寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました
寄付のお願いの仕方とは?今日から使える寄付依頼のポイント
「どんな人が寄付しているんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
NPOのための寄付決済サービス「コングラント」を提供する私たちも、寄付者の動機や行動について常日頃考えています。
今回のブログでは、昨年弊社が行った「寄付者アンケート」の調査結果から、寄付をする人の特徴を考察してみました。
寄付する人の特徴は、
・年齢・性別などの「社会的属性」
・寄付する理由である「心理的な要因」に分類できます。
今回は、この2つの中でも「心理的な要因」に注目しました。
なぜ寄付をするのかを理解することで、より多くの人をひきつける寄付のプログラムにつながったり、寄付のモチベーションがあがる対応ができるようになります。
ぜひ最後までご覧ください!
アンケートで寄せられた寄付する理由を、8つに分類してご紹介していきます。
当たり前ですが、寄付する理由のベースとなるのは、社会問題を解決したいという思いです。
これからの社会に対しての不安や、良くなって欲しいといった希望の思いが
アンケートでも多く回答されました。
また、下のツイートからも分かる通り、
社会問題の中でも、自分に何らかの関わりがある活動に「共感」を感じやすくなります。
以前ツイートしたNGO団体「グリーンピース」に5000円寄付した!寄付って初めてだ。。。少しだけど。。。
— まいきー (@maikeee03) September 12, 2018
畑や川、森の隣で生活してきて、少しずつ衰退していく自然が本当に悲しくて心から自然は守りたいと思うからまずは身の回りのことから選択を環境にいいものへhttps://t.co/LYM1DbDfZc
・時間や体力がなく、活動には参加できないが応援したい!
・日々の仕事では社会に貢献しているかどうか実感できない・・・
「自分自身ができる社会貢献」として「寄付」するパターンです。
下の支援者の声のように「娘へのプレゼント」として寄付される方もいます。
きっかけがないとなかなか手を出しづらい寄付ですが、
子どもの誕生日プレゼントとしてだと寄付のハードルも下がりますよね。
娘が誕生した時に、娘のために何か記念になる物を購入しようと考えていましたが、物を残すよりも何か小さな事でも社会の役にたった記録を残したほうが将来娘が喜ぶのではないかと考え、初めて寄付をさせていただきました。
社会的な問題をなんとかしたい!というよりは
団体や、団体で活動している人を応援したい気持ちから寄付をするパターンです。
下のツイートのように、
・団体の丁寧な対応
・団体の人との関わり
・友人が勤務しているからといった理由から寄付する方もいます。
国立国際美術館で打ち合わせした帰り。たまたま街頭PRしてた国境なき医師団の人と話が盛り上がって(いとうせいこうさんに取材した話とか)、たぶん人生初の自発的な寄付。毎月2000円=年間24000円コースだから、原稿ほぼ一本分。無理はないけど、寄付したぞ!って気持ちにはなれる額。 pic.twitter.com/AmwGFftXtf
— Taisuke Shimanuki (@nukisuke) December 3, 2019
西日本豪雨災害の緊急支援、難民を助ける会とジャパンハートに送金した。どちらも被災地で活動しているNGO。選んだ根拠は、以前にも寄付した、とか、友人が勤務してる、とか他愛ないことです。簡易間仕切りのボランタリーアーキテクツネットワークにも送金したいが今も受け付けてるのだろうか?
— Toshiko Nomura (@tnomura) July 11, 2018
社会との繋がりとして、また社会を学ぶために寄付をするパターンです。
寄付することで、団体の活動や団体が立ち向かう問題が「他人事」ではなくなります。
寄付することで社会問題に敏感になり、さらに学びを深めていくこともできます。
こういった「社会とのつながり」を求め、寄付をする方もいます。
Facebookで流れてきて寄付したNPOが紹介されてた。
— あめやん@手洗いうがい検温 (@chan_ame86) February 28, 2020
自分は航空券のキャンセル料がコロナの特別措置により15万円全額返ってきたので、そのうち少額でも感謝を込めてなにか社会に還元したいと思ってる。
他にもいろんな理由でお金を出したい人がいるはず。共助を広げよう。https://t.co/AX9oXyyoZz
社会を変えるためというよりは、自分が満足することから寄付をするパターンです。
「自分の力は微力かもしれないが、少しでも誰かの役に立てたらと思って。」
「できる人が寄付する」という助け合いを繰り返していくことによって、社会がよりよくなるという思いから寄付をする方もいます。
・出来る人が出来る事を出来る金額で、していけば、皆で助け合いが出来るのではないかと考えています
・社会がよりよくなれば自分にもかえってくるから
これは、寄付を頼まれたことによって社会問題を知るきっかけとなり、寄付に至るパターンです。
海外と比べて寄付文化が浸透していない日本では、まずお願いするところからはじめるのがいいかもしれません。
寄付のお願いの仕方に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
ここまで、アンケートとツイッターなどで寄付する人の生の声をご紹介してきました。
寄付に至った思いや、理由を知ることで、寄付する人の特徴が見えてきましたか?
特徴を理解することによって、人によって対応方法を変えたり、
寄付してくれそうなターゲットをイメージし、情報発信をすることもできます。
この寄付する人の特徴を参考にして、これからの寄付活動に役立てて頂ければ嬉しいです。
今回参考にするアンケートの基本情報は以下のとおりです。
寄付の意識アンケート基本情報
・実施組織:リタワークス株式会社
・方法:actcoinプロジェクト
・期間:2019年9月
・回答者:93名
・プロジェクトページURL:https://actcoin.jp/project/detail.php?id=261
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