
ー釜ヶ崎支援機構で働きくことになった経緯を聞かせてください
田島:
前職を辞めて仕事がなくなりハローワークで調べたら、釜ヶ崎支援機構が出てきた。
全然経験もないような仕事やったけど。昔は三角公園にシェルターがあって、そっちで働いてた。
15~6年前の話やね。川上さんが入ったのとほぼ同じ時期。
川上:
前職辞めて仕事なくて、電車賃かタバコ代かくらいのお金くらいしかなかったから、すぐに働けるとこで探して、面接してその日から働いた。
前の仕事は、体力的に限界が来て働かれへんようになった。
釜ヶ崎のことは知ってたけど、福祉現場は初めて。
ーお二人が働き始めた時と、今のシェルターは違いますか?
田島:
違うね。
業務はだいたい同じやけど。
川上:
昔は空調とかもなかったから。
5~600人くらい泊ってたし。
田島:
毎日色んなことがあって、色んな人がいた。
毎日ケンカがあったりとか。
ー普段はどんなお仕事をしてますか?施設整備や清掃などは常時していると思うのですが、他にもあれば聞かせてください
田島:
逐一、高齢者の様子を見ることやね。
病院行くのを嫌がったり、救急車呼んでも「乗らん」っていう人もおったりするから。
病院行くのがカッコ悪いとかがあるんか、体調悪くても本人からは言わんから。
後は、みんなと一緒に施設の仕事をしてる。
川上:
掃除とかね。
ー日々の取り組みへの想いを聞かせてください
川上:
高齢者に対してかな。
昔、4~50代やった人が今高齢になってて、病院とか施設に行きたがらなかったりして。
でも、病気になったり倒れてもうたらそういうとこ(病院や施設)に行くことなるから、元気なうちに自分の意思で選べるのが一番良いと思うんやけど。
でも、病院とかは強制できることちゃうし。
ー若い時、10代とか20代とかは、どんな感じでしたか?
田島:
16歳で家出て、昔は住み込みの仕事とかがあったから、そういう色んなとこで働いた。
今と違って仕事はあったからね。
ーこれから、10~20代くらいの家庭で育つことができない子ども若者を支援する自立援助ホームという施設を作ろうと思ってます
川上:
10代の子にいきなり「仕事せえ」いうのも難しいやろうからね。
取りあえず、こっち(釜ヶ崎支援機構)来て話できたらいいんちゃうかな。
田島:
家庭でおられへんかったら友だちとか頼ることになるやろうけど、働いてなかったらそれも難しくなってくるからね。
せやから、そういう所(自立援助ホーム)があるとええね。
うち(シェルター)だけじゃなくて色んな形があるとええね。


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