日本の森の生態系ピラミッドの頂点に位置するクマは、生存には自然豊かで広大な大地が必須です。
そのためクマを野生で残すことは、私たち人間をはじめ、他の多様な生物の生存を保障する自然を残すことです。
豊かな森の象徴でもあるクマですが、日本では有害獣として年間数千頭も殺されています。
間違って罠にかかって殺されたり、人の住むところで目撃されたために、被害を出さなくても殺されてしまったり。そのようなクマを一頭でも救いたいと、活動を続けています。
「くま保護基金」は、クマと人が共存するための活動費に特化して設立された基金です。
日本熊森協会について
日本熊森協会は、クマをシンボルに奥山保全・再生活動に取り組んでいます。 日本で唯一の全国組織を持つ民間の実践自然保護団体として1997年に設立されました。
「くま保護基金」は、クマの被害対策、人身事故のお見舞いや現場検証、保護グマの飼育費など、クマと人が共存するための活動費に充てられます。この基金を使って、これまで殺処分されそうになっていたクマの命を何頭も救ってきました。会費だけではこのような活動が十分にはできないため、会費外のご寄付となっておりますが、どうかご協力いただけると幸いです。
くま保護基金はこんな活動に使われています
●野生動物たちの生息地復元や被害防除など
●豊能町とよの保護飼育全般 :保護グマとよの日々のえさとして新鮮なフルーツや野菜、クマフードなどを購入しています。秋には全国から送っていただいているどんぐりを食いだめします。
●新潟県で診療所に出てきてしまった親子グマの救出:2020 年新潟県で捕まった親子ぐまを保護し、無事放獣しました。
●石川県のみなしごグマのお世話:3歳になるくまこはすくすく元気に育っています。天真爛漫な性格で、訪れる人をいつも笑顔にしてくれます。