寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました
【寄付募集をネットで】まずは団体の寄付募集ページを作ろう
クラウドファンディングが身近になり、寄付を募集するページは簡単に作成できるようになってきました。
しかし、インターネットに寄付募集のページを公開しただけで、すぐに寄付が集まるというわけではありません。寄付を集めるには必ず「寄付のお願い」をしなければいけません。
今回のコラムでは、初めて寄付募集に取り組む方向けに、今すぐに取り組むことのできる寄付のお願いの仕方をお伝えします。
さっそくですが、寄付の募集を始めるにあたり、寄付をしようと思ってくださった方が「すぐに」「その場で」寄付ができる仕組みは整っていますか?
まだ振込先の口座を開設しただけ!という方は先にこちらの記事をお読みください。
クラウドファンディングなど、寄付募集ページの作成が完了したら、まずは「依頼先リスト」を作成しましょう。
代表や理事など団体メンバーの家族・友人・知人の名前と連絡先を書き出します。大変な作業ですが、この依頼先リストこそが寄付募集の肝です。SNSに投稿するだけではなく、直接メッセージを送ることがポイントです。
クラウドファンディングは公開初日に目標金額の10%が集まれば、達成率が80%を超えるといわれています。クラウドファンディングなら公開前にリストの作成を完了させ、初日に支援額が伸びるよう、積極的に依頼のメッセージを送りましょう。
後述しますが、寄付募集は支援の輪を広げていくことが大事です。
最初は団体のメンバーだけが寄付依頼をしていたのが、依頼をするうちに共感した家族・友人・知人がそのまた次の繋がりのある人に伝えていってくれることです。
その際に依頼文が長いと直接の知り合いならまだしも、そのまた知り合いに転送するとなると気が引けてしまいます。
「何の依頼なのか」「どう行動すればいいのか」がひと目で分かる画像を作ると拡散もしやすくなります。
例えば、
・団体名
・キャッチコピー(一言で活動内容を表したもの)
・寄付の募集をしていることが分かる文章
例)クラウドファンディング挑戦中!
冬の寄付キャンペーンにご協力ください。など
・寄付募集ページに遷移するQRコード
といった具合です。
また、SNSに投稿するときも、目につくビジュアルがあるだけで反応が全く変わります。
Canvaは無料で使える画像作成サービスです。(スマホアプリもあります)。デザインテンプレートがたくさん入っていて、画像を変更したり文字を変更したりするだけで、簡単におしゃれな画像をつくることができます。
【 アプリのダウンロードはこちら 】
Canvaでは用途に合わせた画像の大きさやデザインも揃っているので、Facebookに使うとき・Twitterに使うとき・Instagramに使うとき…というように、メディアに合わせたサイズの画像を用意してみてください。
また、ホームページで大きく使う画像の作成方法の説明や、どのデザインテンプレートを選んだらいいかが分かるコンテンツなど、アマチュアデザイナー向けにたくさん記事が用意されているのでこちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。
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○写真への文字入れ:
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文章や写真だけでなく、動画にもぜひチャレンジしてみてください。
動画は人の熱をより簡単に伝えることができるからです。
難しい編集をする必要はありません。代表が1人で話している数十秒の動画でも構いません。
iPhoneやiPadなどiOSには「Clips」という動画編集アプリが最初からダウンロードされています。ボタンを押したら撮影が始まり、離したら止まり、また押すと撮影が再開するので編集の必要はありません。写真を組み合わせて動画を作ることもできます。
動画編集アプリは無料でも十分に使えるものがあるので、数十秒の長さのものからチャレンジしてみてください。
寄付をお願いする言葉に正解はありません。
しかし、少なくとも人は人に寄付をします。家族や友人などから「こういう想いでこんな活動にチャレンジしてみたい!」と頼まれたら、じゃあ少しだけだけど…と応援したくなるものではないでしょうか。
大切なのは難しく説明することではなく、あなたらしい言葉で、あなたが感じていることを伝えることです。あなたがその活動をしようと思ったきっかけを、経験を、話すことが大切です。
寄付募集は資金調達活動ですが、広報活動でもあります。自分たちが取り組む社会課題や、その解決方法を、多くの人に伝え、知ってもらうことも大切なことのひとつです。
そのためには、拡散を依頼することも重要です。「SNSにシェアしてください」「お知り合いに伝えてください」とお金以外での参加方法も伝えるようにしましょう。
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