデシュ)バングラデシュ南部コックスバザール県で、脆弱な農家世帯に野菜栽培や畜産の研修を実施し、収量増加による収入向上を目指し活動しています。

合言葉は「足元から世界の片隅まで」

 多くの支援団体の参入が難しい危険地帯、支援が集まりにくい紛争が長期化した地域。どんな場所でも、どんな人でも、支援の手からこぼれていい人はいません。IVYは、取り残されがちな場所や人への支援を行うことを特に大切にしています。

わたしたちの活動の仲間になってください!

 IVYは、変わりゆく社会の中で、その時々のニーズにあわせた支援を届けることで、世界中の人々が自分らしく生きられる社会を目指して、挑み続けます。

IVYマンスリーサポーター特典

 マンスリーサポーターの皆さまには、当年度の活動を写真とともに紹介した年次報告書を年1回お送りします。また、会員限定のオンライン報告会で直接、海外の活動報告をいたします。さらに、月額3,000円以上の寄付を行っているサポーター限定で、IVYの活動地から、現地の様子がわかる動画を年2回お届けします。

① 年次報告書の送付:当年度の年次報告書を メールでお送りします。当年度の活動ハイライト、皆さまのご支援でもたらされた成果、受益者の方からの感謝の声などを、豊富な写真とともに掲載。
②オンライン報告会への招待:会員限定の報告会を 年1回開催します。現地スタッフとつないで、活動状況から日常生活まで、リアルにお伝え。現地がより身近に感じられます。
③会員限定動画のお届け:現地の様子がわかる動画を 年2回お届けします。受益者の方々の生の声や、現地事業の様子がわかる会員限定動画を作成し、メールでお送りします。

これらを通じて、皆さまのご支援がどのような活動に使われているのかをお伝えします。

寄付金控除について

 IVYは、2008年6月に国税庁長官により「認定NPO法人」に認定されました。(2010年6月に再認定、2012年6月からは山形県知事による認定)IVYにご寄付いただいた皆さまは、税制上の優遇措置が受けられます。

例えば月々1,000円を寄付すると
合計で最大5,000円の還付を受けられます。(注1)

個人でIVYに月々1000円(年間12,000円)を寄付した場合

所得税の減額(12,000円(注2)-2,000円)×40%=4,000円(注3)
住民税の減額(12,000円-2,000円)×10%(注4)=1,000円

合計で最大5,000円の還付を受けられます。

注1:税額控除の場合 注2:総所得額の40%が上限 注3:所得税額の25%が上限 注4:自治体によって異なります。

【寄付金控除の仕組み】マンスリーサポーターがIVYに寄付する。サポーターが税務署に確定申告する。税務署からサポーターに還付金最大5000円が支払われる。

 控除について、詳しくはこちらからご確認ください。

IVYマンスリーサポーターからのメッセージ

【長守 一滉さん】 学生時代はIVYyouthで活動していました。現在は、化学メーカーで人々のよりよい暮らしに貢献できるよう働いています。マンスリーサポーターという形で再びIVYに関わることができ嬉しく思います。微力ながら応援させていただきます。  IVYは現地のニーズに沿ったきめ細やかな支援が強みと伺っています。少しでも現地の状況が改善されることを願っております。
【新田 隆充さん】(北九州多言語図書館代表) 世界各地で人間が直面する困難は一様ではなく、その解決には個別の条件を深く理解していく不断の努力が不可欠です。お送りいただいている「活動報告」を読むと、紛争、災害、天候不良などさまざまな予期できない困難が起こる中で、IVYのひとつひとつの地道な活動が着実に芽を出し、実を結んでいくことがわかります。  現地に入って活動し、多くの人々の期待と応援を具体的な形にしていくIVYの活動を私も応援しています。
【中村 文子さん】(山形大学人文社会科学部・准教授) IVYスタッフの方々の素晴らしいご活躍にいつもたくさんの刺激を頂いています。  これからも頑張って下さい!心から応援しています! IVYスタッフの方々の素晴らしいご活躍にいつもたくさんの刺激を頂いています。  これからも頑張って下さい!心から応援しています!

事務局長からのメッセージ

【事務局長からのメッセージ】コングラントをご覧になってくださっている皆さま、はじめまして、認定NPO法人IVY事務局長の安達三千代(あだちみちよ)です。   私とIVYとの出会いは、1991年。人口わずか25万人の地方都市に、国際協力NGOがあることが驚きでした。すでにカンボジアで孤児院支援をしたり、山形県内各地で外国出身の方々に日本語教室を開いていたり。当時の有名なフレーズ「Think globally, act locally(地球規模で考え、足元から行動しよう)」の言葉をそのまま実践しているような熱い(笑)人々の集まりでした。  その後、私もIVYの日本語ボランティアとなり、カンボジア事業を受けもち、内戦終結間もないカンボジアを訪れることになりました。そこで、路上で物乞いする子どもたちや空腹で動けなくなって地面に横たわるホームレスの母子の姿を見て、「戦争で一番傷つくのは誰か」を知りました。 その時感じた思いは、その後、紛争が起こってしまったシリア、イラク、バングラデシュ、ウクライナで活動する上でも、私の大事な根幹になっています。   多くの支援が集中するところではなく、できれば目立たない小さな避難所やアクセスの悪い僻地、治安の安定しない地域などで支援から取り残されている人々が、人間らしく、私らしく生きられる社会をめざして挑戦し続けます。 私たちの活動の様子はホームページ、Facebook、Twitter、Instagramなどで随時お伝えしていきますので、ぜひHPのブックマークや、SNSのフォローをお願いいたします。

継続寄付は難しい・・・という方へ

 さまざまなご事情により「継続寄付は難しい・・・」という方は、単発・任意の金額でのご寄付も可能です。以下のボタンからお手続きいただければ幸いです。

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