寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました
2022年にコングラントで行われたファンドレイジングについて数字を用いながら、振り返っていきます。コロナ禍から、変化した社会状況とともに、寄付に関するイメージや社会問題への関心も変わってきています。コングラントで行われたファンドレイジングを振り返ることで、寄付市場で、社会で、どんな変化が起きているのか、データをもとに見ていきたいと思います。
2022年にコングラントを通じて集まった寄付金額は、1,427,105,252円でした。(*1) 日本には寄付文化がないとしばしば言われますが、コングラント上だけでも14億円以上の寄付が届けられているというのは決して小さな数字ではありません。
少し前のデータではありますが、寄付白書2021によると2020年の日本の寄付市場規模はおよそ1.2兆円、さらにふるさと納税を除いた寄付総額は5,401 億円と増加傾向にあり、2016年と比べ増加傾向にあると発表されています。具体的なデータはまだ出ていませんが、コロナ禍を経て、特に個人寄付市場はさらに伸びていると考える専門家もいるようです。
(*1) 2022年1月~11月末にコングラントを通じて行われた寄付の総額
2022年にコングラントを通じて寄付をした人数は、延べ199,716人でした。(*2) 約20万人という数字は、国立競技場を3回満席にしてもまだ余るくらいの人数です。
寄付白書2021によると、コロナ禍前と比べて、「身近な人との助け合いは必要だ」「見知らぬ他者との助け合いは必要だ」という意識が強まったと回答した人はそれぞれ、43.6%、29.6%。コロナ禍を通じて社会問題がより身近に感じられただけでなく、寄付など何らかの形で社会貢献に取り組む人も増えてきているのではないでしょうか。
社会を変える手段、より良い社会を作る手段の一つとして、「寄付」が多くの方にとって身近な存在になっていくと良いですね。
(*2) 2022年1月~11月末にコングラントを通じて寄付をした述べ人数
(*3) 2022年1月~11月末に公開された寄付募集ページの数
2022年、コングラントは5周年を迎えた節目の年でもありました。国内初、5大カードブランドを即日利用可能にした寄付決済サービスをリリースした2017年9月から今日に至るまで、1,400を超える団体が社会課題に取り組み、さらに19万人もの方が寄付を通してその活動を応援しているということに、改めて感慨深さを覚えます。
日本に寄付文化がないとよく言われますが、果たして本当にそうでしょうか。少なくともコングラントの周りには、寄付を通じて助け合い、より良い社会づくりに向けて取り組む人々が溢れているように感じます。
これからも社会課題解決に取り組む皆様と一緒に明るい社会づくりに取り組んでまいります。
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