一般社団法人糸島しましまプロジェクト

子どもの居場所「寺子屋しましま」2歳アニバーサリードネーション!

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支援総額
853,090
28%
目標金額 3,000,000
サポーター
81
終了しました
2023年08月02日 21時00分 まで
一般社団法人糸島しましまプロジェクトは、福岡県糸島市で「子どもの居場所寺子屋しましま」を運営しています。2021年8月1日の開校以来、訪れた子どもの数はコロナ過でありましたが、847人(2023年5月末現在)にのぼり、毎週元気な子ども達の笑い声がこだましています。

おかげさまで2歳を迎えます!ありがとうございます!

子どもの居場所寺子屋しましまは、2021年8月1日に開校し、まもなく2歳を迎えます。
3年目の活動資金募集のため、アニバーサリードネーションを開催いたします。

あたたかいご支援をよろしくお願い致します。

まず最初に

 開校準備中の際、「スタートアップ寄付」クラウドファンディングを開催しました。活動実績のない開校前から、やりたいこと、やる予定のこと、心意気をお伝えし、法人個人合わせて214名様より計3,156,040円のご寄付をいただきました。おかげさまで、無事に開校にこぎつけました。
 立ち上げの際にお伝えした心意気は、今でもわたしたちスタッフに宿りつづけています。ぜひこちら(子どもの居場所を作ろう!「寺子屋しましま」のスタートアップ寄付)から当時のページをご覧いただけば幸いです。

 2021年8月1日の開校以来、コロナ禍ではありましたが、のべ847人(2023年5月末時点)の子どもたちが参加しています。ずっと来ている常連さん、寺子屋で心とからだを整えて卒業していった卒業生、時々ひょっこり来てくれるひょっこりさんなど、参加のしかたや頻度はさまざまです。

 帰り際、「来週も来たい!連れてきて!」とお母さんにせがむ子どもや、一緒に畑作業しながら学校では話せないことをぽつぽつと話してくれる子ども、美味しいお昼ごはんをニコニコしながら何度もおかわりする子どもを見ると、寺子屋しましまが子どもの大切な居場所になっているのだなと実感します。

寺子屋しましまの三本柱  ①食

 毎回、手作りの温かい食事を用意しています。好き嫌いが多い子でも食べれるよう品数も豊富にし、極力、添加物やレトルト食品は使わず、丁寧に作っています。

 ご近所の農家さんから分けていただいた、フードロスの野菜などをお昼ごはんに出すときもあります。そのときには、なぜこの野菜はお店に出せないのか、どういう仕組みでそのようになっているのかを子どもたちに解説し、どうすればよいのか一緒に考えています。

寺子屋ましまの三本柱  ②農

 種まきや植え付け前の畑の準備、草刈りなど、農作業は本当に大変です。ですが、安全な食材を子どもたちのごはんに自給できる安心感は格別です。しましまの畑は、農薬も化学肥料も使わないオーガニック栽培。だからこそ、安心してよちよち歩きの赤ちゃんから畑作業に参加できます。子どもたちと一緒に畑作業することで、子どもたちが楽しみながら生き抜くスキルや自然の知識を身につけていく、欠かせない場となっています。

 また、収穫した野菜は寺子屋の給食に使うほか、グリーンコープいとしま店さんにも出荷しています。収穫・袋詰め・値段決め・お金の計算・納品書の記入・出荷といったプロセスを子どもたちと一緒におこなうことで、社会の仕組みも学んでいます。

寺子屋しましまの三本柱  ③学

 食や農を通じた実体験型の学びのほかに、学習支援もおこなっています。

 寺子屋の午前中は、それぞれに宿題や課題、読みたい本などを持ってきて取り組む学習の時間。ボランティアとして来てくれている九州大学仏教青年会寮の大学生・大学院生たちが、優しく丁寧に、時に自分が学んでいる専門分野のおもしろい知識も織り交ぜながら指導してくれます。親世代の大人と同年代の子どもたちの間の大学生は、子どもたちにとって良き相談相手です。

🐤寺子屋に新しい仲間がやってきました🐤

 昨年、寺子屋にヒヨコがやってきました。ボリスブラウンという品種の4羽の雌鶏です。わずか40グラムのか弱いヒヨコたちを大事に温め、子どもたちと成長を見守りました。今では畑を駆け回る元気で美しいニワトリに成長!子どもたちともすっかり慣れ、たわむれています。

 その後さらに、ご近所の方からチャボ(碁石チャボとセブライト)のたまごをいただき、8羽を孵化させました。途中で力尽きてしまうたまご、生まれてきても死んでしまうひよこ、あっという間に成長する雛たちを観察することは、子どもたちの貴重な経験になっています。

 ニワトリが生むたまごを使って、子どもたちが毎週たまご料理にチャレンジする「キッズクッキング」も始めました。平飼いでのびのび育ったニワトリのたまごは、ぷりぷりしていてとても美味しいです。


収支について

昨年までの立ち上げ期間には、必要なものも購入する場面も多く、何かと経費もかかりました。
1年目と2年目で差が目立った項目は以下の通りです。

1年目2年目差額
収入合計3,461,581円1,451,497円円▲2,010,084円2年目収入内訳
・募金:1,171,568円(ふるさと納税含)
・バナー広告:60,000円
・イベント:42,000円
・野菜販売:158,129円
・貸農園(先行予約:19,800円)
消耗品807,458円209,395円
▲598,063円1年目は耕運機も購入。2年目はAmazon欲しい物リストでの支援が拡大し支出減。
会議費68,431円2,000円▲66,431円寺子屋が完成し、建築設計などの打合せやお礼の食事が不要となったため支出減。
交際費39,985円項目撤廃
▲39,985円必要な飲食などは自腹で賄うこととしました
通信費 45,211円43,628円▲1,583円wifiを2月で解約。3年目は問い合わせ窓口用のガラケー代のみとなります。(月約1300円)

