今まさに生活に困っている若者たちが、自らの抱える困難に対して声を上げる回路はまだ少なく、制度・政策決定の場においては、「当事者不在」の議論がなされがちです。
私たちはいま生活に困っている若者世代の実情を社会に届けるため、日々現場で相談活動や、調査研究に取り組み、それを通じた社会発信に力を入れています。埋もれがちな貧困「当事者」の声を社会に届け、人々の生存が守られる公正な社会を作るため、皆様のあたたかなご支援をお待ちしております。
2024-12-30 14:06
生活保護「貧困ビジネス」問題についての厚生労働省に対する申し入れ・記者会見を行いました
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「マンションの2DKの部屋に2人で住まわされ、食事は毎食そうめん、漬物、揚げ物、施設の共同風呂は汚くて使えず、共同食堂も非常に不潔だった。死ぬことばかり考えていた。先が見えない。」
これは、今年11月にNPO法人POSSEに寄せられた、現在葛飾区の「無料低額宿泊所」に暮らす50代男性からの相談の一部抜粋です。こうした無低の実態を背景に、私たちNPO法人POSSEは12月27日に、施設に収容された当事者と共に、厚生労働省に対して、施設入居以外の選択肢の提示を求める通達を要求する申し入れを行いました。申し入れのあとは、行政の対応改善を求めるスピーチ、記者会見を行いました。