寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました
こんにちは、コングラントの奥田です!
クラウドファンディングは寄付募集初めての団体でも取り組みやすく、支援者に共感を感じてもらいやすい寄付種別です。
この記事では、 クラウドファンディングに関心のある団体に向けて、クラウドファンディングの仕組みや種類、コングラントでの実際の事例をご紹介します。
<目次>
1.クラウドファンディングとは
2.クラウドファンディングの種類
3.クラウドファンディングのメリット・デメリット
4.クラウドファンディングの事例
5.まとめ
クラウドファンディング(Crowdfunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力を行うことを指します。(以下クラウドファンディングのことをクラファンと表記。)
クラファンは、インターネットの普及に伴い2000年代に米国で始まりました。日本では2011年からクラファンサービスの展開が始まり、その年に東日本大震災が発生したこともあり、新たな資金調達の手段として急速に市場が拡大しました。
通年で寄付募集の窓口を設ける都度寄付や継続寄付とは違い、寄付募集期間と目標金額を設定し、「事務所移転のための費用を募りたい」「イベントを開催したい」など、特定のプロジェクト(もしくは目的)のために使います、という明確なメッセージをもとに集める集約型の寄付です。
クラファンはおおよそ以下のような流れで行われます。
一口にクラファンと言っても、大きく分けると「投資型」「非投資型」の2種類があります。
NPOや非営利活動団体のクラファンのほとんどは「非投資型」です。
非投資型はリターンの有無によって購買型と寄付型に分けられます。
①購買型
商品の開発などに必要な資金を提供する代わりに、出来上がった商品等をリターンとして提供します。 リターンには、コストや郵送費(原価や利益率)を考慮しながら、経済的な価値(対価性)のあるモノやサービスを用意します。
②寄付型
クラファンの仕組みを利用した寄付であるため、リターンには対価性のないモノや体験を提供するか、もしくはリターンがなくとも構いません。(※コングラントは寄付型に特化したクラウドファンディングサービスを提供しています)
Ⅰメリット
①すぐに始められる
クラファンは決して障壁が高い寄付種別ではなく、災害支援やコロナ支援などプロジェクトの目的を決めたら、緊急時にもすぐに寄付を募ることができます。
②イベント感が醸成されやすく、支援者を募りやすい
クラファンは、都度寄付や継続寄付など他の寄付種別と違い、明確なゴールを持ってプロジェクトを立案するので限定的なイベント感が醸成されやすいです。目標金額に対する進捗も一眼で分かるので、目標達成を応援しようという心理が働きやすいです。
また、宣伝効果も高いので、すでに都度寄付・継続寄付をやっている団体でも、クラファンで新規の寄付者を獲得できる可能性があります。
③期間限定の寄付募集であるため、通年で対応する必要がない
通年の寄付募集と違い、期間を定めて寄付募集をするため、寄付募集期間が終了し、お礼・リターン等の対応が完了すれば、それ以降の対応はさほどありません。ずっと寄付を募集し続けるのは疲弊するため、一定期間に集中して取り組みたい、という団体に向いています。
Ⅱ注意点
①目標金額を期間内に達成できないこともある
もちろん、プロジェクトを遂行しても目標金額を集められる保証はありません。クラファンを始める前に、どれくらいの人からの支援を見込めそうか、目標金額はどれくらいが適切かを調べておくことが重要です。プロジェクト開始後は、SNS、ホームページなどで発信を行い、周知していきましょう。
②あらかじめ定めた使途以外には、寄付を使うことができない
「事務所移転のための費用を募りたい」「イベントを開催したい」など、この事業(もしくは目的)のために使います、という明確なメッセージのもと集める寄付であるため、その他の用途には使うことができません。プロジェクトの計画や発信の際に注意し、後々困らないようにしましょう。
コングラントのクラファンは寄付型であり、非営利活動を目的としたNPO団体の活用に特化しています。
■特徴
①目標金額の達成の有無にかかわらず支援金を受け取ることのできるAll-IN方式を採用
②リターンは必ずしも必要ではない
③少額のクラファンも実施可能
④寄付金控除を受けられる(条件を満たす団体のみ)
⑤手数料3.4% (業界最安水準)
▼詳細はこちらから
https://congrant.com/jp/crowdfunding.html
次に、弊社でクラファンを利用した3つの事例をご紹介します。
①一般社団法人くまもとSDGs推進財団さま
プロジェクト:熊本災害基金<2020熊本水害支援>
くまもとSDGs推進財団さまは、災害発生からたった1日でクラファンを開始されました。2020年7月4日未明に熊本南部を襲った豪雨に一刻も早く対応するため、すぐに団体内で議論し、その日の夕方にはクラファンを始められました。
災害直後の対応が鍵となる場面で、スピーディーに資金調達を行うことができました。
こうした資金調達までのスピードの速さがクラファンの特徴でもあります。
▼くまもとSDGs推進財団さまの詳しい事例はこちらから
1日で基金設立へ。基金立ち上げの早さが、寄付を生かすポイントに
②特定非営利活動法人 関西NGO協議会さま
関西NGO協議会さまは、目標金額30万円と比較的少額からクラファンにチャレンジしています。
クラファンは、団体の規模や目的に合わせた目標設定ができ、気軽に行うことができるため、寄付募集の第一歩に最適です。
第一目標を達成した後は、ネクストゴールと呼ばれる第二目標を掲げ再募集することもできるので、継続して集めることができます。
③認定npo法人全国こども食堂支援センター・むすびえさま
むすびえさまは寄付募集ページ中で、全国の子ども食堂の活動状況や現場の課題をデータを用いて表しており、社会課題の深刻さと支援でどのようにこの現状を変えていきたいかがよくわかります。
このように、数字やデータを用いて寄付募集ページを作成すると団体への信頼性が向上します。
また、コングラントの寄付募集ページは、Youtubeの動画を埋め込むこともできるので、寄付募集ページを作成する際はぜひ参考にしてください。
今回はクラウドファンディングの概要を説明し、コングラントの事例を紹介させていただきました。
はじめてクラファンに挑戦する団体さまにとっての疑問や悩みを少しでも解決できていたら幸いです。限定的な寄付を募ることのできるクラファンは、団体の想いによって多くの賛同を得て、寄付を募ることができます。
他団体の事例を参考にクラファンページを作成してみてください!
▽クラウドファンディングページ一覧
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