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「プロボノ」とは?プロボノ募集におすすめのマッチングサービスもご紹介!
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NPOや非営利事業を運営する上で課題となる「ヒト・モノ・カネ」不足。
特に専門スキルやノウハウを持ったヒト(人材)不足に関して悩んだ経験のある団体も多いのではないでしょうか?
今回の記事ではそんなNPOの皆さんに、専門スキルを持ったボランティア「プロボノ」についてお伝えします。

近年増えている「プロボノ」とは何?

企業の社会貢献活動にもよく登場する「プロボノ」。
「プロボノ」とはラテン語の「pro bono publice」の略で、翻訳すると「公共善のために」という意味です。
そこから「プロボノ」は、ある分野の専門家が専門知識やスキルを活かしておこなう社会貢献活動という意味として使われています。
「プロボノ」は、普通のボランティア活動と違ってボランティアの参加者が自分の専門分野を生かして活動することが特徴です。
本来は、アメリカやイギリスの法律関連職の人々が、無報酬で行う公益事業のことを指していました。
しかし、最近では弁護士業界に限らず、各分野の専門家が社会のために自分の専門的知識、技術、経験などを寄付する活動、または、そのような活動を実践する人を指す言葉として使われています。

普通のボランティアとの違いは?

お金やモノの見返りを求めずに支援をするといえば、ボランティア活動を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、ボランティアとは別の形でも支援することができます。それがプロボノです。

ではプロボノとボランティアとの違いはなんでしょうか?

ボランティアは、スキルや専門知識の有無に関わらず「共感」をもとに団体や個人をサポートします。 何か特別な専門知識がなくてもできる活動が多いので、ハードルが低く、学生などでも取り組みやすいです。

プロボノは、本業の専門知識やスキル、ノウハウを活かして行うものです。 例えば、マーケティング会社で一定の経験を積んできた人が、自分のスキルを寄付するという形で、広報の仕方や、イベント開催の提案などのサポートを行います。

プロボノの報酬は?

社会人が、培ってきたスキルを活かし、仕事終わりや休日に取り組むケースが多いプロボノ。
しかし、報酬は基本的にボランティアと同じくゼロです。

本業だけでも忙しいビジネスマンたちにとって、お金ではない報酬とはなんでしょうか?
ここでは、この問いに答えるべく、プロボノマッチングサービスのひとつであるサービスグラントの参加者の声をご紹介します。

・自分のスキルを客観視してみたかった

プロボノ活動をはじめたのは2018年4月です。マーケティングリサーチ会社でリサーチや分析を担当して10年が経ち、自分のスキルを客観視してみたい、社外でどのくらい通用するか試してみたいという気持ちが芽生えてきた時期でした。

(引用元:https://www.servicegrant.or.jp/probono/voice/2096/)

・自分のできることで社会の役に立ちたい。

仕事では企業向けのシステム開発を担当していたのですが、働き始めて10年程経った頃、なんとなくやりがいを感じにくくなっていました。仕事以外に、自分にできることでなにか社会に役立つことができたらと思い、「NPO」や「ボランティア」というキーワードでネット検索しているなかで、サービスグラントのプロボノという仕組みが面白そうだなと思い、説明会に参加したのがきっかけです。

(引用元:https://www.servicegrant.or.jp/probono/voice/553/)

・自分は一体なんのために今の仕事をしているのか

なんとなく自分の仕事に無力感を抱くようになっていました。「自分は一体なんのために今の仕事をしているのか」ということを考えていた時期でもあって、フラストレーションが溜まっていたんだと思います。そんな時、偶然目にしたサービスグラントの記事を読んで、自分が培ってきたスキルを使って、コミュニケーションの方法に困っているNPO団体のお手伝いができるのであれば参加してみたいと思いました。

(引用元:https://www.servicegrant.or.jp/probono/voice/545/)

このように多くの参加者の人たちは、自分自身の専門性にさらに磨きをかけるためであったり、自分のスキルが社会の役に立っているという『やりがい』に価値を感じているのです。

現代の日本社会では、仕事が細分化されていたりして、自分がどんな仕事をして、誰の役に立っているのかを感じにくい、ということがあると思います。

逆にNPOなどの非営利団体などは、企業と比べればリソースは少ないものの社会を変える現場として、自分の仕事の社会に対する価値が見えやすく、仕事に対して誇りと情熱を持って働ける環境なのです。

プロボノにはどんな仕事をお願いできるの?

