一般社団法人栃木県若年者支援機構
2010年設立。代表理事:中野謙作
子ども、若者支援を続けて30年。彼らを取り巻く学校や社会はほぼ変わっていません。
その間フリースクール、居場所、フリースペース、就労訓練、就労体験と困難を抱える子どもや若者の求めるものを作り続けてきました。
団体設立から15年。国や県、市からの委託事業と、行政にはできない自主事業を組み合わせ、入り口である相談から出口の就労等の自立までを一貫して支援できるよう、かつ、自立に向けた道のりを多方面から支援できる体制を整えることができました。
子ども達一人ひとりの自ら望む学びを支援できるよう、様々な学びのスタイルが用意されています。若者一人ひとりが自分に合った働き方でさまざまな仕事を体験し、自信をつけて一歩を踏み出せるよう多種多様な現場が用意できました。
企業や地域の皆さまのご理解とご協力をいただきながら、共に彼らを育て応援していく。
子どもたちに学ぶ機会を、そして若者たちに働く機会と環境を与えることで、今度は彼らが街や人の応援団となって社会を支える大きなちからになる。・・・私たちはそう信じています。
子どもの貧困対策事業
我が国の子どもの相対的貧困率は11.5%。9人に一人が貧困の状態にあります。
相対的貧困線(中央値の半分)は年間一人当たりの所得が127万円。つまり月10万円程度で生活をしなければならない状態にあるということです。
「塾に通わせることはできない。」
「ガソリン代が苦しいから出かけるのを我慢する。」
「車を手放せないから生活保護は受けられない。」
心の余裕がなくなり、精神的に追い込まれる…。子どもに愛情を注げなくなる…。児童虐待の問題に貧困は大きく関係しています。
キッズハウス・いろどり/キッズハウス・はなびは、子どもたちの生活を「食に困っているならここ」、「学びに困っている子はここ」、「体験に乏しいならここ」と切り離して支援するのではなく、連続的かつ包括的に関わっていくことを目指し、委託事業と、皆様からの寄付を財源にした自主事業とを組み合わせて、一人ひとりの状況に合わせた支援内容を実現させています。

子どもの貧困問題は経済的困窮、お金がないと言う状態だけに留まりません。例えば宇都宮市では、3人に一人が”関係性の貧困”状態にあると言われています。
異年齢の子、先生や家族以外の大人との交流の機会がない。
友だちの作り方、適切な距離感、相手に合わせたコミュニケーションの方法が分からない。不安…。苦手…。
「たこ焼きって何?食べたことないから分からない」
当事業部は、今、経済的や繋がりの貧困状態にある子どもや家庭への個別的かつ迅速な支援に注力するだけでなく、すべての子どもが将来に向けて地域・社会との繋がりを感じ続けられるためにも、多様な活動を行っています。
社会には、色んな人がいる。人によって、得意なこと、苦手なことが違う。その中でみんなが気持ちよく過ごすためにはどうしたらいいか?考える力を育んでいってもらえたらと願っています。社会と同じように、様々な家庭状況、多様な個性の人々が一緒に過ごす場で、子どもたちは自然と社会性を身に着けています。
活動内容・実績・寄付の使途
① 食支援 『食』が中心で、食で繋がるからこそ、安心感が増える
相談まで行かなくても、誰かに話を聞いてもらいたい。
緊張と警戒でこわばっていた表情も、温かいご飯を食べてほころんだ。
いつ行っても会えなかったけれど、お弁当を持って行ったら玄関を開けてくれた
団らんがあるから、知らない料理も食べてみようかな…と思える。

② 学習支援 『学びたい』を後押しできる環境を
家ではプリント1枚に一時間かかるけど、寺子屋では1時間、休憩することなく宿題も自主学習も音読も、終わらせた!
お迎えのお母さんも安堵の表情、、(^^)
歩いて5分の学校に週5日毎日通うことが難しい…。いろどりには1年間、週2回同じ時間に通い続けることが出来た
「勉強だけじゃなくて、いろんな話が出来るようになって嬉しい」
行ける高校、じゃなくて、行きたいと思える高校をみつけられた

③ 生活支援 / 自然体験 / 週末外出 『体験』の数々が生きる力に
朝起きるのは大変だったけど、太陽の下で体を動かすのは気持ちがよかった☀
歯磨きをする、保湿する、場所や季節に合った服を着る・・・。一つ一つを習慣になるまでサポートする
「今度の日曜日はお出掛けをする!」予定があることは子どもたちにとって喜びと希望になる☆

サポーター特典
皆さまの子どもたちを想う温かいお気持ちをキッズハウス・いろどり/はなびがお預かりし、活動を通じて子どもたちに伝えていきます♡


その他、野菜や消耗品などの物資によるご支援を頂ける場合は、キッズハウス・いろどりに直接ご連絡をお願いいたします(時期によって受取可能なものが異なります)