収入を得るための新しい取り組み

支出を減らすための取り組み

・Amazon欲しい物リストへ必要物資の掲載 ページはこちら
・(継続)ボランティアスタッフの人件費廃止

など、日々考え、できる限りの努力をしてきました。

寺子屋しましまのこれから 

  より安定して子どもたちに居場所を提供するため、3年目の寺子屋しましまは、2つの新しいことを始めるべく準備を進めています。

◎ 野菜の自動販売機の設置

 しましまの畑でとれた野菜は、現在、その一部をグリーンコープさんに出荷しています。その販路を拡大し、安心の野菜を地域の皆さんに売って活動資金にしようと考えています。かといって、それぞれに仕事と家庭をもつスタッフや保護者が、毎日収穫・袋詰めしてお店まで出荷しに行くのは現実的ではありません。また、無人販売所は盗難の被害に遭いやすく、子どもたちと育てた野菜が盗まれるのは見たくありません。そこで、無人販売機を設置して、野菜やニワトリのたまごを販売しようと計画しています。

 無人販売機の設置予定場所は、寺子屋の敷地のお隣。すでに敷地の持ち主さんにからもご了承いただいております。中学校の校門のすぐ前で、芥屋や野北などの糸島の観光地に続く道沿いでもあるので、子どものお迎えに来た保護者の方や観光客の方に、自慢のしましま野菜やたまご、寺子屋しましまの思いをお届けすることができるのではないかと考えています。 

 今回のアニバーサリードネーションのうち200万円は、無人販売機設置の資金に充てさせていただく予定です。

売上目標:1年目実績約16万円→無人販売機設置により32万円を目標にします。
・徒歩数分で出荷ができるので、時間の大幅削減が可能になります
・グリーンコープではできない卵の販売が可能になります

◎ 貸農園の開設

 寺子屋しましまから歩いて3分の耕作放棄地に、貸農園を開設します。その名も、「オーガニック貸農園 ポタジェ糸島」。1反(約300坪)の広々した農園です。この貸農園の賃料を、寺子屋しましまの運営資金にしたいと考えております。

「オーガニック貸農園ポタジェ糸島」イメージ図です!

 農業には水が不可欠ということで、敷地に手漕ぎ井戸も完備。また4月には、風土建築を専門とする小林広英先生(京都大学)にお越しいただき、お向かいにある糸島市立志摩中学校の生徒さんと一緒に、バンブーグリーンハウスを建築しました。寺子屋しましまが位置する糸島市も、他の農村地帯の例にもれず、放置竹林に悩まされています。そうした竹を使って、小林先生のご指導のもと、自分たちでハウスを建てました。食材も建材も、地産地消!

 貸農園の一角は、志摩中学校に無償で提供しています。地域の大人の手を借りながらも、中学生が自ら計画して運営し、農業や自然、社会の仕組みを学ぶ畑です。

 単なる貸農園ではなく、地域の拠点・シンボルになるような農園にすべく、現在、区画の整備や水はけの改良工事などを、自分たちの手で進めています。1反の敷地なので、さすがに手作業には限界がでてきました。今回のアニバーサリードネーションのうち100万円は、この貸農園の開設準備(排水土木工事など)の資金に充てさせていただきたいと考えております。

売上目標:1区画(5m×3m)5,000円/月 ×12区画で、60,000円/月、720,000円/年
無農薬・無化学肥料・無除草剤をルールとし、慣行栽培の方と敷地をシェアすることが不安な安全志向の方に喜んで頂ける農園にします。農具や有機資材も、自由に使ってもらえる環境を整えます。

今回挑戦する上記2件の合計収入見込みは、1,040,000円となり、自立した運営が可能となります。


「いつもそこにある居場所」を目指して

 仲間たちと子どもの居場所をつくろうという話を始めたとき、子育てが多くの親にとって「孤育て」になっている現状を変えたい、子どもが生き抜くスキルを楽しく養いたい、と考えていました。

それから2年間、無我夢中で突き進んできました。皆さまのご協力のおかげで、目指していた居場所に近づきつつあるのではないかと自負しております。多くの子どもたちの笑顔や、保護者の皆さまからの支持がその証です。

継続寄付」「都度寄付」でご寄付をいただく他にも、「収支について」で報告しましたように、グリーンコープでの野菜販売、支出の細かい見直しなど、日々運営資金を自分たちで確保する努力を続けています。一方で、正直なところ、資金や人手の面で厳しい局面に直面することもしばしばです。スタッフは仕事にも家庭にも全力投球しながら、そのうえで寺子屋の活動にも注力していますので、常に資金調達に心を悩ませながらの活動継続は決して容易ではありません。

寺子屋しましまの参加費は無料です。「参加費をとればいいじゃないか」というお声もたびたびいただきますが、ぎりぎりでも耐えられる限り、無料にこだわっていきたいのです。私たちは、どんな状況にある子どもでも、「土曜日に寺子屋しましまに行けば、おいしいごはんと居場所が待っている」ということが何より大切だと考えているからです。

いつもそこにある居場所を目指して、寺子屋しましまをなんとしても継続していきます。そのためには、「寺子屋しましまのこれから」で述べたような、自分たちで運営資金を生み出す仕組みを整える必要があります。今回のアニバーサリードネーションは、この仕組みづくりに活用させていただきます。

1,000円からご支援いただけます。
応援、なにとぞよろしくお願いいたします!

                   一般社団法人糸島しましまプロジェクト

                       子どもの居場所 寺子屋しましま
                             大人・子ども一同

団体情報
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