今まさに生活に困っている若者たちが、自らの抱える困難に対して声を上げる回路はまだ少なく、制度・政策決定の場においては、「当事者不在」の議論がなされがちです。
私たちはいま生活に困っている若者世代の実情を社会に届けるため、日々現場で相談活動や、調査研究に取り組み、それを通じた社会発信に力を入れています。埋もれがちな貧困「当事者」の声を社会に届け、人々の生存が守られる公正な社会を作るため、皆様のあたたかなご支援をお待ちしております。
2024-12-25 14:01
KBS(韓国国営放送)にて、POSSEが取り組む「若年ホームレス」問題について、特集が組まれました!

今年の7月、POSSEでは、「路上や公園等で生活するホームレスが過去最小に」との報道の裏で、ネットカフェや友人宅を点々とする、若年層の「見えないホームレス」が増加していることを調査から明らかにし、報告書にまとめて発表しました。
記者会見の様子それらを受け、KBSの特集では、私たちが行うアウトリーチ活動が取り上げられ、低賃金とインフレによって若者の間で深刻な貧困が広がっていることが報じられました。
私たちはこれまでも韓国の住居運動「ナメクジユニオン」に学びながら「家あって当たり前でしょプロジェクト」を立ち上げたり、韓国の労働者大会を訪問し意見交換するなど、韓国の社会運動に多くを学んできました。
POSSEではこれからも、調査をもとに日本の状況を積極的に伝えたり、他国の運動に学んだり他国の運動に学んだりすることを通じ、東アジア共通の課題である「居住の貧困」にどう立ち向かえるのか考えていきます。