活動・団体の紹介
私たち全国教室ディベート連盟は、ディベートの技術と発想を主に中学、高校生の学校教育に普及させることによって健全な市民社会を構築することを目的として、1996年に発足し、2004年にNPO法人として認証を受けました。
活動の背景、社会課題について
昨今の社会情勢の変化の中で、異質な他者と対話したり、あらかじめ正解の決まっていない問題を解決したりすることが、従来以上に求められるようになっています。日本の学校教育においても、思考力、判断力、表現力が求められるようになっており、国語、社会科、総合的な学習の時間や総合的な探究の時間等でディベートに関する内容が取り上げられるようになっています。ただ相手を言い負かすのではなく、肯定否定双方の立場に立ち、ルールの中で課題解決を模索していくというディベートの技術と発想は、変化の激しいこれからの社会を生きていくために不可欠な素養です。
活動内容の詳細、実績について
これまで、当連盟の活動は以下の三つの柱から成り立ってまいりました。
(1)教室ディベートの教材・指導法の開発
(2)全国各地でのディベート講習会の開催
(3)ディベート甲子園(全国中学・高校ディベート選手権)の開催
こうした取り組みの結果、ディベート甲子園等を通してディベートを学んだ人たちが、ディベート能力を活かして各界で活動してくれるようになっています。当連盟の主催する全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)は1996年から年1回の開催を重ね、2025年で第30回大会を迎え、ディベート甲子園出身のOBOGも1万人を超えました。また、全国各地の学校教育へのディベート授業の支援や、ディベート大会への審判員の派遣などの各種普及活動も行ってきました。
代表者メッセージ
私たち全国教室ディベート連盟は、約30年にわたり、ディベート甲子園大会の開催や学校の授業向けのディベート教育の教材開発等の活動を行い、若い世代における議論の文化の発展に努めてまいりました。当初は多くの企業等から協賛をいただいて大会運営等を行ってまいりましたが、経済事情の変化等があり、現在は大会参加費と会員からの寄付によって活動を続けています。若い世代のディベートの場を維持していくために、ぜひ多くの方にご協力をいただきたく、お願いいたします(理事長:藤川大祐)
寄付金の使い道について
・第31回以降のディベート甲子園(地区大会、全国大会)の大会運営費
(会場費、印刷費、備品調達費、通信費、交通費補助など)
・ディベート普及のための各種教育イベント運営費用
・全国教室ディベート連盟の維持運営費