それでは、プロボノには具体的にどんな仕事を依頼できるのでしょうか?

現在募集されているプロボノを見てみると、

・WEBやチラシのデザイン
・WEBサイトの運営
・ファンドレイジング
・広報や宣伝活動のサポート
・通訳や翻訳
・マーケティング調査
・事業戦略立案
などなど、実に様々なスキルを持つプロボノが募集されています。他にも、2000人規模のお祭りの改善提案や、クラウドファンディングの企画書作成等のプロボノもありました。

このように、団体のスタッフだけでは対応できないような取り組みでも、プロボノの力を借りることでプロジェクトをスムーズに進められる可能性があります。

プロボノを募集する方法

専門的なスキルを持った知人や友人がいれば、その方に直接お願いしてみるのがいいでしょう。もしお近くに適任者が見つからない場合は、これから紹介する方法を使ってみることをおすすめします。

activo(アクティボ)

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https://activo.jp/

最初に紹介するサービスはactivo(アクティボ)です。activoは、国内最大級のNPO・社会的企業の求人情報サイトです。通常のボランティア以外にも、専門スキルを生かしたプロボノの募集を行うこともできます。

7万人の登録者数を誇り、ジャンルを問わず幅広い世代から募集することが特徴です。
実際にプロボノのカテゴリを見てみると、WEB デザイナーやIT系ボランティア、ファンドレイザーの募集が行われています。

ShareWorks

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https://www.shareworks.biz/introduction

「ShareWorks」は、クリエイティブのスキルアップを目指す人とボランティアを依頼したい人をつなぐためのサービスです。実際に募集されている案件を見ても、デザインや映像制作、ライティング等のクリエイティブ系のプロボノが多いようです。

特徴は「ボランティアを依頼したい側」だけではなく、「ボランティアに参加したい側」からも募集が行われていることです。
応募してもらえるのを待つだけではなく、NPO側から依頼したい人を探してお願いすることができますね。

認定NPO法人サービスグラント

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 https://www.servicegrant.or.jp/


activo、Share Worksは個人で活動するプロボノとのマッチングサービスなので、大型のプロジェクトには向きません。たとえば、公式サイトのリニューアルや事業計画立案、マーケティング基礎調査など、幅広いスキルと人手が必要なプロジェクトに取り組みたい場合です。

そんなときに頼れるのが、サービスグラントです。
認定NPO法人サービスグラントは、NPOとプロボノをマッチングする団体です。
NPOの課題解決のために、様々なスキルを持ったプロボノを集めて、「プロジェクトチーム」を組んで支援をしてくれます。
この仕組みは、「プロジェクト型助成」と呼ばれており、プロボノが社会的課題解決に取り組む非営利組織(NPO・地域活動団体等)の基盤強化の支援が目的です。
専門スキルを持った「プロボノワーカー」たちと一緒にNPO組織の課題解決や事業拡大に取り組みたいNPOにとって、サービスグラントは大変助けになると思います。

NPO法人 二枚目の名刺

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 https://nimaime.or.jp/

NPO法人二枚目の名刺も、サービスグラントと同じく団体の事業推進のための「プロジェクト」を手伝うサービスです。

5人程度のサポートメンバーが3〜4ヶ月のプロジェクトを支援します。

二枚目の名刺では、実施するプロジェクトのテーマが特に決まっていません。団体と社会人チームで協議した上で、何をテーマに、どんな方法で支援を行っていくのか設定されるようです。

団体に合わせた柔軟なプロジェクトができるというメリットがある一方で、初期段階でプロジェクトの方向性を誤ると大変です。メンバー間での課題設定・目標設定が特に重要になりそうですね。

まとめ

今回の記事では「プロボノ」について紹介しました。

取り組みの中で専門的なスキルや知識が必要になった時、プロボノを頼ってみてはいかがでしょうか。

最後に、プロボノやボランティアに仕事をお願いする時の注意点があります。

それは、(当たり前のことですが)相手へ敬意を払うことです。

プロボノになる人たちは、自分たちが長い時間を書けて得たスキルや知識を、無償で団体に提供しています。

たとえ自分で手を上げた人たちだとしても、無理難題を押し付けられたり、団体からの感謝を感じられなかったりすると、モチベーションは上がりません。

依頼した業務やプロジェクト終了後も長く応援してもらえる関係を作れるのが理想的ですね。

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