原子力市民委員会/高木仁三郎市民科学基金
認定NPO法人

福島第一原発事故の教訓を風化させない ――次世代に"伝える"ための情報拠点づくりにご協力ください!

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支援総額
5,460,500
182%
目標金額 3,000,000
ネクストゴール 5,000,000
サポーター
432
残り
最終日
2025年08月22日 22時00分 まで
東京電力福島第一原発事故から14年が経過し、あの日に始まったできごとが風化し始めています。また、当時のことを知らない世代も増えています。 原子力市民委員会(CCNE)は2013年に発足以来、原発のない社会をめざして政策提言をおこなうシンクタンクとして、『原発ゼロ社会への道』シリーズなど、多くの情報を発信してきました。 しかし、原発問題では「わかりやすく伝える」ことがいつも課題でした。 原発やエネルギーの問題に関心がある人には、重要な情報を届けることができたかもしれません。でも、原発の問題に距離を置いてしまう人や、当時のことを知らない世代にまで、十分に伝わるような発信はできてきませんでした。 福島原発事故の風化が進み、政府は「原発を最大限活用」していく方針へと舵をきりました。その結果、地震で被災した原発や、老朽化した原発が各地で動き始めています。 今あらためて、福島原発事故とは何だったのか、そして原発のない社会が実現可能であることについて、多くの人が考えるきっかけとなる「わかりやすい情報の拠点づくり」にチャレンジしたいと考えています。
2025-08-21 07:15
【目標達成御礼&クラファンあと2日になりました!】 委員の茅野恒秀さんからのメッセージです。
核・原発の問題がいかに地域社会を分断し、人々を苦しめてきたのか。長年、再処理工場が建設されている青森県六ヶ所村に通い、調査をしてこられた環境社会学者の茅野恒秀さんは、そのことを、どの立場にいる人にもわかりやすい言葉で解き明かしてくれる方です。 福島原発事故によって大量に放出された放射性物質に汚染された廃棄物や土壌の処分・処理にあたっても、不必要に複雑でわかりにくくされた政策をよみとき、その矛盾、無責任の極みともいえる実態を『原発ゼロ社会への道』で解説されています。核のごみの問題は、どうしても将来世代に受け渡さざるを得ない課題となってしまいました。何とか解決の糸口は見出していきたい。原子力市民委員会では、そのような発信を続けていきたいと思います。

社会学者の私から見ると、人類社会の変化の多くはエネルギーの変化を梃子(てこ)にしてもたらされてきたと言っても過言ではありません。

火を手に、風の力を借りて地球上に勢力を拡大した人類。やがて産業革命を経てエネルギーの大量生産・大量消費が始まり、世界で原子力発電が導入されたのは1950年代のこと。

以来、80年にも満たない間に、私たちは一人の人間の寿命をはるかに超える管理期間が必要な核廃棄物を大量に生み出してしまいました

東京電力福島第一原発事故が教えてくれたのは、エネルギーにはこの社会を建設する力もあれば、その使い方によっては社会を崩壊に至らしめる力もあることではないでしょうか。原子力市民委員会は、この危機感を胸に設立されました。

とくに日本では、原子力関連施設がその立地と運転の過程で、常に立地地域の住民に論争と分断を強いてきたことも見逃せない事実です。そこには大都市圏と地方の、歪んだ関係を垣間見ることができます。

原子力市民委員会は、エネルギーとりわけ原子力のあり方を、誰かに任せきりにせず、市民自らが考え、政策に反映させることをめざしています。

地に根ざし、血の通った、市民の英知を結集し続けるために、新たな情報プラットフォームをつくる今回の挑戦に、ご支援をお願いします。

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コングラント」で作成されています。
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