今まさに生活に困っている若者たちが、自らの抱える困難に対して声を上げる回路はまだ少なく、制度・政策決定の場においては、「当事者不在」の議論がなされがちです。
私たちはいま生活に困っている若者世代の実情を社会に届けるため、日々現場で相談活動や、調査研究に取り組み、それを通じた社会発信に力を入れています。埋もれがちな貧困「当事者」の声を社会に届け、人々の生存が守られる公正な社会を作るため、皆様のあたたかなご支援をお待ちしております。
2024-12-27 12:00
【活動報告:福祉事務所前でアウトリーチ活動第二弾を行いました】

■9月のアウトリーチ
9月のアウトリーチには、POSSEのスタッフと学生ボランティア4名が参加し、フライヤーを配りながら相談を呼びかけたり、権利行使のサポートを行ったり、記者会見や政策提言のための調査を実施したりしました。
実際に寄せられた相談では、米不足による米の価格の高騰と猛暑によるエアコン代の増加で生活費が厳しいという方や劣悪な環境の無料低額宿泊所に申請時に入れられてしまった方がいました。
また、32人にフライヤーを配りましたが、そのうち15人が生活保護の居宅保護の原則を守られず施設に入所していました。
相談を待っているだけではなく、より多くの問題を抱えている人に直接アクセスすることが、今求められています。POSSEでは、今後も継続してアウトリーチ活動を行います。