はじまり
過去と現在は、繋がっている
「一人は万人のために、万人は一人のために」
110余年前、神戸のスラムで賀川豊彦が掲げたこの言葉。それは今も、この賀川記念館で行われている「地域福祉」の現場に、脈々と受け継がれています。
地域の困りごとに耳を傾け、居場所をつくり、支え合う「おせっかい」の数々。私たちは今も、賀川豊彦の哲学を「共に生きる社会」に変えるための実践を続けています。
そして、そのすべての活動の源流であり、知恵の宝庫となっているのが、この「ミュージアム」です。
ミュージアムの魅力
決して広くはない、けれど濃密な空間
4階にあるミュージアムは、決して広くはありません。しかし、そこには「どうすれば社会を変えられるか?」という情熱が凝縮されています。
世界中のリーダーと交わした手紙、当時の過酷な生活を物語る遺品、そして人々の幸せを願って書き殴られた膨大な原稿。一歩足を踏み入れれば、100年前の青年が抱いた熱量に圧倒されるはずです。
ここは、単に過去を飾る場所ではありません。格差、孤独、分断……現代の私たちが直面している「生きづらさ」を解き明かすための、**生きた知恵が詰まった「濃密な学び場」**です。
なぜ、いま支援が必要なのか?
歴史を「使える形」で残すために
しかし今、この「知恵のバトン」が、時間の経過とともに危機を迎えています。
- 「記憶」を守る: 100年前の貴重な紙資料は、適切な環境でなければ劣化し、失われてしまいます。
- 「想い」を届ける: 膨大な未整理資料をデータベース化し、若い世代や研究者がスマホからでもアクセスできる環境を整える必要があります。
歴史をただの記録として終わらせず、次世代が困難にぶつかった時にいつでも参照できる「人類の羅針盤」として残すために、今、皆さんの力が必要です。
寄付金の使い道
未来へつなぐ、大切なバトン
皆さまからお預かりした大切な資金は、資料を物理的に守るだけでなく、それを「生きた知恵」として次世代へ手渡していくための活動に活用させていただきます。
- 「記憶」を守り、届ける(保存とデジタル化)
100年前の貴重な資料の劣化を防ぐ保存措置を行うとともに、SNSでの発信を強化します。また、デジタルアーカイブ化については、既に先行して取り組まれている他団体とも協力し、資料の提供や整理を通じて、スマホ世代の若者や遠方に住む方々がいつでも「知恵のライブラリー」にアクセスできる基盤づくりを共に進めていきます。
- 「人」を育て、バトンを繋ぐ
現在、当館に専任の学芸員はおりません。しかし、日々の地域福祉に従事する現場の職員が、「誰よりも賀川の想いを知る自分たちが、この歴史を守り抜く」という決意で資料に向き合っています。専門知識を習得するための外部研修への参加や、将来的に専門スタッフを迎えられるような体制づくりのために、大切に活用させていただきます。
- 子どもたちの「学び」を支える
2020年から神戸市の小学4年生の社会科副読本に賀川豊彦が掲載され、多くの子どもたちが来館してくれるようになりました。今の展示は子どもたちには少し難しい面もあります。「授業で学んだあの人」をもっと身近に、直感的に学べるような子ども向け解説パネルの制作や、展示の工夫を進めていきたいと考えています。
- 「場」を維持する(環境整備)
決して広くはない空間ですが、一人ひとりが静かに歴史と対話できるよう、古くなった空調や設備の修繕を行い、安心・安全な見学環境を維持します。
最後に
あなたの支援が、100年後の笑顔に繋がる
100年前、賀川豊彦が踏み出した一歩は、今の私たちの暮らしや福祉に繋がっています。
そして今、あなたがミュージアムを守るために踏み出す一歩は、100年後の誰かが壁にぶつかった時、その背中を押す「生きていく力」に変わります。
月額500円(1日わずか16円)から、あなたもこの歴史の守り手(パートナー)になりませんか?
100年前の情熱を、次の100年へ。
共にこの街の記憶と、未来を作るパートナーになってください。



