寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました
非営利団体で活動されている皆さん!
海外の寄付サイトについて気になったことはありませんか?
海外には、日本とは異なる寄付決済が行われているサイトがいくつかあります。
そこで、今回は海外の寄付募集サイトをご紹介します。
「海外なんか関係ない」とお考えの方も、国外のNPOの寄付募集活動を見てみると、新しい取組みを行うヒントになり得ます。
是非皆さんの団体の寄付募集のご参考にしてみてください!
▽目次
1.ギフトカード や株式で寄付できる!? Global Giving Foundation(アメリカ)
3.あのアリババが運営する寄付プラットフォーム Alipay公益天台(中国)
※Global Giving Foundationの寄付決済画面
Global Giving Foundation(グローバル ギビング ファウンデーション)は2002年にアメリカで始められた世界最大級の寄付募集プラットフォームです。
現在170ヶ国の非営利団体がこのサイトで寄付を募っており、環境問題や貧困、子供の教育など23,600以上のプロジェクトが行われてきました。合計の寄付金額はなんと日本円で4,300億円以上もあります。
このGlobal Giving Foundationの最大の特徴は、決済手段の多様さです。
従来のクレジットカード決済に加え、ギフトカードや小切手、また株式や資産相続など、ユニークな決済方法があります。
特にギフトカード は友人や職場の仲間にカードをプレゼントし、受け取った人は、ギフトカード の金額分を団体に寄付することができ、初めて寄付を行う人でも寄付を行う体験を得ることが出来ます。
また、世界中の団体がGlobal Giving Foundation登録していますが、日本の団体でも登録できます。現在日本で活動する団体の合計40のプロジェクトが掲載されており、寄付募集が行われています。
したがって、国内で活動されている皆さんも世界中の方に寄付を募ることが可能です!
Global Giving Foundationのサイトはこちら
続いては、途上国で最も支援が届きにくい地域において、貧困削減に繋がる革新的なテクノロジーの開発、検証、普及に取り組むKopernik(コペルニク)という団体の寄付募集サイトを紹介します。
コペルニクはさきほどのGlobal Giving Foundationのように様々な団体の寄付募集を掲載するwebサイトではないのですが、この団体の寄付募集サイトの特徴を皆様も活かすことができると思います。
コペルニクの最大の特徴は、言語の多様さです。
ホームページはインドネシア語、英語、そして日本語バージョンがあります。
コペルニク以外の様々な団体も多言語対応を行なっていますが、コペルニクの強みは各言語ごとにホームページに掲載するプロジェクトのレイアウトが異なることです。
その言語、地域の人が関心をを抱くプロジェクトを優先的に掲載しています。
このように多様な言語を使用するのみならず、異なる国のユーザーに合わせたホームページ運営を行うことにより、世界中の人から寄付を募集することが可能となります。
また、決済方法もクレジットカード以外に世界中の2億2000万が使用しているPayPal(ペイパル)で決済を行っており、世界中から寄付を集め活動しています。
このように、言語と決済に多様性を活かし、コペルニクはグローバルに活動しています。
Kopernikの日本語サイトはこちら
皆様はAlipay(アリペイ)というモバイル決済アプリはご存知ですか?
アリペイは中国の大手IT企業「アント・フィナンシャル」が運営する決済アプリで、中国国内のみならず海外特にその他アジアの国でも使用されており、世界での利用者は10億人を超えています。
そのアリペイでは普段の消費活動における決済のみならず、Alipay公益天台という寄付募集プラットフォームも運営しています。
特にAlipay公益天台では教育支援や災害支援のプロジェクトに特化しています。
Alipay公益天台が他の寄付募集プラットフォームと異なる点は、大規模なユーザー数を抱えるアリペイを決済手段としているため、自分のスマホにアリペイさえ登録してあれば、いつでもどこでも気軽に寄付できる点です。
大規模なユーザー数、利便性の理由から、合計寄付金額も日本円で約338億円と世界最大級の寄付サイトとなっています。
残念ながら、日本での寄付募集ページ内でのアリペイの利用は現在できません。
しかし、モバイルの決済手段は若年層の利用者が多いため、寄付者の層を広げることができます。
もしアリペイが寄付決済に利用できるようになれば、使ってみてはいかがでしょうか。
Alipay公益天台(中国)のwebサイトはこちら
多種多様な決済手段を持つGlobal Giving Foundation、多様な言語とグローバルな決済アプリで運営するKopernik、世界最大の決済アプリを運営するAlipay公益天、どれもとてもユニークですね。
コングラントも今後より多様な決済手段を導入する予定です。
皆様も是非国内の非営利団体の活動のみならず、海外の団体や、決済事情なども団体運営の参考にしてみてください。
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