その昔、南三陸の空をゆっくりと旋回する、大きな鳥がいました。
森林生態系の頂点に君臨する鳥、イヌワシ。
日本に500羽程度しかいないと言われている、きわめて希少な鳥です。
1955年、南三陸の翁倉山では、戦後日本で初めてとなるイヌワシの繁殖が確認されました。それは、自然の豊かさと人の暮らしが調和していた時代の象徴でもありました。しかし、時代の流れとともに草地は減り、餌場が失われ、2012年、ついにその姿は見られなくなりました。
私たちは今、南三陸の空に、もう一度、イヌワシが舞う風景を取り戻そうとしています。
森を整え、この地へと迎える挑戦が始まります。
南三陸の人々が守ってきた山や、自然と人が共に生きていく知恵を、これからの未来へとつなぐために。
あなたの応援も、この挑戦の一部です
※本プロジェクトは環境省の保護増殖事業の認定を受けています。